政権変容論

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政権変容論 [講談社]
著者 橋下徹
出版社名 講談社 フォローする
レーベル 講談社+α新書
販売日 2024年07月18日
シリーズ名 政権変容論
年齢指定
全年齢
作品形式
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ジャンル

作品内容

【橋下徹からのメッセージ】
政権「変容」? なんだそのワードは? と思われるでしょう。
それもそのはず、これは僕がつくった造語です。
普通は政権「交代」というワードを使います。
野党政治家は政権「交代」を目標にし、加えて現政権に批判的なメディア・評論家や学者たちも
口を開けば政権「交代」の必要性を説きます。
しかし、国民は本当に、政権「交代」を心底求めているのでしょうか?
漠然と政治が変わってほしいと思っているものの、自民党に政権を完全に去ってもらって、
今の野党に政権を担ってもらいたいとまで思っているのか。
ここが本書における、僕の問題意識の核心です。

【本書の内容】
3つの衆院補選と静岡県知事選で自民党が惨敗し、立憲民主党が形の上では勝利した。
それをもって「政権交代近し!」と色めきだつメディアや評論家もある。
しかし、日本の政治をめぐる状況は、はそんな単純なものだろうか?
自民党の敗北は自滅であって、野党がみずからの力で勝利したとは言いがたい。
「政権交代」の風は本当に吹いているのか?
そうとは言えないことを、直近の都知事選の情勢が証明しているのではないか。

「だからこそ、交代ではなく変容だ」
橋下徹はそう主張する。
今の自民党政権には嫌気がさしているけれども、
だからといって野党に政権を託すまでは考えていない。
これが国民の感覚ではないのか。
現政権がそのまま維持されることは嫌だが、交代までは求めていない。
国民が漠然と望んでいるものの正体を、橋下は本書で「政権変容」と名付ける。

〈自公政権は「変容」すべきだが、交代までは求めていない。
では、どのような「変容」を国民は望んでいるのか。
それをこれから、本書で論じていきます。
政権変容のすべての始まりは、「自公過半数割れ」が起きることです〉
ーー本書巻頭言より

「政権変容」が劇的に新しいのは、自民党がどうであろうと関係なく、
野党が腹を括って決断しさえすれば、次の総選挙で実現できるところだ。
そして「自公過半数割れ」が起きたとき、野党はどう振る舞うべきか?
どうすれば政治を大きく変えられるのか?
本書ではその道筋を緻密かつ大胆に解説している。

「政治とカネ」問題に真剣に向き合わず、
古い手法を続ける今の政治を「グレートリセット」するために、
必要なのは「政権交代」という机上の空論ではなく、
「政権変容」というリアリズムだ。

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