しとねさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 319位 | (役に立った数:462件) |
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投稿数ランキング | 247位 | (総レビュー数:107件) |
よい作品です。
絵柄はまず見ての通りとてもかわいく、また安定しています。戦闘中のドット絵も、主人公はよく動くしかわいくて、敵もちゃんと描かれていてリッチ観があります。
システムやユーザインターフェースは分かりやすいですし、マップなども不必要なストレスがかからないようになっています。
文章も安定していて、というか上手で読みやすいです。キャラクター性もよいです。
そしてえっちです。かわいい系の絵柄なのに違和感なくエロス展開をできています。過程としては敗北or淫刀の力が街で急に発動して目の前の人と、ということが多いですが、プレイ内容は色々バリエーションがあります。
主人公が割と真面目なよい子なのでエロが凌辱的すぎて悲しい気持ちになるのでは、と序盤は心配したのですが、意外にもそうではなく、ある程度困りつつも「うー、やられちゃった/やっちゃったなあ」というくらいなのでエロシーンを見て悲しくなることはないです。刀の能力を強くなるためにある程度受け入れてるということと、人間でなく妖怪だからということで、その「よい子だけれどセックスで落ち込みすぎない」という部分も頷けて、引っかかったりしません。
全体として、ゲームの勘所を押さえた上で丁寧に作られたという印象で、とてもよかったです。
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有名どころのSLPLUSH WAVEさんのゲームを初めてプレイしました。
面白くプレイしやすく、確かにこれは有名になるなあと感心しました。
全体的に操作が警戒であり、また、3Dダンジョンなのに探索が面倒でない(かといってヌルいわけでもない)マップ作りやゲームシステムなのがよいです。
私はスペックが高くないノートPCなのですが、それでも調子よく動く軽さもありがたいです。
好みとの当たり外れが多い、声優さんやテキストも、手堅くできていながら面白さ・エロさを実現しています。
様々な要素が高いレベルで作られていて、元ネタのDQをプレイしたことのない私でも楽しく遊べたのはそのお陰だと思います。
2015年08月19日
BF、いわゆるバトルファックゲーム。
セックスで相手を生かせた方が勝ちという、戦闘をセックスで行うRPG。
このジャンルは幾つか出てますが、このゲームの特徴は何と言ってもアヘ顔。
好きな人には間違いなくアピールポイントになるでしょう。
アヘ顔が苦手な人もかなりいるのですが、その人のためにアヘ顔オフ機能があります。(アヘ語は使いますが)
また、BFゲームはイカせて楽しみたいのかイカせられて楽しみたいのか、つまりサド側かマゾ側かで作者の趣向がはっきりしていることが多いです。
それはプレイヤーからすると自分の趣味に合ったものをチョイスすれはヒットしやすくありがたいので、決して悪い事ではありませんが、逆嗜好のゲームはどうにも手を出しづらいということでもあります。
さてこのアヘクエは、女の子のアヘ顔を売りにしているのでややSよりではあります。
しかし、雑魚的もバリエーション豊かな責めをしてきますし、ボスには勝ってアヘらせるイベントも負けて搾られるイベントもあります。
つまりM嗜好の人もターゲットにいれているということです。
アヘ顔を推しつつ好まない人向けにオフ機能をつける、Sな人もMな人も楽しめるようにする、など、買ってくれた人には極力色んな人に楽しんでもらおうという気遣いが見えるな、と思いました。
調教ゲームは好きだけれど3Dものはあまり……と思っていたのですが、それで手控えていたのを後悔しました。
マウスのこちらの操作にクネクネ動いて嫌がったり感じたりしてくれるというのがこんなに魅力的だとは思いませんでした。
FLASHゲーでマウスでおさわりするタイプのものもありますが、それらとは違う、妙な臨場感・没入感があります。
声優の方も、わざとらしくなく自然でいいです。
随所にこだわりや工夫も感じられて、とても満足な作品でした。
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絵柄やゲーム紹介から感じる柔らかい雰囲気、それを全く裏切らない作品です。
プレイしていてふにゃっとした気持ちになりつつもえっち、というのはかなり独特で、それでいてとても心地いいです。
成人向けRPGの一部には、子どもの頃に遊んだようなRPGでありつつ成人向け要素があることで、郷愁を感じつつ興奮できるという特徴があると思うのですが、この作品はそれに加えて童話のようなストーリータッチ・世界の雰囲気がまたもうひと味、無邪気な気持ちを思い起こさせてくれます。
主に肛門で魔法を吸収するとの部分からイロモノゲームと先入観を抱いていたことを深く反省しています。
丁寧なストーリーと演出、魅力的なキャラクター、いやみのないテキスト。
戦闘システム、成長システムともに独特なのにとっつきづらくない上に、エロと上手く結び付いてる(肛門吸収は結局私は興奮してしまいました)。
まぎれもなくよい作品だなあと感じました。
特に個人的には、成長+装備入手イベントである精神世界のセックスにおいて、姉と睦みあいながら強くなっていくことが演出としては一言一言の会話や選択肢、ゲーム的にはステータス・装備・スキル・アイテムなど全ての面での少しずつの強化で表現されていて、幸福感が感じられてとてもよかったです。
初めて当サークルの作品をプレイしました。
独特のひんやりした空気感、エッチシーンの精神面・特に恥じらいを重視した文章描写などが大きな魅力です。
一般的に、内面描写はしばしば文章が長くなりがちで、私は好きですけれど人を選ぶのが事実だと思うのですが、当ゲームの文章は適度な短さの台詞で恥ずかしさなどを表現していて、色々な人が楽しめるなと思いました。
またドット絵もエッチシーンでよく動くので、好きな人は好きだろうなあと感じます。
最初はメニューなどビジュアル面が少し野暮ったいなと思ったのですが、体験版の範囲内で慣れました。
昔からフリーゲームをプレイしているような人には、むしろこれも懐かしさを感じるようなプラスポイントかもしれませんね。
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このゲームでの主人公のHPは非道ポイントの略であり、娼婦の親から少女を買い叩いたり、調教したりといった非道な行いをした時に心が痛んでダメージを受けるのです。
……といった設定からも分かるように、ユーモアとえぐさを合わせた、ブラックジョークのようなノリが随所に見られる作品。
コメディタッチのゲームは滑って寒くなることも時々ありますが、今作は私にはばっちり面白かったです。
その軽いノリに加えて、1日=1ターンずつ行動していくSLGタイプなこともあって、気楽にはじめて気楽に中断できます(SLGにつきものの、いつまでもやってしまうキケン性もあったり)。
ご覧の通り絵柄も明るめで、作風に合っています。
ゲームの難易度は、案外……というか結構歯応えがあります。
好みにもよりますが、SLGは難易度が低いと淡々と作業をするだけになってしまいがちなので、えっちなゲームであってもある程度難易度があるのはよかったなと感じました。
体験版でノリも操作感も分かるようになっているので、少しでも興味を引かれた方はプレイしてみるとよいのではないでしょうか。
凄い作品だなあと思います。
敢えてネガティブな言い方をすれば、女性主人公の成人向けRPGとして凄く斬新なところがあるというわけではないかもしれません。
「えっ、こんな方向性があるなんて!」という感じではないです。
しかし、今作は間違いなく名作だと感じました。
というのは、様々な部分が物凄く作り込まれているのです。
成人向け同人RPGでは、絵や音楽は綺麗な方がいい、戦闘中の服脱げ・凌辱要素があった方がいい、敗北凌辱がいい、着せ替え要素があると嬉しい、着せ替えならグラフィックにも変化があるといい、売春要素も欲しい、徐々に淫らになっていくシステムがあると興奮する、テキストはテンポがいい方が、適度なギャグも、基本的にゲームオーバーなしだとユーザーフレンドリー、ステータス育成の自由度があるとゲーム性も増す、etcetcの「あると大体プラスになるだろう要素」が色々ありつつも、網羅した作品は滅多にありません。
しかし、今作はそのような、あると面白くなるであろうものが片っ端から詰め込まれており、かつハイレベルにまとめられています。
いわば、腕のいいシェフが、贅沢な食材を山ほど使って料理を作れば物凄く美味しくなるに決まってる、みたいなものです。
これだけ全部載せで作り込めばそれは当然面白くなるだろうけれど、それをバランス良く実現するのは非常に大変だぞ、というのを実際にやったのが凄いです。
長々と書きましたが、体験版をプレイするとどう良いのかすぐ分かると思います、是非。
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絵柄から明るい雰囲気が伝わってきますが、それを裏切らない楽しい作品です。
コメディタッチの同人ゲーム特有の、どこか懐かしく居心地のいい前向きな世界観が見事に描かれています。
イラストのみならず、システム、キャラクター、ネーミングなど細部までポップなセンスが統一されていることに抜群の安定感を覚えました。
しかし軽くて薄っぺらというわけではなく、キャラクターたちは生き生きとしていますし、やりごたえも、そしてもちろんHな要素も十分です。
安心してプレイできる良作です。