ゆたおと〜呪われたボクがある日、顔なしヤンキーに出会いました〜 4

「お前、俺の囮になれ――」
男子高校生の八式緒鳥は、呪われた血のせいで昔から妖怪を引き寄せてしまう体質のため、いつも人目を避けて生きてきた。そんな緒鳥の前に、妖怪に顔を奪われ存在が周囲に認識されなくなってしまった青年・日々結貴が現れる。
自分の顔を奪った妖怪を探す結貴が、妖怪に襲われている緒鳥を助けたことをきっかけに「自分が守る代わりに、妖怪をおびき寄せるための囮になれ」と提案してきて…!?
緒鳥と結貴の前に突如現れた謎の雀から、結貴の顔奪還の鍵となる「椿」という人物を探せと告げられる。あの手この手で椿を探し出した二人だが、彼には普通の人には視えないはずの結貴の存在を目視できていて…!?
自分の顔を奪ったのは椿かもしれないと疑う結貴だが、緒鳥はそんな彼を「いい人」と言い、庇い続ける。その姿を見てなぜか結貴の胸は痛んでーー!?
顔無しヤンキー×妖怪ホイホイ系男子の不思議な出会いから始まる、和風ファンタジーBL。物語が加速する第４話！