異世界に転生した元音大生のΩカント・リュートは、宮廷楽士として第二の人生を歩んでいた。抑制薬でΩの性を隠し、βの仮面を被って。誰にもカントの秘密を明かさず、ただリラの弦だけを友にして。
——その均衡を、宰相ヴァルターが壊した。
「陛下に伝えてほしくなければ」
冷徹なαの宰相に正体を暴かれたリュートは、秘密と引き換えに毎晩、執務室へ通うことになる。革手袋越しの指が暴く身体の秘密。楽士として鍛えた喉から漏れる、音楽とはまるで違う声。「お前の音楽の才能より、こちらの才能のほうが見どころがある」——その言葉が、リュートの誇りを抉る。
屈辱なのに、身体は嘘をつけない。拒絶しているのに、カントはαの指を締め付ける。
やがて関係は「脅迫」から「政治的取引」へと変わり、身体を差し出す夜は終わったはずだった。なのに、リラを弾く指が震える。弦に触れるたびに、あの手の温度を思い出す。革手袋が外された瞬間の——素肌の、熱を。
そして最悪のタイミングで、抑制薬のルートが断たれた。
残り二日分の薬。切れれば宮廷中にフェロモンが漏れ、Ωカントと知れた瞬間、楽士の座も、リラを弾く自由も、すべてを失う。
追い詰められたリュートが最後に扉を叩いたのは——あの執務室だった。
冷徹な支配者か、それとも。αの琥珀色の瞳の奥に、一瞬だけ見えた柔らかさは何だったのか。脅迫から始まる執着と依存、誇りと快楽の狭間で壊れていくΩカントの官能譚。
文字数はハート、濁点など込みで約15324字ほど。
ボーイズラブ / カントボーイ / 主従関係 / 宮廷/王宮 / 脅迫/強要 / 中出し / 快楽堕ち / オメガバース / 異世界転生 / 連続絶頂
——その均衡を、宰相ヴァルターが壊した。
「陛下に伝えてほしくなければ」
冷徹なαの宰相に正体を暴かれたリュートは、秘密と引き換えに毎晩、執務室へ通うことになる。革手袋越しの指が暴く身体の秘密。楽士として鍛えた喉から漏れる、音楽とはまるで違う声。「お前の音楽の才能より、こちらの才能のほうが見どころがある」——その言葉が、リュートの誇りを抉る。
屈辱なのに、身体は嘘をつけない。拒絶しているのに、カントはαの指を締め付ける。
やがて関係は「脅迫」から「政治的取引」へと変わり、身体を差し出す夜は終わったはずだった。なのに、リラを弾く指が震える。弦に触れるたびに、あの手の温度を思い出す。革手袋が外された瞬間の——素肌の、熱を。
そして最悪のタイミングで、抑制薬のルートが断たれた。
残り二日分の薬。切れれば宮廷中にフェロモンが漏れ、Ωカントと知れた瞬間、楽士の座も、リラを弾く自由も、すべてを失う。
追い詰められたリュートが最後に扉を叩いたのは——あの執務室だった。
冷徹な支配者か、それとも。αの琥珀色の瞳の奥に、一瞬だけ見えた柔らかさは何だったのか。脅迫から始まる執着と依存、誇りと快楽の狭間で壊れていくΩカントの官能譚。
文字数はハート、濁点など込みで約15324字ほど。
ボーイズラブ / カントボーイ / 主従関係 / 宮廷/王宮 / 脅迫/強要 / 中出し / 快楽堕ち / オメガバース / 異世界転生 / 連続絶頂

