作品内容
家族の愛情にめぐまれず、バイト先のオーナー・神津に父性に似たものを感じている主人公・太一。
神津ならば、自分が幼いころから欲しかった愛情を与えてくれるかもしれない……。
だが、神津が経営するスポーツクラブは裏の顔を持っていた。
ある日、バイト先でクラスメイトの高橋と遭遇した太一は、彼からおぞましい事実を知らされる。
ここでは若く美しい少年たちを集めて、金持ちの会員相手に売春をさせているというのだ。
太一は驚くが、神津とのつながりを失いたくないあまりに、沈黙することに決めた。
だがその決意を責めるかのように、少年たちのひとりが会員との情事の果てに、死亡した…。
神津はすべてを闇に葬るべく画策する。
それに異を唱える太一に向かって、
神津は「愛とか良心とか、見えないものをどうやって信じるんだ?」と冷たく言い放ってみせるのだった。
孤独な少年と男たちの哀しいBLダークロマンス、第1巻(全3巻)。