COMICネクロシスvol.5

《リョナジャンルのみに固執妄想して贈る、どこを切っても鮮血しか出ない、被虐非道のリョナ・オンリーアンソロジー第5弾が登場!》

リョナコミック界の新進気鋭作家が集結して贈る、恐怖と悦楽の描き下ろしアンソロジー全5作品!!
表紙は、○リ絵師broilerが、被虐的とも加虐的ともつかない絶妙なテイストのイラストで先陣を切ります。
掲載作家では、本誌のレギュラーとして地位を固める戸村水仙が、戦争のもたらす愚かさと残虐さ、そして悲哀を描いた注目作で登場! また今作は、エログロ的要素も多分にあり、B級映画のような娯楽性も味わえる一作で、それでいて物悲しいラストが、いつまでも余韻を残します。
そして今号では、待望の初登場作家もスタンバイ! 期待の新生、銀茶が、本誌に初々しくも過激に華を飾ります。時は数百年前の日本。忍びの者…それも美しきくノ一が隠密行動に失敗し、残虐な城主に捕縛されるが、彼女に待ち受けるのは、ありとあらゆる○問の数々だった! 水責め、三角木馬、さらに屈強な男たちによる輪○と、凄まじくもエロティックな責め苦を堪能できます!!
その他、奇抜な化物とその加虐性に磨きがかかり、ドラマティックな演出が冴えわたる「丸呑み」作家タクに、「腹パン」と性行為の合わせ技で、リョナ的なアプローチを取りながらヌキ要素もふんだんに備えた、ぶっくまうんten。猟奇殺人事件を、通り一辺倒なキャラと殺人手法に落とし込まず、得意の「状態変化」を持ち込んで、新たなシリアルキラーを創造したトトリナと、今回も、怖くておぞましい自信作の数々をお届けします!!!

世の様々な悪夢を呼び覚まし、心身を追い詰め、やがて狂いの常闇に導く…この激死エンターテイメントをお見逃しなく★

《表紙イラスト》
broiler

《執筆作家陣》
戸村水仙 銀茶 タク ぶっくまうんten トトリナ

《収録作品》
「地雷原の少女たち」戸村水仙
終戦後、捕虜となった敗戦国の少女たちは、自国の軍が埋めた地雷の除去活動に駆り出されていたが、その粗略な訓練からの実践に、命を落とす者が後を絶たなかった。そんな時、短髪の少女アルマは、敵国教官に対して、あることを引き換えに地雷除去のノルマを、寝食を共にする黒髪のベルタに上乗せさせるべく、信じられぬ行動に出るのだが…。
《戦争の被害者は、いつの世も罪のない女子供であるということを、リョナ的残酷描写を交えつつ、まざまざと伝え知らしめる秀作です》

「くノ一○問絵巻」銀茶
夜城の天守閣で、血染めの短刀を握りしめ跳躍する美しきくノ一。しかし城主暗殺の任を成し遂げられず、大勢の家臣たちに取り押さえられる。哀れくノ一には、誰の計略か口を割らすための熾烈な○問が待ち受けるのだが、ここの城主は「○問大名」と呼ばれる残虐非道な男。水車に縛り付けての冷水責めや、三角木馬に跨らせての尻叩きなど、その異名に違わぬ○問で、くノ一を追い詰めるが、事はそれだけでは終わらず…。
《魅惑のくノ一が、数々の○問で悶え苦しむ様は圧巻ですが、なおも任務に、そして主君に対する純真な忠誠心が胸を打ちます》

「嚥下の廃墟 呑み下される少女達」タク
動画投稿サイトの視聴数を伸ばすべく思案する萌花は、心配する友達の律子を伴って、ネットで噂になっているイワクつきの廃病院、いわゆる心霊スポットに向かうことに。さっそく廃病院内で律子が持つスマホのカメラの前で実況を始める萌花は、ここは人食いの化け物が出るなど適当なことをうそぶくが、すると律子が背にしている壁が、ピキッとひび割れて…。
《様々なバリエーションで丸呑み特化の作品を描く作家ですが、今作は丸呑みに伴った独特の化物の造形にもご注目ください》

「かてきょーパンチ」ぶっくまうんten
やる気ゼロのナエちゃんに、家庭教師の先生はお困りのようで、勉強中「くか～」と眠り出す彼女を何とかしようとするが、ナエちゃんの「帰れ」の一言にブチ切れ。先生は思わず、ナエちゃんの細いボディに腹パンを喰らわしてしまう。するとナエちゃん、覚醒したかのように勉強を始めるが、また睡魔に襲われてしまい、先生から2度目の腹パンを放たれることに…。
《腹パンで下半身を濡らしてしまう美少女と、腹パンより強烈な男根を挿入する大人とのハートウォーミング・リョナコメディー》

「偶像崇拝」トトリナ
閑静な住宅街、その公園の広間に集まる人々。彼らが注目するのは、いつからそこにあるのか定かではない、何やら怪しい異形のオブジェ。その生首を模したような造形に周囲は関心の目を向けるが、彼らを背に、ブツブツと独り言をつぶやきながら遠ざかる若いオタク青年が、彼の後ろから、このオブジェが自分の彼女の生首と知り泣き喚く男の悲痛な叫びを聞くことはなかった。青年はいったい何者なのか…!?
《歪んだ嗜好と身勝手な感情で殺人を繰り返す若きシリアルキラー、その痛みすら想像できない前代未聞の殺人方法は必見です》