幸せになろうや。【出会い】

本作品には、暴力的な描写や反社会的な表現が含まれます。
作品はあくまでもフィクションであり、実際の違法行為を肯定・推奨する意図のないことをご承知置きください。

『傷跡の残る関係を』をコンセプトとしたBL音声サークル、TaLiRuReRi(たりるれり)処女作。

総再生時間*約72分*
聴き応え抜群の任侠BLシチュエーションです!

◇あらすじ◇

催兎会(さいとかい)若頭補佐を務める佐久間五月雨は、ある日組長から電話で呼び出される。

不慮の事故により空いた若頭のポジション、そこへ本部から問題児が転がり込んで来るらしい。

次の若頭は自分だと思っていた佐久間はその人事に不満を持つが、立場上受け入れる。

実際に当人、藤木恒世と会ってみれば、ガタイが良いだけの世間知らずな坊ちゃんだった。

「こうなりゃ徹底的に利用してやろう」とその場で肉体関係を結び……しかし彼と接する内、どこか不思議な魅力を持った彼の人柄に心ならずも絆されていく。


欲と暴力とセックス、イリーガルな世界で互いを求め合い、そして同時に傷つけ合う。
そんな二人の物語。



※続編展開のあるストーリーですが、本作のみでもお楽しみいただけます。



◇キャラクター◇

受け/佐久間 五月雨{さくま さみだれ}

広域指定暴力団狐柳組(こやなぎぐみ)系『催兎会』の若頭補佐、32歳。

クラブや風俗店の経営とケツモチが主なシノギ。細身で荒事にはあまり向かない。

ついていた若頭が事故で亡くなり次の若頭は自分だと思っていたが、総本部の御曹司が突然人事にねじ込まれ不満を持つ。

体を使ってでものし上がるという野心家。

両親のネグレクトで死にかけていたところを、当時若頭だった組長に拾われる。

地味に大卒で、組長と親子盃を交わしてから約10年。出世が早い自覚も妬み嫉みを向けられている自覚もある。

組長とは肉体関係がある。



攻め/藤木 恒世{ふじのき こうせい}

催兎会の上部組織『狐柳組』組長長男、29歳。

見た目は大柄で威圧的。血の気が多く喧嘩っ早い上に腕も立つ。

恋人を薬漬けにされマワされたことで、相手の若い半グレ(売人)を殴り殺し、ほとぼりが冷めるまではと催兎会に配される。

破天荒で唯我独尊タイプだが人情味があり、ある種のカリスマを持つ。



組長

指定外暴力団催兎会組長、47歳。

元はバリバリの武闘派、壮年に差し掛かった今でもその武威は健在。

本部相談役の打診も来ているが、50までは今の組の面倒を見るつもり。

狐柳の組長とは旧知の仲で、半ば不本意ながら息子を預かる。

若くして連れ合いを亡くし実子もないため、佐久間のことは我が子のように可愛がっている。

とはいえ、ヤることはヤる。