癒され屋さんのレビュー一覧

不穏な言い回しだという他の方のレビューの懸念もわかりますので、違う見方をレビューいたします。がっつりネタバレです。

トラック4 由乃さんの別れ際の最後の言葉。私は単に電車エッチにドはまりしたド変態の由乃さんが、己の性癖から吐露した言葉だと感じました。目がハートになってそう。


さかのぼってみると、トラック2の7:50あたりで似たようなセリフがあります。
そこでは「バレたら二人そろって破滅だが、そう思うと余計興奮する」のように囁いており、痴漢プレイのスリルと快楽に完全に虜になってる様子が窺えます。
最後のそれはさらに一歩進み、バレて破滅して(あるいはさせて)しまうかもしれないが、好きな人との痴漢プレイがやめられないという告白ではないでしょうか。


前作のアリサちゃんとは違って かなり「重い」子で、本人は重いことにまったく忌避感を持っておらず、「あなた」に対する好意はクーデレ並みにストレートです。全編通し、特に不穏さはないかと思います。
アリサちゃんのように関係を求めず、むしろ「満員電車で会う」ことにかなりこだわっているあたり、関心が痴漢にかなり寄ってるだけではないでしょうか。
あるいはお嬢様学校ゆえ、自由に会ったり付き合ったりできない、抑圧された環境に対する反発が、快楽に寄った思考やゆるい破滅願望になっているだけかもしれません。


正直、この「別れ際の言葉」についてちょっと警戒してなかなか購入できなかったのですが、機会あって買って聞いたら素直に受け入れられました。

痴漢に積極的というと 痴女やビッチ、SやM寄りなことが多いですが、余計な属性がつかず、その快楽(とあなた)にのみフォーカスした由乃さんは実にドエロくてGood。
こういうのでえんやで。

両耳から「好き」って囁かれるだけでも強烈ですが、催眠によっていつの間にかこちらからも好きになっていて、
その結果自分の大好きな人から甘く囁かれるという破壊力抜群な内容になっています。
ノリのいい音楽と催眠、ダイレクトな好意でお姉さんに夢中になったところ、
カウントダウンによるドライ絶頂に導かれますが、幸せいっぱいでした。

催眠のかかり方は夢中になる、熱に浮かされるという方向のようで、特殊だと思います。
深く夢に入るような催眠音声とはかかり方が異なるので、浅いかな?と思われるかもしれませんが、
何度か聞いてるうちにお姉さんが可愛く思えてきたらばっちりかかってます。

聞いていると強く自己肯定される感もあり、癒され、元気になります。
また、サウンド+催眠音声には珍しく甘やかで、責めや辱めがない作品ですので、
きつい表現が苦手な方にもおすすめです。