Liste des critiques de 想戯

「大正浪漫ミステリー 蝶々髑髏 漸篇」の続きで、事件の解決編になります。
繰り返される殺人、複雑な人間関係と団員の裏の顔、過去の事件とのつながり、そういったものが混じり合い、事件は複雑さを増していきます。絡み合ったそれらを解いていく探偵紫藤の推理が、とても格好良かったです。
今作も犯人の名前を当てるシーンがありますが、前作の入力式から選択式に変わっているので名前が分からなくて困ることはないと思います。
しっかりとしたミステリーが好きなら楽しめると思います。

大正時代を舞台にしたミステリーで、今回は「大幻惑座」という見世物小屋で起きる事件を、ハーフの探偵とお嬢様の助手見習いが捜査していきます。
殺された役者とそれに似た過去の事件、怪しい人間関係、そして富と呪いをもたらすという「蝶々髑髏」が絡み合い、引き込まれるストーリーとなっています。特に引きの部分は意外な展開になっており、続きが見たいと思わせるつくりになっていました。

なお、最初の部分で同シリーズの前日譚である「赤い華」のストーリーと犯人が明らかにされているので、ネタバレが苦手な人は気を付けてください。

記号や図形が喋る四コマ漫画です。
ネタについては、ある程度の数学の知識があれば意味は分かると思います。
それぞれについての解説と全体的な評論が付いており、こっちに関しては「よくもまあここまで屁理屈じみたことが書けるなぁ」と、思わず感心してしまう出来になっています。
楽しめるかどうかは人によると思いますが、表紙で喋っている視力検査のマークに突っ込める人ならたぶん大丈夫だと思います。ですので、サンプルを見て面白いと思えたのなら買ってみてはどうでしょうか。

頭の中がピンク一色のエルフと真面目なオークの話です。
隙あらばエロいことを言って誘うエルフと、それを全て受け流すオーク。そうしながらも少しずつ距離が縮まっていくところがほのぼのとして良かったですし、そうなっても結局エロい方に持っていこうとして台無しにするエルフがとても面白かったです。
エロ同人みたいな展開にならない、ちょっと変わったキャラが好きな方なら間違いなく楽しめると思います。

同サークルのゲーム【蟲ノ目】の資料集です。
本編では語られなかった設定やコンセプト、キャラクター紹介、決定前のイラスト、本編開始前を描いたSSと、盛りだくさんの内容になっています。ですので、本編にはまり込んだ人なら絶対に楽しめると思います。
まずはゲーム本編をやってみてください。そちらが気に入ったのならこちらもどうぞ。