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作者の蝉吉げんさんのファンなので、見つけて即買いしました。作者さんの書かれている狐の女の子のお話です。
小谷野さん→こやの→こや～ん なるほどwww
・お話の内容が、出会い→主人公の告白→互いの気持ちの確認→エッチ→しばしの別れ→再開と、短いページ数の中に非常にバランスよく詰め込まれていて、とても良かったです。to be continuedとあったので、続きを期待しています
・作者様の得意分野と勝手に思っておりますが、豊かで繊細な表情の描き方、耳、しっぽー!を生かした感情表現、大好きです。最後のページのの牧野さんに再会した小谷野さんの表情が、見ているとこちらまで幸せな気分になり、これだけでも買ってよかった!
・舞台設定がとても良いです。民間伝承の研究ため、地方(恐らく)の民間伝承の資料収集をしている古本屋さんに出入りしている主人公牧野と、そこの若い店主小谷野さん、地方の古本屋さんという設定だけでも、地方or田舎で古いものを保存、大切にしている、いかにも妖がいそうな雰囲気ですね。とても素晴らしいと思います。また、文学女子キャラ、ソシャゲでは鷺〇文香とか〇関ウイとかいますが、本好き、本を大切にするキャラは総じて好きなので小谷野さんはストライクでした。
・2人が近づいていく描写がとても良かったです。牧野氏が気になっている小谷野さんにふと近づかれて反射的に離れてしまったり(その気持ち、めっちゃわかります!)、読み返してみると小谷野さんも牧野氏の個人的なことについて聞くときに顔を赤らめていたり、お互いが気になっている描写が細かく描かれていて、繊細で素晴らしいと思います。
・個人的には男性→女性への愛撫が好きなので、そこが削られてしまったのが残念です。ページ数の都合上致し方なしかと思います。でも、同人誌で出されている「狛狐のゆえ」シリーズにはないパイズリ表現にチャレンジされており、良かったなと思います。