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「恋して触れて」 へのレビュー

絵柄とシナリオから感じる、緻密で繊細な技量・力量

2023年07月20日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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ヒロインの『手』や『瞳』への、緻密かつ繊細な描きこみから
”ちょりもっき”先生の技量を感じた、”メロンブックス”で発表
された短篇一作品と、”comic快楽天”へ掲載された短篇七作品
を収録した、”百合モノ”ではない商業作品集としては自身初の
単行本。
印象に残った収録作品は、男性主人公”フク”は実家暮らしから
友達とルームシェアする為、お引越し。運び込んだ荷物と一緒
に、幼馴染でヒロインな”サヒリ”がついてきて………な、短篇
「側にいさせて」。『”サヒリ”は俺の側にいる』と、当然の様
に言い放つ”フク”へ処女を捧げ、自らの想いへケジメをつける
”サヒリ”が記憶に残る、お話でした。
読んでいて感じたのは、絵柄とシナリオの繊細な構成力。絵柄
は『手』や『瞳』などのパーツに対する描きこみに。シナリオ
は”百合モノ”を手掛けている作家さんならでは、な、進行の繊
細さに、”ちょりもっき”先生の力量を感じました。
繊細で後口の良い、読み心地と読後感が堪能できる一冊。良作。

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