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アホの第一王子の凋落は、実にスピーディーでした

裏でつながっていた貴族も、悪巧みをする頭はあっても根っこの部分はアホだったようで、ボロを出すのは早かったようです

令嬢モノで、ここまで早い展開は珍しいですね

しかしどうやら、本当のラスボスはアホの第一王子ではなく、なんとヒロイン自身だったようです

まさかここまで、自分自身への評価に無頓着だったとは…!!

しかし、このヒロイン
まさか民のために私財まで投じていたとは…

ほぼ修道服のような格好だったのは、そういった理由もあったんですね

しかし、ヒロインは素材は悪くないので、ぶっちゃけちゃんとおしゃれにも気を使っていたら、あの第一王子にちょっとは「やさしく」されていた可能性もあったわけですし、そうならなかったのは不幸中の幸いだったかもしれませんね

自らが国王となり、国とヒロインを救う決意を固めていた第二王子でしたが、外面だけはいいチャラ男の第一王子を追い落とすのは、なかなか骨が折れそうですね

何より、搦手が出来そうな2人ではないので、協力者は必要になるかもしれませんね

とはいえ、立場上最高のスパイとなりうる優秀なヒロインですから、これからは自ら搦手も覚えていくのかもしれませんね

「国の金は自分のもの」という、最悪のジャイアニズムを体現した第一王子

第二王子は、そんなバカな兄が王位を継いだら国が終わるとわかっており、自身が王位につくチャンスを狙っていました

そして彼は、実質国政の一部をになっているに等しいヒロインを敬愛し、自身に協力してほしいと考えていたようです

ヒロインもまた、民のために頑張ってきた人ですから、その申し出を断る理由はなかったのでした

ヒロインが第一王子の裏切りに気づいた理由が、わがまま令嬢に愛をささやき、ヒロインを堅物でうるさいだけだと腐し、国民のために自分が我慢するなんてありえないと民を蔑ろにするセリフを吐いている場面に出くわしてしまったというトリプル役満状態だったのが、なんとも不憫ですね…

そんな失意の中、彼女に声をかけてきたのは、真面目で誠実そうな第二王子で…?

大事な仕事をすべて任せてくれる第一王子に対して、自分を信頼してくれていると考え、常に全力で取り組んでいた健気なヒロイン

しかしどうやら、チャラ男の第一王子は、そんな彼女を体よく利用していただけだったようです

周りの貴族令嬢に笑われても、彼だけはわかってくれていると思い、励んできたヒロインにとって、それはなによりもつらい裏切りだったようで…

ヒロインは、堅物な公爵令嬢イリアさん

彼女は、婚約者候補である第一王子のため、そして何より領民のために、日夜頑張っていました

彼女は「仕事のできる女性」ですから、仕事なんてしないのが当たり前で、むしろただ着飾るのが仕事である貴族令嬢としては浮いた存在でしたが、第一王子さえわかってくれればいいと思っていたようですが…?

フェルトラ様に魔力の流れについて教えられた主人公

最初はおっぱいで集中を切らしていた主人公でしたが、彼女の中に流れる雄大な「天の川」の如き魔力の流れに、美しさを見出したようです

主人公の魔力もかなり膨大なようですから、もしかしたら人間よりもフェルトラに近く、それ故に人間基準の特訓では成果が出にくかったのかもしれませんね

フェルトラ様の指導の元、魔法の練習に明け暮れる主人公

彼も最近は、ようやく一人前の男って感じになってきましたね

しかしどうやら、彼にとっては魔力の制御はなかなかの難題のようで…

フェルトラ様のような存在になると、魔法で苦労することもないようですが、彼女は主人公の力になりたいようで、自らの身体を流れる魔力を見せることにしたようで…?

公爵家の執事さんの忠誠などを目の当たりにして、それに応える重圧について考える主人公

当のフルヒール公爵も、執事さんのことは大切なようで、ほっこりしますね
しかし、最初の出会いと、その後に任務を与えられたことで、なんとなくお硬い人のイメージが有りましたが、最近の公爵は可愛らしい人という印象が強くなってきましたね

旦那や跡取りがいないなら、ワンチャン主人公にモーションかけてこないかな?(笑)