Daftar Ulasan さたけ

今回のCureシリーズはお香エステ。
専門店でたっぷり癒される音声作品で、
寝落ちすること早数回です。
ディーブルストさんの豊富なシリーズのなかでも、香りという、
耳で聴くことと離れたサービスを手軽に
楽しめるのが、こちらの作品のよいところ。

専門用語や豆知識を交えてやさしく店員さんが話してくれるので、
本当に専門店でケアを受けているような気分になれます。
…実際、こんなに至れり尽くせりのお店はちょっと見当たらないでしょうが(笑)

空薫、フェイシャルケア、
リンパ&ツボマッサージ、匂い袋作り…と、
聞いてるだけで楽しいラインナップですし、
バイノーラル録音で、すぐそこに愛耶さんがいるかのような臨場感を味わえます。

音源はWAV、MP3の2パターン。
MP3は効果音なしもあり。
台本、ジャケット・プレイヤー用の
イラスト付きで、ありがたい仕様です。

その他のシリーズも要チェックを!

大体8分から10分程度のお話で、サクッと聞ける感じ。
色々なシチュエーションで6本入っているので、
お値段的にお求めしやすいと思います。

広島弁のひろきくん、
大阪弁のおおのくんは、
女性声優さんがお声を担当されています。
どちらも少年らしさが感じられました。
環境音やSEあり。告白シーンはBGMあり。

6人とは、普段の日常の延長線上にある
ライトな関係といった印象で、
そこから告白に向けて、ヒロインに対して、
知りたいとか、知ってほしいとか、
もっと近づけるようにアプローチしていて、
どれも始まりを予感させるストーリー。
5歳から強面のおじさんまで、キャラクターも様々。
もちろん、みんな方言男子です。

シナリオは、
王道なシチュエーションが揃いつつ、
ちょっと突飛だったり、
若干意外な方向に展開がいったりします。
そういう返し方するの?とおもったり。
個人的には熊前さんが楽しかったです。

他にみない作品だったので、
どんな感じなんだろう、とちょっと不安でしたが、
短い中に、しっかりぎゅっと詰まっています。
このお値段でボリューム満点の内容だし、
買ってよかったなと思えました。

花言葉、誕生日、としばりがあるものの、
ちゃんと各々ストーリーが用意されています。

あまり甘さは期待してなかったのですが、
結構ドキドキできるメッセージがありました。
他にも、コミカルでクスッと笑えるもの、
ほのぼのや、ん?という不思議なもの、出オチ系も(笑)。
個人的にファンタジーが意外だったけど、面白かったです。

少年、青年、男性、
おじさん(さま)、おじいさんと年代も幅広い。

キャラ傾向は、書ききれませんが、
恋人、執事、王子、オネエ、
方言系(関西弁が多い)、外国人、ヤンデレ、擬人化…etc
ざっと思いつくだけでも千差万別で、
ベタから変わり種まで揃えてあります。

聴き手との関係性も、
初めましてから、あっさり、
親密度の感じられるものまで様々。
自身が色々と想像しながら楽しめます。

沢山の声優さんが参加されているので、
お声や演技もキャラごとに違い、聴きごたえがありました。
名前のテキストと、
一人ずつフリートークが入っているのも嬉しかったですね。
こちらも必聴です!

一年かけてじっくり聴くもよし、
ピンときた日からチェックするもよし。
きっと、お気に入りの1日が見つけられる筈です。

あーもう、はいはい、などと呆れた物言いをしつつ、
甲斐甲斐しく世話をやいてくれます。
言葉や声色はクールだけど、
結局なんだかんだと要望をきいてくれるし、
終始気遣う様子をみせてくれる子です。
やってることはほんとにデレデレ。

関係性などのはっきりした描写はないものの、
状況的に、それなりの親密さであろうことは予想でき。
どうせやってって言うでしょ、とか、
いつも言ってるから、とか。
台詞に分かってる感があるというか、
そこはかとなく日常が感じられるというか、
そこもまたいいです。

ちょっとハスキーだけど甘さのあるお声で、
少年感がありつつ、しかし冷たくなり過ぎず、
丁度いい塩梅です。
アドリブだからなのか、
トラックによって敬語があったり、抜けたりしますが、
違和感はなく、色んな表情がみれてる感じ。

ぶっきらぼうに喋ったかと思えば、
優しく様子を伺ってくれたり、
照れるとむきになったり、大声で早口になったり。
一貫して、理想の少年像がしっかりとつくられています。

お風呂ということでシャンプーは勿論のこと、
頭のマッサージやタオルドライ、ブラッシングなど、細やか。
おまけも合わせればヘアカラーというちょっと珍しいものも。
シチュエーション的にも音声的にも、至れり尽くせりです。

また、本編とは別に、
ふりーとーく、ふりーだむとーくなるものもついて、
そちらでは作者様のお話やお声そのものを楽しめます。

全編通して充実の内容ですので、
気になった方は、是非。

手に取りやすいお値段で短くまとめられており、
内容は充分でした。

まず、甘過ぎない声色で、
明るくさっぱりとした口調なのがいい。
少し疲れたとき、眠りながら聴いていると、
自然とリラックスしてきます。

無条件の肯定なんて、現実は中々手に入らないものですが、
あっさり加減ゆえに、構えず受け入れられるというか、
大丈夫が効力を発揮するというか。
なんか元気が出てくる感じ。
欲しがっているときに欲しい言葉をもらえれば、
疲れや不安も緩和されてくるかも。

おまけファイルは、
笑い声や声音に微妙な変化を受けて、
肯定ファイルとはまた違った印象がありました。
たまに切迫さが混じり、どこか親密さも窺えるような…。
こちらも必聴です。

ストレス社会のお共に是非、いかがでしょうか。

なんぞ、と思いつつ聴いてみましたが…。

こちらの作品はシリーズの2作品めにあたるものの、
初回ながら、夏という設定に惹かれて購入しました。

ただ、初めはちょっと、
いや、結構びっくりしました。
非常に、ほんとうに、非常にキャラが立っていて、
そして独特な台詞回しに少し面食らってしまうというか。

しかし、聴き始めれば、
現代ながら、どこかファンタジーな設定も、
タイトルの疑問と共に新鮮で面白く感じられたし、
蝉の声や、折に鳴る風鈴が、
ノスタルジックな雰囲気を引き立てて、
没入感を高めてくれます。
すーすーするペーパータオル、なんてシチュエーションも、
ちょっと初耳というか、あんまりない感じだぞ…?と。

なにより、鮮烈なヒロイン像が癖になります。
そして、さくら様の甘くふわっとした声色が、
それを尖らせ過ぎずに、柔らかく表現されていて。
聴く内にどんどん、彼女や、作品の魅力にハマってゆきます。

明るく快活に、希望を示す言葉をくれたかと思えば、
穏やかに受け止めて、そっと寄り添ってくれる。
でも一番ぐっとくるのは、
私がいる、という、シンプルな言葉ですね。
許されることが許される、そんな空間が描かれています。

音声作品は数多ありますが、
こちらの作品に限らず、藤和工場様の作品には、
丁寧な世界観づくりやキャラクターに、
唯一無二のよさが感じられます。

まずは、
気になられた方は是非、ご耳愛、受けられてみませんか。

おはようからおやすみまで、
可愛くて献身的な後輩とひたすらラブラブ、
いちゃいちゃする音声作品です。

一日の流れの中で、
百合的イベントが目白押し。
終始お姉さまー!と尽くされて、しあわせになれます。

音声作品の希少な百合系作品の中でも、
掛け合い形式でない点が新鮮ですが、

お姉さま気分で甘い同棲生活を満喫するもよし、
後輩の話ぶりからお姉さまの人物像もそれとなく想像でき、カップリングそのものを楽しむのもよしで、
百合好きには一度で二度美味しい作品です。

次回作が心待ちです。