作品内容
友人の風香を連れて帰宅した茜は「いらっしゃい」と歓迎する兄に対して、鼻の下を伸ばすなと一括。
さらにはその兄を「こいつ童貞だから」とからかうが、風香は顔を赤らめながらも茜の兄を「お兄さん」と呼んで笑顔をくずさない。
そんな二人を見つめる茜は、思い立ったかのように携帯に耳を傾けて、母から頼まれごとをしたからと外出を決め込む。
そのさい風香に「今日こそ進展しなさいよ」と耳打ちをして外に飛び出すのだった。
二人はそんな茜の後ろ姿を見送ると、今の今まで我慢していたとばかりにクチビルを重ね、やがてねっとりと舌を這わせはじめる。
「まだ俺たちが付き合っていることを、あいつに言ってないんだ?」
「だって知ったら茜ちゃん、きっと傷付くから」
風香はもともと茜の兄に恋焦がれていて、茜はそんな親友の片思いを成就させるべく家に連れてきては、こうしてひと芝居うっているのだが、
兄と風香は、もうとっくに恋人関係になっており、知らぬは妹ばかりなり…で、今にいたっているのだ。
そんな後ろめたい状況ながら、それはそれとばかりに兄と風香は激しく求め合い、愛撫を重ねながら、やがてどちらともなく挿入を乞うと、
猛烈なセックスを繰り広げる。
腰を突き合って悦びにむせる二人のセックス…その激しさは増すばかりで、体位も正常位から対面座位へと移行し、
そして騎乗位となって、兄と風香が互いの愛を改めて確認しあったとき、事件が起きる。
「たっだいまー」
外出していた茜が、バタンッとドアを開けて元気に帰宅!
その刹那、三人は石のように硬直するのであった。
「COMICエウロパ vol.1(BJ058813)」に掲載されている作品です。
「COMICエウロパ vol.1(BJ058813)」に掲載されている作品です。