作品内容
とある彫物師・彫清が殺された。犯人は彫り物を依頼していた客らしい。
殺された彫清の弟子・沖松の話では、最後の彫り物は《般若面》、彫りは背中。
しかし今まで彫清が彫った《般若面》とは左右反対に彫っていたらしい。
その《般若面》のヒモの部分は右腕ではなく左腕まで伸びている…。
なぜ図案を左右反対で彫ったのか? 何故、彫清を殺さねばならなかったのか?
師匠の仇討ちを誓った弟子の沖松は、犯人を追う。
そして復讐の旅を続けるトキもまたその後を秘かに追うのであった……。
餓えに狂った一団により父と母を惨殺されたトキ。
からくも飢餓船から逃げ出した彼女は、仇討ちの化身と化していた!!
ついにトキの復讐の旅はクライマックスを迎える!!
篠原とおる先生がお贈りする壮絶なる時代劇復讐譚、最終巻(全2巻)!!