麩洒裡さんのレビュー一覧

剣豪の代表格として、真っ先に名前が挙がるであろう宮本武蔵。
その実力については、当代きっての使い手達との対戦経験が乏しいこともあって、疑問視される声も多いことは分かります。
しかし、五輪書を見るに彼が武術における見識が非常に高かったのは確かでしょう。本作はそんな単に腕っぷしの強い剣豪としてだけでなく、武術IQの高い五輪書の書き手としての一面もある宮本武蔵の生涯を見事に描かれており、作者さんはこの分野における大御所だと改めて感嘆しました。

漫画家として、作者さんほど剣術に精通している方は稀も稀でしょう。
ピリッとした殺伐とした雰囲気に派手さよりもリアルな剣術に重きを置いたテクニカルな戦闘描写は流石の一言。
それでいて、登場人物が時折見せるとぼけた言動も入ってコミカルなスパイスが効かせられているのもこの作者さんならではの様式美。
マンガで学ぶ本格剣術、と副題しても何ら差し支えない剣術マンガの決定版です。

女性の肉感的な肉体美はもとより、化け物のデザイン・作画にも力の入れ具合が感じられ、退魔師・バトル物としても楽しく読める作品で、作者さんのベテラン漫画家としての力量に脱帽しました。
女主人公の房中術による吸精は2回ありますが、1回は描写がなく既に吸精された後で男達が倒れているシーンのみだったのが残念ではありますが、もう1つの巨根持ち大男を騎乗位で2度とセックスできなくなるぐらい吸精するシーンは見応え抜群でこれだけでも価値がありました。

グラフィック、キャラデザ共に良く、今でも観賞に耐えうるクオリティです。特に、緑髪にほどほどに引き締まり出るとこはしっかり出ている抜群の肉体を持ったOLのキャラデザは、ばっちり自分好みでした。
デジタルノベルなので、一切の操作が必要なく楽しめるスタイルなのが魅力ですね。
こうした手軽さは、昨今の長編映画を手短に解説する動画が流行るようなファスト化が消費されやすい潮流にぴったりなので、古い作品ですがむしろ今でこそ買いなのかもしれません。

よくもまあ主人公の父親はこうも強烈なキャラの女性達を抱え込んだものだと感嘆しますし呆れますね(笑)
特に実用的なのは風俗系ママのパワフルでアクロバティックなセックス、お水系ママの妖艶な騎乗位責め。この2つのシーンだけでも特筆すべきものがあります。
ただ主人公の本当の母親が・・・どのルートを辿っても正直はっきりとは判明しないのがなんとも(汗)まあ、話の筋から伺うにだいたい2人に絞られて来るのですが。

主人公は筋金入りの元不良、という設定なのですが、いざプレイしてみると他キャラ達の突飛な言動にばっちりツッコミを入れる気の良い奴という印象で好感が持てました。
メインヒロインの巫女先生は才色兼備ながらも世間知らずでどこか抜けていてこれまた愛され属性満載。
Hシーンに派手さはありませんし強いて言うならちょっと百合要素がある程度の落ち着いた内容ですが、これはこれで純愛コメディとして万人受けな親しみやすい良作に仕上がっております。

通勤中の痴漢行為にむしろ好都合とばかりに男を射精に導いてしまったり、風俗プレイでは本番前に凄腕のテクニックで男を射精に導いてしまったり、男に責められような場合でも余裕たっぷりにモノを受け入れて男を射精に導いてしまったり・・・。
今や星の数ほどあるビッチ物の中でもトップクラスにビッチな先生です。
原画家さんは古くから名作ゲームを担当しておりますが、今プレイしても本当に色褪せないハイレベルで実用性の高い絵柄ですね。

ショートカットの見た目ボーイッシュなメインヒロインと主人公の父親との絡みがたまらなくエロいです。主人公の父親が粗暴でも特段に口が悪くもない好人物なだけに余計に。
メインヒロインは見た目通り活発な一面があり、主人公の父親をちんぐり返しからのアナル舐めで責めるシーンは圧巻の一言です。
妖艶で肉感的な看護婦さんも魅力的で、初体験の相手がこんな女性だったら一生の思い出だろうなと。

一部、サンプルCGがキャラクター共々非常にそそられながらも本編では登場せず、ボツになっている点が個人的には寂しいですが、とにかく作画が2000年よりも以前に発売されたものとは思えないほどにレベルが高いです。
古き良きといいましょうか、むしろあの時代だからこそ出せるト言えるレトロかつしっかり表現された肉感的なエロさがかなりクセになります。

CG・イベントをすべて回収するには、それなりに選択肢に注意する必要はありますが、難易度は高くないのでそれほど時間もかかりません。
登場するママ達に貧乳は一切おらず、全員巨乳ですが、それこそがまさに「母性」どいったところでコンセプトへのこだわりが感じられます。
母性に癒やされながら、裸エプロンやスクール水着といったコスプレも楽しめるのもポイントですね。