作品内容
異世界の峡谷の吊り橋で関所番として転生した元陶芸家のΩカントが山賊の頭領αに「通行料は金じゃねえ、お前の身体だ」と崖の洞穴で番にされる話
「——見つけた」
低い声が鼓膜を貫く。五年ぶりのαの匂い。焦げた樹脂と獣脂が混ざった、重く甘い匂いが鼻腔の奥を焼いて、下腹にじわりと火が灯る。
逃げろ。
足が、動かない。
琥珀色の瞳が松明の炎を映して揺れている。
五年前の嵐の夜と同じ眼だ。
——違う。あの時より、もっと冷たい。
「ひ……っ」
声が漏れたのは、ガルドの指が首筋に触れたからだ。五年前に歯を立てかけた、あの場所。項腺の上を親指でなぞられただけで、カントの奥がきゅう、と締まった。
(嘘……っ♡ 抑制剤、まだ効いてるはずなのに……っ♡♡)
効いていない。この男の前では、最初から効いていなかった。
「通行料の話をしようぜ、関
文字数はハート、濁点など込みで約12979字ほど。
BL / カントボーイ / オメガバース / 異世界転生 / 山賊α×関所番Ω / ノット / 連続絶頂 / メス堕ち / 官能小説 / R-18小説
