レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「ハジメテホリック」 へのレビュー

少し過激な恋心を、郷愁誘う絵柄で描写する”仲町まち”先生

2023年12月08日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 0人

レビュアーが選んだジャンル :

郷愁誘う絵柄と、少し過激な恋心を緻密に描写・表現する
”仲町まち”先生、”快楽天BEAST”で掲載された短篇・六作
品と本巻描き下ろしを含む短篇・一作品を収録した、自身
初の単行本。
印象に残った収録作品は、ヒロイン”久留美”は、幼い頃か
ら男性器に興味津々かつ、見立てはホンモノで、男子主人
公”塚本”のナニが、彼女の”お眼鏡”にかない、尽くしても
らってはいるものの、一線を越えるコトが出来ず、モンモ
ンとしていたら…な、短篇「先輩の好きなもの」。予想外
に”久留美”は処女で、童貞な”塚本”と初体験。彼女の見立
ては確かで、いきなりイっちゃう彼女と具合が良すぎる彼
を丁寧に描写した、お話でした。
読んでいて感じたのは、少し過激な恋心(シナリオ)を郷愁
誘う絵柄が巧みに中和させ、ホンワカと、あたたかい読み
心地としている点。前述した「先輩の~」でも、ヒロイン
”久留美”の具合の良さを、”塚本”を通し、繊細に描き込ん
でいて、記憶に残りました。
登場人物の快楽・快感が絵を通して伝わってくる、読後感
の良さがひときわ印象に残る、”仲町まち”先生の初単行本。

* は必須項目です)

理由*