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落ち着いていて蠱惑的な雰囲気の「揚羽」。
素直で甘えん坊、好意がストレートな「繭」
この2人の妹はそれぞれ別の世界に住んでいます。
最初は揚羽がいる世界で目を覚まし、気付けば次には繭がいる世界で目を覚まし…

個人的にこの作品の一番の魅力はこのふたつの世界に交互に引っ張られ、陶酔感にも似た感覚に落ちていくことにあると思います。

この揚羽が居る世界と繭の居る世界は、どちらも閉塞的な雰囲気を漂わせながらも、明確に場所や時代の違いを感じさせます。でも両世界とも不思議と懐かしい感じがするんですよね。

このえゆずこ様のシナリオの少し退廃的な美しさが光る作品だと思います。

この作品の魅力を上手く言葉で伝えるのは私には難しいので、とりあえずちょっとでも気になったら購入して聴いてみてください。ハマる人にとっては最高の音声作品になるかもしれません。