.774さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:116件) |
---|---|---|
投稿数ランキング | - | (総レビュー数:58件) |
2016年12月09日
SRPGstudio製のゲームも、システムや素材にかなり手を入れた作品が
半ば当たり前になってきました。”デフォシステムをどうカスタマイズをするか”にこそ
作り手の個性がモロに出てくるわけですが、本作品はとにかくトガりまくってます。
主人公の容姿や成長率を自由に決定できるほか、
ステージも味方キャラも自由なジョブチェンジ先もぜんぶ30以上。
敵の中ボスも8以上で皆♀。つまり敵味方あわせて女性キャラは40近くいて、
エロシーンも総計70に届くわけですね。
キャラメイクは設定次第で「移動力」までガンガン上がるという
ぶっ飛びっぷりで、弓や魔法の間接武器も射程は序盤から5程度あったりと
FEライクかと思っていたら目をむくようなインフレっぷり。これがまた気持ち良い。
エロ要素についても同様で、フェチ一点突破の画風ですから
立ち絵を見た瞬間にどういうエッチをするキャラかあたりがつく。
その予想を裏切らず、仲間化してすぐ濃厚なプレイを楽しめるし
次の♀キャラの加入までもペースが短く、とにかくハイテンポに遊んで抜ける作品です。
2016年07月23日
とことん操作感の良さにこだわったハイテンポな作りです。
至れり尽くせりのユーザビリティがもはやおねショタ。
エロはルート分岐があるものの、焦らし多めの実質一本道。
シーン回収に困るということはなく、手や唇、胸とパーツ・プレイ単位のフェチが
はっきりしているので本番無しでもしっかりえっちです。
RPGとしても歯ごたえを保ちつつ難しくない戦闘バランスで、
アイテム合成システムも収集がわずらわしくない程度。
ふつーにやっても詰まらないけど、少し頭を使うと図に当たって爽快...のあんばいが実に楽しい。
特筆すべきは横スクっぽい画面構成。
有名な人気マップチップ素材なのに、この使い方が斬新で合理的。
各種ウィンドウもシックにまとまり、ツクール臭さが全然ない。びっくり。
フキダシ画像の変更でさりげなく没入感を深めるなどの配慮もこまやかです。
「こんな工夫があったのか!」という本作のヒラメキ、
ツクール経験者ならより味わい深くなってきます。
2016年07月17日
ゲームとしては曜日と時間を送りながら舞台の町を歩き回り、
ヒロインが寝取られていくイベントをのぞき見していくもの。
一本道ノベルで済みそうなお話がRPGの体裁で取ることで、
美麗なマップとドエロにデフォルメされたドットのエロアニメを楽しめるように。
他の表現方法ではギャグになってしまいそうな精液の量や男性器の巨大さが
淫靡に際立ち、ちょっと他ではない迫力です。
反面、語りすぎないことで想像力を刺激することも巧み。
台詞が無いのに主人公の気持ちがわかる。痛いほどわかる。そしてエロい。
と、ここまでは前作と同じ長所。これがパワーアップしているのはもちろん、
今作では、ネトラレにつきものの「無力感」をより強く主人公(≒プレイヤー)に与え、
心地よい惨めさを味あわせてくれます。
たとえば、最序盤でだけふつうのRPGっぽいプチ冒険があり、
小市民の主人公にも英雄を夢見ることができるのか? と思わせておいて、
真の勇者が現れる。その勇者様がヒロインをかっさらっていくのだから、たまらない。
また、前作では主人公も絶倫の気配がありましたが、今回は単発の粗チン。
だから時々は主人公がイイ目を見てもやっぱり惨めさが香り、
これが得も言われぬ陶酔感に。気づけば病みつきでした。
2016年07月12日
とある連続殺人事件の調査を依頼された殺し屋の少女2名を主人公とし、
1都市(拠点)で情報を集め、ステージを1つ1つ攻略していく
2Dマップ見下ろし型のスニーキング・ガンアクション。あとサスペンスグロ。
ゲームとしてはお金の無駄遣いにさえ気をつければ難しくはありません。
功績(トロフィー)要素もありますが、
救済用のスーパー兵器は結構簡単に見つかります。お探しあれ。
絵柄にはクセがあるものの、特筆すべきは演出・脚本の力。
シャフトのアニメがお好きなんだろうなぁーという画面構成を多用するのですが、
作品の持ち味に消化されきっています。
要するに抜群の雰囲気があって、説明や目的の提示がスピーディ。
ドットキャラがモタモタ歩いたり、説明台詞が長すぎたりで「待たせる」ということがありません。
グロ・リョナものだけにエロシーンはハードですが、
展開上避けられないシーンはいくぶん加減をしつつ
最終決戦への盛り上げとしても機能して...と、これがまたニクい展開。
ボス戦も見せ方が凝っていて燃えます。
2016年07月11日
ネタバレ気味な紹介になりますが...
実質的なエロシーンは1つです。その1つに辿り着くまでが綿密で背徳的。
読み手をうまく宥めたりスカしたりで、一気に読破まで持って行かされました。
主人公は平凡なサラリーマン。
パート勤めの妻に幼い娘を愛してはいるけれど、
ヤブヌマというブ男からのスワッピングの誘いに心が揺れる。
主人公の立場としても、ヤブヌマの立場としても存分に共感のできる配役。
あらぬ性への関心を芽生えさせつつも、
あんなブ男に妻が寝取られてしまうはずがない。
と、矛盾したギリギリの好奇心で、ある種、妻を試そうとする主人公ですが、
女性にはかないません。目論見は簡単に見破られてしまいます。
けれども妻は主人公を愛するがゆえにトンデモないことを言い出して――
ということで、「寝取らせ」であり「寝取られ」である絶妙なバランスを維持し、
ヤブヌマと妻を引き合わせる結構の夜を存分にハラハラさせる筆力は圧巻です。
ADVとしての機能も至極シンプルですからガッと読んでしまうのがよいでしょう。
レビュアーが選んだジャンル
2016年07月11日
製作ツールはSRPG Studio。
同ツールの登場でFEライクな作品も18禁含め続々登場してきましたが、
本作の特徴はシナリオ・世界設定も本家FEを意識して
雰囲気を表しているところかと思います。
現在の時間軸で起きている戦争の背後に、人と竜の相剋の歴史があった、という
ありがちだけど個人製作で挑むには重厚なスケールの物語を描きつつも、
エロ要素も備えてと、もう、大変な労作です。
いわゆる「ジェイガン」ポジションのユニットも
愛着を持って動かしていけるようなシナリオの起伏があるのも
本家FEのオールドファンには嬉しい仕掛け。
素材やツールの制限からか、マップは小さめ、戦闘アニメも簡略表示のみとなっていますが、
そのぶん程よい体感速度でプレイできました。
2016年07月11日
主人公は「ナイトメアとドッペルゲンガーのハーフ」というのが警抜な発想。
いろいろなジョブの女冒険者たちを倒すことで
「彼女たちの悪夢=エロシーンを覗き見」し、「相手の姿をマネられる」という
ゲームシステムをぴしゃりと象徴しています。
ゲームとしては「力自慢である女戦士の姿をとれば、重い物を動かせる」と
変身によってダンジョンの仕掛けを解くパズル要素がメイン。
RPGらしい戦闘もありますがDQ1並に研ぎ澄まされたシステムと
メニューUIはなかなかスタイリッシュ。
世界観は伝統の「勇者と魔王のファンタジー」ながら、
主人公は冒頭から両陣営に加勢を乞われ、どちらに与することを選ぶのか...と実に興味をかきたてます。
エロシーンもテキストはあえぎ声で押し進めている感がありますが、
スチルは背景までしっかり描き込まれいて陵辱の「悪夢」の空気感たっぷり。
2016年07月10日
恋のロリ神が力のカケラを地上へ落としてしまい、座敷童と共にその回収へ...
という絵本のような出発点ながら、エロはハードでバリエーションも豊富。
憑依や触手、洗脳とちょっと倒錯気味でも
さっぱり元気なキャラクターが後味よく抜かせてくれます。
本筋も1章1都市と区切れが明確、サブキャラもたくさん。
「力のカケラは誰が持ってるんだろう?」の探索パートのほか、
全編を通じて競い合う巨悪の描き方もとにかく丁寧。
よく練られているお話をさっと読ませてくれるライトさがノリよく遊ばせてくれました。
RPGとしてはオーソドックスだけど、シンプルに歯ごたえのあるバランス。
自作のドット絵もオリジナリティが高い反面、ちょっとマップが広すぎるのと、
その対策のワープ(施設)ももう少し簡素に作ってあってほしかったかも。