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作品内容
登場人物
■冬馬(とうま/28歳)
・地味で優しく、人を裏切れない性格。
・家庭では母親から虐○を受けて育ち、感情を押し殺すことに慣れている。
・学生時代、暴力的だけど唯一「自分を守ってくれる存在」だった一颯に惹かれていたが、依存から脱け出すために彼の元を去った。
・現在は地味な会社員として慎ましく生きているが、心には空洞を抱えている。
■一颯(いぶき/30歳)
・元ヤン。今は表向き有能な若手役員として活躍中。
・過去に冬馬とだけは心を許し、「守る」と誓っていた。
・冬馬に捨てられたことを今も許しておらず、7年かけて“取り戻す準備”をしていた。
・所有欲と独占欲が強く、表面上は穏やかに見せるが中身は異常に執着深い。
・「逃げた分、俺のものになれ」が信条。
あらすじ
高校時代、家庭環境に恵まれず居場所のなかった冬馬は、不良で有名な同級生・一颯(いぶき)だけがくれる「優しさ」に縋っていた。
抱かれて、依存して、でも怖くなって――冬馬は卒業と同時に姿を消す。
7年後。平凡な会社員として働く冬馬の前に、かつての恋人・一颯が現れる。大手企業の役員にのし上がった彼は、微笑を浮かべながらこう告げる。
「今さら逃げられると思ってた?」
家も、職場も、携帯も――すべてが彼に“囲われて”いた。
一途というには歪みすぎている、でもどこか懐かしくて。
逃げることも、抗うこともできずに、冬馬は再び彼の腕の中へ堕ちていく。
14195文字
57ページ

