最新鑒賞

侍従であるはずのシリウスが、あまりにも立派な姿をしていることに、困惑するユーフェミア
彼女は長年、実家での侍従たちの仕事を取り仕切っていましたから、いかに爵位の高い公爵家と言えども、その疑問は当然のものでしょう

それでも彼女は、「カーシアスお坊ちゃまと一緒に出掛けていたのだな」と解釈してくれたようで、ほっと一安心

しかし、シリウスから彼女への、そしてユーフェミアから彼への興味は、徐々に膨らみつつあるようですね…

感情的なところから出発した、主人公と如月先輩の決闘でしたが、お互いに課題が見つかり、「もしかしたら負けるかも?」という想いを抱き合ったあたりで、お開きとなったようです

それは、お互いに複雑な思いがあっての引き分けだったと思いますが、やはりどちらかと言うと、「未だ優勢なのに腰が引けてしまった」如月先輩の方が、より消極的な方に流れた方に見えちゃいましたね

今回の話で漸くバイレッタが目を覚ましました。

爆発に巻き込まれたというのに少しの熱傷やかすり傷で済んだのは不幸中の幸いでしたが、目覚めたことで漸く一安心という感じですね!

しかし、彼女の傍らで待機していたアナルドの方はというと少し大丈夫ではなさそうです…(主にドノバン関連で)

アナルドの真意が少しでも伝わると良いですね!

今回の話で遂に、エミリオの悪行がアナルドにバレてしまいましたね。

バイレッタの秘書がアナルドの前に現れ、
爆破事件の前にあった出来事からバイレッタの学生時代にあったアレコレまで全てを彼に話したのです。

アナルドの反応はまだ明らかになっていませんが、
これまでのバイレッタへの言動から察するに、
これはかなり恐ろしいことになるでしょうね…

今巻55巻でついに主人公がゲイルを好きになります。つまり実質的な三角関係が開始します。私は最後までアナルドさん以外と恋愛フラグがたつことはないだろうと考えながら読んでいたのでかなり以外でした。

とても読んでいて続きが気になる作品でしたので、次巻を読むのがとても楽しみです。恋はどう転ぶのかとても気になります。

主人公たちを逃がすために、初期から主人公を兄貴と慕ってくれた弟分が、命を落としてしまいました
作品ファン的には非常に悲しいことで、作者さんも気に入っていたキャラなのか、前回のラストで追悼しておられましたね

そして今回の物語は、賀上サイドのお話から
賀上自身は、とある武門の宗家の男に仕えており、主人公の弟分を葬った爆弾をたくさん用意している様子

しかし、そんな彼の忠誠は本物なのだろうか…?

この54巻では主人公とアナルドさんによるけんかが特徴的な話でした。けんかといっても二人が好きだから発生したもので暗い感じはなく読んでいて面白いです。また今巻は思いの変化がテーマになっているのかもしれません。この巻を気にもう一度、初めから読んでみても楽しめると思います。心情描写がとにかく分かりやすく面白いのでお勧めの作品です。

この53巻ではアナルドさんによる視点でゲイルと主人公の関わりについて書かれます。アナルドさんがゲイルに怒りを覚えている事から主人公への大好きさが伝わってきてよかったです。またアナルドさんに感情移入しやすくとても良かったです。恋の行方が気になってくる53巻でした。続きが気になる話だったので次巻を読むのがすごく楽しみです。

ヒロインの超能力の研究に、異様な執念を燃やす女性は、彼女曰く「普通の医学生」だったらしいです
どうみても、全然普通ではないんですが、実際、彼女の執念によって成し遂げられた功績は、多くの人を救ってきたようです

彼女の独自の理論と機転は、ヒロインに対しても遺憾なく発揮されるのでしょうか

…なんだか、ヒロインをたくさん血を吹いているようですが、今はまず、逃げ延びることですよね(笑)

この52巻ではバイレッタさんとゲイルさんとの会話の続きが主に書かれています。相変わらず心情描写がうまく、重厚感ある面白さがあります。そのため話が進むのに違和感をまったく覚えません。そして主人公と男たちによる恋愛もどのようになるのか気になります。重厚感あるストーリー、恋愛が好きな人にすごくおすすめのシリーズです。