新着レビュー

ほんとうの意味で元に戻りたいと願ったからか、ついに入れ替わりが戻った2人
昨夜のシーンはやはり、彼女たちが本当のパートナーと幸せなセックスをしたという描写だったようですね

お互いにちょっとずつ変わり、それがパートナーとの溝をちょうどいい具合に埋めてくれたようで、4人共幸せそうで良かったですね

読者視点では、やはり終盤くらいまでの奈々や浩之のようなあり方は少しアレでしたが、これまでの描写が丁寧だったので、この終わり方はとてもしっくり来ました

あとは、美波の毒父が人知れずひどい目にあって野垂れ死んでいてくれることを願います(笑)

連載おつかされ様でした
とても面白く読めました

お互いの本来の夫に操を立て、今の夫とはセックスしていないという美波と奈々
旦那たちは性欲が大変そうですが、あの爛れた生活を考えると、いろいろと良い方向に向かっている気がしましたね

2人は元の体に戻りたいと切に願いますが、その夜、何故か美波と浩之がセックスをしている場面に
その後は奈々と貴司のセックスシーンが繰り広げられたりと、不思議な演出でしたが、これはもしや…?

紆余曲折ありましたが、だからこそ打ち解け、今では仲良さげな美波と奈々とその夫たち

入れ替わりの人生にもだいぶ慣れた様子でしたが、それでもお互いの家族のことはなお気になっているようで、血は水よりも濃いとはよく言ったものですね

今回は一緒に旅行に来ているようですが、奈々も美波の前で旦那と仲良くしているなんて言えるわけ無いでしょと、友人に気を使えるように成長したことが伺えたのが良かったですね

遅い反抗期に高い勉強代を支払った美波
奇しくも彼女の行動で、浩之は奈々への自身の気持ちを再確認できたようです
元々施設育ちというコンプレックスがあったところへ、初恋の女性の毒親に金を渡され別れろと言われたことで、それはより強固なものになってしまったようですね

結果として、確かに憧れと愛を持っていたはずの奈々との不和をもたらしてしまったことを悔い、その独白を聞いていた奈々もまた、自身の身勝手さに気づき、帰らぬ過去を思い涙するのでした

美波が奈々の悪友に殴られていると、そこに乱入する奈々や旦那たち
美波の左目の青タンが痛々しい限りですが、それにブチギレた浩之と、それに呼応した貴司は大立ち回り

浩之がキレるとこうなるのはわかっていましたが、貴司まで参加したのはちょっと驚きましたね

こうして、美波の「ちょっと遅い反抗期」は終わりを告げましたが、彼女は汚れてしまった自分を許すことが出来るのでしょうか?

奈々の悪い友人にハメられ、睡眠薬を盛られて犯されそうになる美波
美波は必死に抵抗しますが、男の力にはかなうはずもなく…

奈々と旦那たちは美波の行方を探しますが、浩之には彼女の行きそうな場所がまるで分からず…
「自分の妻のことをなにも知らないのか」と、妻の心を持った初恋の人に責められるも、ここに至っても反省するよりも「混乱するからやめてくれ」だなんて、彼も本当にどうしようもない男ですね…

すべてを失い、更には自身の矜持すら捨てて自暴自棄になってしまった美波は、奈々の悪い友達の元へ去ってしまいました

全ては奈々の自業自得、不可抗力とはいえ彼女のすべてを奪い、壊し、そのうえで美波が放り込まれたのは、奈々が好き勝手に壊してきた劣悪な環境で…
そんな状況になったら、そりゃどんな聖人だって壊れてしまいますよね
ましてや、美波は聖人たらんとした常人なわけなので、耐えられるはずがなかったのです

浩之の本当の気持ちを聞き、胸が熱くなる美波と奈々
しかし、美波の方はもはや限界だったようで、隣のベッドに奈々がいるにも関わらず、浩之との離婚を口にします

当然奈々は抗議しますが、今の妻は奈々の体に入った美波なので、馬耳東風というもの
もはやいい人でいることすらできなくなってしまった美波は、半ば無敵の人と化していますが、そりゃあ今まで築き上げてきたものが、全部隣の性悪女に奪われ、壊されていったらそう思うのもやむなしですよね

激しい口論の末、何故か突然突っ込んできたバイクに跳ねられてしまった美波と奈々
もしかして、これで戻ってしまうのかと思いきや、やっぱり意識は入れ替わったままのようですね

同じ病室で、お互いの旦那とのイチャコラを見せつけられ合う彼女たちの心中は複雑でしょうが、ともあれ険悪な雰囲気は払拭されたようで何よりですね

自分はきれいな人間なんかじゃないと気づき、1人涙する美波に対して、貴司の繊細すぎる優しさに包まれながら、「つまらない」と感じてしまう奈々
つい最近まで、あんなにも「愛される幸福」に浸っていたのに、それももはや遠い過去のことのようですね

そうしてボロボロになった美波と、どうしようもなく退屈を感じる奈々は路上で再び出会い口論となりますが、正直美波の憔悴具合が見てられないですね…