Ulasan baru

父に会うために、屈強な兵士にすら立ち向かう勇気を持ったキュロス

そんな彼を育てた父親は、自らの命をとして実の息子ではない彼の除名を願うほど、情に厚い男でした
身分は低くとも、アステュアゲスのような狭量で悪辣な男とは正反対で、キュロスの良き父であったことがわかりますね

ある意味一番マトモな彼が、本作における一番の被害者となるのは、なんともやりきれませんね

アステュアゲスの孫である子供は、キュロスと名付けられて立派に育っていたようです
彼を一目見ようとやってきた母親は、彼に名乗り出ますが、キュロスには実感はなさそうな様子…

彼は養父によほど可愛がられたのか、自分の生い立ちやなぜ殺されそうになったのかにすら興味はなく、父親の安否だけを気にするような義理堅い男に育っていたのでした

メディアの王アステュアゲスが、その右腕であるハルパゴスに供した肉は、なんとハルパゴスの息子のものでした
このあたりは史実にある展開ですが、ハルパゴスは怒りをあらわにしているので、この辺は微妙に違うようですね

息子の肉を父親に食べさせる展開は、封神演義などで姫昌とその息子である伯邑考のエピソードにもありましたが、似たような話は意外とあるものなんですね

メディアという、ペルシア台頭以前に存在していた大国の王アステュアゲス
彼は欲深で、親族のことも信じず、部下に孫を殺すように命じるような酷薄な男でした

しかし、死んだはずのその子供が、自身の右腕である男、ハルパゴスの下僕によって育てられたと言い、問い詰めます

そして、王が供した、ハルパゴスが直前までうまそうに食っていた肉の正体は…

朧見家編が終わったと思ったら、新キャラ登場…!
ルディとはまた違ったタイプのイケメンです。(だがしかし私の感が言っている、こいつは怪しいと…!)
浮かれる?凪彩ちゃんにモヤモヤしているルディの反応にニヤニヤしつつ読み進めていたら…

何がとは言えませんが、これはこの漫画史上初の大ピンチでは…!?という展開に!

ちょっともう、色々やばいです…!この先どうなってしまうのか…続きが待ちきれないです!
早く、先が知りたい…!!!

前半は二人の掛け合いにニヤニヤし、後半はハラハラし…と今回も見どころ盛沢山で楽しいが止まりません。
毎回楽しみをいただけることに感謝…。

勇者候補たちが魔王信奉者に攻撃され、苦境に立たされる中、悪辣な聖女レオノーラが登場します
どうやら彼女は、勇者候補たちが実戦で戦えるのかをテストするために、あえて静観していたようですが、なんとか「及第点」が出たようです

おそらく、クラスメイトたちが自ら人を殺せるのかを見ていた可能性が高そうですが、彼女は本当に彼らを甘く見ているんですね
それゆえに、隷属の力で無理やり殺人をさせるし、手の内も見せてくれちゃうわけですし
こうして手の内を見せてくれることで、主人公は作戦を立てやすくなりそうです

「公爵家にずっといてほしいとお願いしたら…」
そんな口説き文句を吐くシリウス

ずっと誰かに必要とされたかったユーフェミアは、その言葉が嬉しいようですが、読者視点だとそういうのは正体を明かしてからだとと思ってしまいますよね

シリウスは、彼女ほどの能力があればそんな悩みとは無縁だと思ったようですが、男爵家の対応を見ていたので、少しの会話で察したようで…

主人公のもとにやってきたのは、なんと弓使いの勇者でした

一見爽やかイケメン風の彼は、直前に魔法使いの勇者と戦闘をしてダメージを与えるなど、なかなかの戦闘巧者のようでしたが、一体何をしに?

ともあれ、シューターが剣の間合いに自ら入ってくるなど望外のこと
主人公は復讐のために攻撃を行おうとしますが、彼には何やら言いたいことがあるようで?

異なるタイプの天才同士の戦いでしたが、大技のコピーしかできない相手側のプレーは、主人公には退屈なものだったようです

今回は、基礎をみっちりやった主人公の勝利で終わりましたが、相手は自分の集中力不足で負けたと思っているようで、しばらくは成長しなさそうですね(笑)

しかし、○学生に懸想するなんて、やべぇロリコン野郎だった…(笑)

主人公は、ひとまずレイナを救出できたようですが、彼女は霊晶病にかかっていました

この病は、霊晶という物体を食べなければ衰弱してしまううえに、霊晶は消化できないので非常に苦しむという最悪の病でした

地域の宗派は、その発症を信仰の欠如が理由だと言い、すべての患者を異端扱いして治療しないという暴挙に出たようです

この病の治療法とは一体?