保健室の先生

  • 保健室の先生 [文苑堂]
{{ swiper.realIndex + 1 }} / {{ items.length }}
保健室の先生 [文苑堂]
著者 ichiro
出版社名 文苑堂 フォローする
レーベル COMICエウロパ
販売日 2015年04月04日
シリーズ名 保健室の先生
年齢指定
作品形式
ファイル形式
PDF
ページ数 26
ジャンル
ファイル容量
25.82MB

作品内容

放課後、何かと理由をつけては保健室に日参する井藤くん。
お目当ては、この部屋の主で保険医の氏家先生。いわゆる「保健室の先生」だ。
井藤くんは氏家先生のことが大好きで、実際に彼女の前で告白までしているのだが、
無口で無表情で朴訥なこの保険医は、そんな年下の少年の思いをただ静かに受け流し、
大人の余裕で煙(けむ)に巻いている…かに見えたのだが、実はそうではなかったよう。
井藤くんが帰ったあと、彼女は、湯気のたったマグカップを片手に思案する。
「人を好きになるって、どんな感じだったっけ。」

そんなある日の朝、登校する生徒たちでぎわう廊下で、
氏家先生は、女子と談笑しながら歩く井藤くんに気づくと、
我れ知らず身をかくし、彼らの通り過ぎる姿をじっと見送る。
自分を好きだと言った少年の、これまで見たことのない笑顔。
そして横には、スカートの丈も短い今どきの女の子が寄り添う。
セーラー服の彼女は若く、そして魅力的だ。
氏家先生は、そのふくよかな胸の奥に、なんだか言いようのない小さな感情を抱くが、
そんな冷静ではない自分に「はっ」と気づくと、一瞬でも心を乱した我が身を呪いつつ、
諦めのような気持ちとともに保健室のドアを開けるのだった。

昼休み、彼女からすれば「いけしゃあしゃあ」とでもいった感じで保健室にやってきた井藤くん。
これまで以上に無表情をきめ、つれない態度の氏家先生に、
告白の返答を問う彼であるが、彼女は心のモヤモヤを散らしつつ、
やめておけと拒否する言葉を突きつけると、
しまいには井藤くんを子供扱いして大人の面目を保とうとする。
氏家先生の、そんな態度に目を見開く井藤くん。
すると彼は彼女を抱きかかえてベッドまで連れて行き、
自分の本気を伝えるべく氏家先生にのしかかると、
彼女の挑発を買うように、唇を重ねるのだった。

「COMICエウロパ 2015年3月号(BJ053418)」に掲載されている作品です。

「COMICエウロパ 2015年3月号(BJ053418)」に掲載されている作品です。

著者作品一覧

作品をもっと見る

販売作品

レーベル作品一覧

作品をもっと見る

この作品を買った人はこんな作品も買っています

最近チェックした作品

開催中の企画・キャンペーン