作品内容
悠馬はクラス担任の一葉に思いを寄せているが、八つ年上の彼女が振り向いてくれるはずがないと、叶わぬ恋に胸を痛めていた。
そんな彼の熱い視線に気づいた一葉もまた悠馬に好意を持ち、その細指を股間に這わせるのだった。
ある夜、一葉は街でばったり出会った悠馬を食事に誘う。
そして自宅に招き入れ、教師と生徒という立場も忘れ――。ところが一葉には、誰にも言えない秘密があって…。
ときめきの青春官能グラフティ!
羽後旭(うご あきら)
2021年に『姉と幼馴染み 甘く危険な三角関係』(マドンナメイト文庫)でデビュー。
本作品は2作目であり、現在はハイペースで執筆を進める新進気鋭の作家である。
第一章 ふたつのアンスリウム
第二章 都会の片隅のペンタス
第三章 マリーゴールドが燃えた夕暮
第四章 汚れたキンセンカ
第五章 シクラメンは言葉もなく
第六章 白銀に咲いたベゴニア
第七章 ナズナは雪の夜に狂い咲く
エピローグ