ドリさんのレビュー一覧
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何が良かったのか上手く言えないのですが、不思議と気に入った一作です。
エッチなシーンは数クリックで終わるほど淡白だし、町の作りもそんなに凝っているわけでもない。
お話自体もアッサリ味で、主人公はギャグと不愉快のスレスレを攻める自己中心男、泣かせにかかる感動大作というわけでもありません。
ですが、実際の世界地図に模した全体マップ、アジアの国々をパロディ化した町の数々、その町ごとに違った特産品、国の特色を生かした様々な民族衣装を纏った住民ユニット。
製作者のアジアへの愛が溢れんばかりに詰まっています。
特に町に入るごとに表示される国の名前と実在する国旗をアレンジしたグラフィックには、強いこだわりを感じました。
お話は軽いギャグテイストで、記憶を失った少女の手がかりを求めてアジア諸国をまわるというものです。
この道中、最初は主人公の性格の酷さに呆れ果てるのみのヒロインが、なんだかんだ徐々に惹かれていく様が可愛いです。
一度お話を終わらせても、自由に世界を巡る事はできるので、ヒロインと共に気の済むまでアジアの海を満喫できます。
惜しむらくはヒロインとのエッチにはそこそこのバリエーションがあるものの、殆どのシーンが一度見たらCGのみでしか回想できなくなってしまうのが惜しかったです。
最近の同人作品が変にプロ作品に近くなり、同人らしさが失われつつある昨今、作者の趣味をこれでもかと詰め込まれた同人ゲームらしい同人ゲーム。
応援させていただきたいと思います。
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前作アンチバタフライエフェクトが非常に面白かったので今作も買ってみましたが、こちらもまた非常に面白い作品でした。
感想書こうとすると野暮なネタバレになってしまいますので具体的な事を書くのが難しいのですが、話のテンポと演出が良く、引き込まれるというより、作者にいい様に引きずり回される感じでした。
RPG部分はあくまで話と話を繋ぐ幕間的なものなので、ガッツリとRPGを遊びたい人には向いてません。
ノベル的な面白い読み物を望んでいる人にお勧めです。
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最初はNTRものとして、ちょっと手を出してみるか程度の気まぐれでした。
まさかこんな壮大で伏線回収が美しい作品とは思ってもみなかったです。
シナリオ自体はわりとアッサリ目で演出も少々物足りないと感じたのですが、プロットの出来が群を抜いて素晴らしい。
具体的にどこがいいとかは、ネタバレになる上に野暮な語りになるので、あえて書きません。
18禁作品としてはアッサリし過ぎなので、そっちを目的に買う事はお勧めしません。内容も仲間がとにかく悲惨な目にあうので人を選ぶと思います。
SF作品としては手塚治虫や藤子F不二雄に近いテイストで、SF好きには是非手に取って欲しい作品です。
私はこちらのサークルさんの作品を遊んだのはこれが初めてですが、他の作品も遊んでみたいと思います。
水晶物語未プレイの方も遊べる作りにはなっていますが、水晶物語本編を遊んだ方の方が楽しめるファンディスク的作品です。
作り自体はコンパクトな短編RPGですが、1周では体験できないイベントや、入るたびに作りが異なる樹海ダンジョンなど、何度でも気軽に周回して遊べる作りになっています。
主人公ツバメのお相手も、老いてなお盛んな獣人、敵中ボスモンスター、水晶物語ラスボスの息子の竜人、年下の男の子、獣人の男の子、中年のおっさんとバラエティ豊か。
(雑魚モンスターに敗北してというのはありません。)
相手との関係も行為の回数によって三段階に変化し、だんだんと堕ちていく様子が描かれています。
ここのサークルさんはゲーム自体が遊べる作りになっているので個人的に評価が高いのですが、今回も何度も作りが変化するダンジョンや、マップ切り替えごとに徐々に強くなっていく敵と、バランス自体もかなり練り込まれています。
ただ、難しすぎるといけない為なのか救済措置で強力な仲間キャラが登場しますが、歯ごたえのあるRPGを望むなら仲間にせずに自力で攻略した方が面白いと思われます。
また、レアマップにしか登場しない装備を求めて何度も樹海に入ったり、強力な敵がバランスブレイカー的な装備を落としたり、能力不明な装備を鑑定したりと、強力なレア装備を求めてプレイするのが、古典RPGのウィザードリィを彷彿とさせて楽しかったです。
惜しむらくはバリエーションを豊かにした反面、エロイベントが前戯がほぼ無しで淡白なものになってしまった事。水晶物語の超終盤ではあるけど非常に濃かったアンナのイベントが好きでここのファンになった自分としては、その点は非常に残念でした。
一部、特定の衣装を着る事で前戯が濃厚になるイベントがありましたが、あれは素晴らしかったです。全ての相手にあのレベルのイベントがあれば、本当に文句の無い出来でした。
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幼少時に健全な気持ちで見ていたもののアダルト作品ほど、インパクトのあるものはありません。
特に、当時の絵柄をかなり再現しつつ、かつ内容がハードならなおさらです。
男たちの攻めが非常にねちっこいのが良かったです。
ところで男達のモデルはこちらの作品の原作ではなく、同時期ではあるけど作者も違って全然関係ない超能力バイオレンス作品「凄ノ○」に出てきた青沼、安田達ではないかと思われますが、これらのネタの引っ張り方も凄いですね。
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こちらの作品の原作は、いいところで寸止めという、当時の作風からいったら仕方は無いけど、非常に悔いの残るものでしたので、それを良い形で補完してくれた事が素晴らしいです。
何しろ原作に非常に近い絵柄だという事が最大の特徴です。
大人の事情で1作目のみで続きの出ない、魔導都市アスタ○トの続きを意識して、補完されているのが素晴らしいです。
個人的に評価が高いのは、最終章で登場する、様々なアダルトアニメのそっくりさん達が魔物に襲われるシーン。
特に超次元伝説○ル(1作目)のキャロンのそっくりさんが、ガッツリやられるのは数ページにも渡って描かれており、同作家さんの過去の同人誌で、二次創作にも関わらず原作と同じく寸止めにされていた事で忸怩たる思いもあったので、まさしく溜飲が下がる思いでした。
絵柄は独特ですが、やり込んでいるうちに、そこも良いアクセントに感じられるようになります。
性に無知な少女が、汚いおっさんどもから様々なセクハラを受ける作品ですが、細かく入ってる簡易なアニメがいい味出してます。
アドベンチャーゲームとしては、かなり歯ごたえがあり、コマンド選択ながらも80年代のゲームの様な難易度です。
セクハラ止まりだった前作に比べて良かったのは、本作から本番行為が追加された事ですね。
格段に良くなりました。
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短編で淡々としたRPGですが、終盤の怒涛の寝取られイベントラッシュが物凄い作品です。
一般作品では主人公がヒロインをあわやというところで助けるシーンを助けられなくしてる。これだけでも充分なのに、もしかしたら助けられるかも?と希望を僅かに抱かせながら、必死に頑張る主人公サイドの行動の合間に、ヒロインが徐々に落とされていく構成が素晴らしいです。
簡易なアニメーションも、結構いい味出してます。