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作品内容
二十二歳の春、彼は好奇心から自分の身体の裏側にある扉を開けた。
浣腸キットとローション、そしてディルド。初めて沈めた指に内側の襞が吸い付いてきたあの夜から、彼は後ろの快楽に溺れていく。
風俗嬢に言われた一言が、耳から離れなかった。お尻の穴、すごくきれい。女の子みたいな声出てる。その言葉は彼の奥底に根を下ろし、やがて確信へと変わる。自分はメスになりたいのだ。
身長百七十九センチ、体重五十七キロ。剃刀で脇と脚を剃り落とし、黒のキャミソールワンピースと紐パンティを身に着ければ、鏡に映る首から下は紛う方なき女だった。それでも彼は満たされない。抱かれたい。本物の男に、生温かいものを挿れられたい。
シティホテルの一室で待っていたのは、落ち着いた物腰の中年男性だった。丁寧にほぐされ、あてがわれ、そして貫かれる。ディルドとはまるで違う脈打つ感触に、彼の喉からはあの日と同じ高い声が漏れた。バックから騎乗位、立ちバック、そして正常位。突かれるたびに愛を感じ、物理的な摩擦がそのまま精神の充足へ変換されていく。彼は完全にメスになっていた。
ゴム越しでさえこれなのだ。直に感じたい。生で中に出されたい。その願いが叶うのは、それから数回あとのことである。
【仕様】
縦書きPDF(A5判・全9ページ)。挿絵二枚を本文中に収録しています。
【生成AIの使用について】
本文および表紙画像に生成AIは使用しておりません。挿絵二枚のみ、画像生成AIを用いて制作しています。


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