イッサーさんのレビュー一覧

本作に登場するクロエちゃんは、「大人しそうな感じ」でいて、それに加えて妖艶さを醸しでいているサキュバスです。それらの2要素がエロさをさらに際立たせています。
それでいて、主人公をしっかりとリードしてくれて、満足させてくれます。
サキュバスの定番っぽい感じではありますが、それでも味わい深い昨比と言えます。

本作でまず引き込まれたのが、効果音のクオリティーの高さです。
ラミアがやってきたときの体を動かしているときの効果音がどこまでもリアルに再現されているようで、実際にすぐそこにいるような感覚になります。
舌による全身の愛撫やディープキスの音も本作のタイトルにあるように、
まさに「脳まで響く」、そして興奮を呼び覚ます素晴らしい仕上がりです。

ラミアの話し方も妖艶さを漂わせ、いけないと思いつつもドップリとハマっちゃいます。最初は死の恐怖、後半はラミアによる求愛を堪能させていただきました。

「作品には、作者の思いが込められる。宿る」といわれることが
ありますが、この物語はまさにそれを描いた作品と言えます。
声優さんによる語りや、求愛・搾精の描写が聴きどころであることは
もちろんですが、、「作者がどういう人間なのか」を観察することも
できるという魅力も兼ね備えていると思います。
物語の中で、作者の人間群像を垣間見ながら楽しむことができました。

また、女性に愛されたい、求められたい、交わりたい。そんな男性なら
誰しも深層意識に持っているであろう感情を描いた、まさに芸術品です。

眠れない主人公を、しっかり癒して眠りへといざなうサキュバスお姉さんの
お話です。
サキュバスなら普通、眠れないからとかに関わらず容赦なく搾精するような
イメージですが、本作のサキュバスお姉さんは、主人公が気持ちよくなれる
よう、あらゆる手を使って癒してくれます。
ゆったりとした気持ちで聴くことができる作品です。

本作に登場するサキュバスについて、自分は「優しいお姉さん」という
表現をあえて使わず、代わりに、「人情深い粋なあねさんサキュバス」
と表現したいです。

しゃべり方が少しヤンキーっぽい含みがあるのですが、それが良い味を
出していて新しい感じの聴きごたえがあります。
それでいて抱擁や耳かき、添い寝など、癒し要素もたっぷり☆
サキュバスによる搾精は比率が少なかったようですが、個人的に大満足の
作品でした。

夢の中から現実世界までやってきて、さらに一日中主人公を追いかけまわして精子を搾り取るサキュバスお姉さんのお話です。

主人公の自室はもちろん、一つ間違えると公衆の面前にさらされるような場所でもお構いなし。普通ならサキュバスであっても人目を避けると思いますが、それは一切なし。特に電車でのシーンは、人がたくさんいる場所でこっそりやる背徳感と射精による快感のはざまで葛藤する主人公の心情が感じられます。
サキュバスが終始上位でありますが、恐怖感で従える感じはありません。
むしろ、話し方に少しおてんば感があってちょっと親しみやすかったりも。

そういった意味で興味深い作品ですね☆

一人前のサキュバスになりたい一心で、修行するアムちゃん。
少しのあどけなさと大人の色っぽさを兼ね備えていて、観る人を魅了します☆
目の下が少し赤くなっているところや、小首をかしげながらおねだりしてくる姿がたまらなく良いです!
体つきも標準的でちょうどいい感じ。
でも、搾精はしっかりしてくれます。
何だか応援してあげたくなりますね☆
一人前になった姿も見てみたい!

本作では新たな力を手に入れた主人公が上位的プレイになります。
そんな主人公に、前作では優位に立っていたサキュバスも終始翻弄されています。前作との、そういったギャップがあるおかげでサキュバスのかわいらしさがしっかりとひきだされていて、良いツンデレ感を醸し出していると思います。
続きものでは、立ち位置はあまり変えずにやるイメージですが、本シリーズはそれを逆転して、よい仕上がりになっています。

サキュバスというと、結構連続で搾られるイメージがあります。
本作のサキュバスちゃんも御多分にもれず、その類と見えますが、恐怖感というのは感じませんでした。サキュバスちゃんの持前なのか、明るく楽しく、初対面のわりに結構人懐っこいしゃべり方が、むしろ親しみやすさを感じさせてくれます。なので多少がっつかれる描写に対しても聴いていて悪い気はしないというか、ちょっと歓迎モードにさえなります☆
楽しく聴ける作品と言えます。

最後に…、押しかけサキュバス妻、万歳☆

個人的にヤンデレは苦手なイメージがありましたが、サキュバスによるヤンデレ作品ということで前々から気になっており、今回思い切って購入。

主人公に一目惚れしたサキュバスさんが徹底して愛を注いでくれます。
時折現れるヤンデレ要素や冗談っぽいことを言っていると思わせてからの不意打ち的発言など、本来なら好まないほうなのですが、「サキュバス」という要素のおかげで不思議と楽しんで聴くことができました。
これもサキュバスの魅了の力なのかもしれません。