作品内容
⚠ 注意書き ⚠
本作はバッドエンド作品です。
救済・ハッピーエンド展開は一切ありません。
強○・非同意描写を含みます。
苦手な方はご購入をお控えください。
作品紹介
被験体No.0417。
搬入日、不明。
来歴、不明。
処置の目的は、開示されていません。
あなたは執行者として、記録された六回の処置に立ち会います。
被験体は、覚えています。
自分が誰で、どこで暮らしていて、その日どこへ帰る途中だったのか。
だからこそ、問い続けます。なぜ自分がここにいるのか、と。
≪発話内容:分類不能≫
答えは返りません。
返ってくるのは、意味の分からない数値だけ。
第一回、彼はまだ言葉で抵抗します。
第三回、命じられる前に口が開くようになります。
第五回、彼は自分の名前を呟き、それも「分類不能」として処理されます。
適応値は最高値に到達し、すべての判定は良好で終わります。
≪判定:サンプル処分≫
理由は、説明されません。
彼が耐えたすべては、結果に何ひとつ影響を与えませんでした。
空調の音が止まり、記録は終了します。
トラック内容
▼ Tr1.記録開始、第一回処置 [6分49秒/適応値 0.00 → 0.08]
目覚めの場面はありません。彼はすでに拘束されており、いつからそこにいるのかも分かりません。
最初の発話は、まだ礼儀正しい日常の言葉です。すみません、誰かいませんか──
返ってくるのは「分類不能」の一語のみ。
執行者の入室、開口具の装着、そして第一回処置。
【被験体】≪すみません……誰か、いませんか≫
【機械音声】≪発話内容:分類不能≫
▼ Tr2.第二回処置、懇願 [5分19秒/適応値 0.08 → 0.31]
被験体は交渉を試みます。従うから、時間を短くしてほしい、と条件を出す。
それも数値として記録されるだけで、何ひとつ変わりません。
【被験体】≪待って、待ってください、話を、話を聞いて──≫
【機械音声】≪観測間隔 ◯◯秒 判定:継続≫
▼ Tr3.適応訓練 [6分49秒/適応値 0.31 → 0.58]
自発的に口を開くことが求められる。従わなければ処置時間が延長される。
被験体はここで初めて「自分から」動く。
拒む前に体が反応するようになるまでの過程を、たっぷりと収録。
【被験体】≪……はい。……開け、ます≫
【機械音声】≪自発行動 確認 適応値 更新≫
▼ Tr4.連続処置 [8分11秒/適応値 0.58 → 0.79]
観測間隔が短縮され、回復時間が削られていきます。
【被験体】≪もう、やだ、やだ、やだ……≫
【機械音声】≪過剰発声 記録 測定値 0.61≫
▼ Tr5.適性判定 [4分18秒/適応値 0.79 → 0.96]
最終処置。被験体は完璧に遂行します。全項目良好、適応値1.00到達。
すべての判定が満点で終わった、その直後。
理由の説明もなく、サンプル処分が宣告されます。
【機械音声】≪適応値 1.00 全項目 良好≫
【機械音声】≪判定:サンプル処分≫
【被験体】≪……なんで≫
キャラクター設定
■【主人公/タチ/攻め】
名前:なし(執行者)
年齢:不明
体格:長身・成人男性。制服越しに体格の良さが分かる
身長:185cm前後(被験体視点で「見上げる」高さ)
性格:
・感情を一切見せない
・加害の意図も嗜虐性もない。手順を実行しているだけ
・被験体の質問に応答しない。無視ではなく、質問という入力が想定されていない
・作中で一言も発話しない
■【ヒロイン/ネコ/受け】※演者
名前:被験体No.0417
年齢:22歳
体格:細身。搬入後にさらに痩せている
身長:170cm
性格:
・記憶は完全に保持している。自分が誰かを覚えている
・理屈で状況を理解しようとする。だから答えのなさに壊れる
キャラクタープロフィール
― 目的不明の施設 × 記録された五回の処置 ―
被験体No.0417
CV:杏くん
搬入日、不明。来歴、不明。
本人は、すべて覚えている。
≪なんで、僕なんですか≫
問いは記録される。
ただし「分類不能」として。
五回の処置のあいだ、
彼は一度も名前を呼ばれなかった。
≪判定:サンプル処分≫
識別番号:0417
年齢:22歳
身長:170cm
搬入経緯:不明
処置目的:非開示
Tr1 0.08 継続
Tr2 0.31 継続
Tr3 0.76 継続
Tr4 0.96 継続
Tr5 1.00 サンプル処分
※適応値は単調増加。測定値は不規則に変動
※経過時間・観測間隔の数値は読み上げるが、基準は開示しない


