根源的構想力の論理

  • 根源的構想力の論理 [講談社]
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根源的構想力の論理 [講談社]
販売日 2024年05月17日
シリーズ名 根源的構想力の論理
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全年齢
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コミックビューア(ブラウザ専用)
ページ数 288
ジャンル

作品内容

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【内容紹介・目次・著者略歴】
経験と思想の基礎としての感覚は、その置き換え難い重みをもって、世界の根底にふれ鍛えあげられてソリッドな感覚となる。こうした感覚の根底にはたらく構想力、すなわち「感覚する力」としての根源的構想力の論理を解明する。非在(根源的に現前しえないもの)の根源的現前はいかにして可能か。純粋無垢の煌きは可能か。根源的構想力のはたらきは、純粋記憶の底からなされる、非在のものの反復・再現前化である。まず、直接性切断としての「祭り」と「仮面」そして「言語」が、そこを横切る超越的他者の痕跡と人格のアルケオロジーとして考察され、つづいて「根源的構想力の機動性の深い場」としての詩歌・絵画・彫刻の分析をとおして、そこに生起する命のかたちと永遠のフォルムが明らかにされる。

【目次より】
凡例
第一章 根源的構想力の論理
第一節 三木清の「構想力の論理」
第二節 構想力、その「非在のものの反復」
第三節 根源的構想力あるいは感覚する力
第四節 セザンヌのモティーフ
第二章 「仮構機能」としての構想力
第一節 構想力がめざすもの
第二節 仮構機能
第三節 構想力と身体図式
第四節 「形」の論理
第三章 表象をよぎるもの 柳田國男と折口信夫
第一節 戦慄せしめるもの
第二節 仮面の論理
第三節 祭りの構造
第四節 「まれびと」の他界性
第四章 仮面の不在 近代ヒューマニズムの陥穽
第一節 都市化現象の本質
第二節 直接性という神
第三節 仮面と人格
第五章 言語ゲームのかなた 言語の外部あるいは理性の他者
第一節 越境する知
第二節 直接性切断としての言語能力
第三節 言語ゲームが示すもの
第六章 感覚・経験・思想ー森有正論
第一節 もう―つの西洋体験あるいは「荷風的」
第二節 「日本人とその経験」 森有正の日本文化論
第三節 森有正の純粋感覚論
第七章 命のかたち 西行の思想
第一節 西行的なるもの
第二節 心なき身
第三節 無常と数寄

あとがき
参考文献

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細谷 昌志
1943年生まれ。哲学者、大阪大学名誉教授。大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒業。京都大学大学院宗教学専攻博士課程(文学博士)。
著書に、『文化の深淵としての宗教 宗教的作用論序説』『カント表象と構想力』『田辺哲学と京都学派 認識と生』『根源的構想力の論理』など。

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