作品内容
孤児として育った英治は、職場で不当に扱われていた。
自分が孤児だからなのか。彼のなかで、なにかが覚醒しようとしていた。
英治は事務所の金庫から大金を持ち出すが、社長の娘の麻友に目撃されてしまう。
童貞の英治は目の前の麻友に欲情し、本能の赴くまま彼女を犯した。
大金を手に英治の逃亡生活がはじまるが、たどりついたのは雪にかこまれた民宿だった。
彼がそこで目にした、想像を超える凄惨な光景とは――。
愛を知らない孤狼に安息の場所はあるのか。サスペンス官能ロマン!
葉月奏太(はづきそうた)1969年、神奈川県横浜市生まれ。2011年に『密会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で長編デビュー。2014年に『二階堂家の兄嫁』で「21世紀最強の官能小説大賞」優秀賞を受賞。
目次
第一章 暴虐の兆候
第二章 吹雪の荒淫
第三章 媚肉の密約
第四章 野性の覚醒
第五章 猛獣の安息