|
-
作曲基礎理論~専門学校のカリキュラムに基づいて~
-
月に憑かれたピエロ
-
2,090
円
/
190pt (10%還元)
- パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本に続き、今度は専門学校のカリキュラムに基づいた本格的な作曲本を書きました。プロ志望向けの方本格的な電子書籍です!
-
全年齢体験版
|
- 販売日: 2013年06月07日
-
販売数: 1,765
-
(249)
|
目次だけ見ても、作曲の「全体像」を俯瞰し、カバーした内容である事が良く分かる。
書店の作曲コーナーに置いてあるような本は、過度に易しすぎたり、或いは、既にかなりの知識がある事を前提としたようなものも多い(勿論、例外はあるが)。
本書は、ウェブからダウンロードするタイプの、所謂「電子書籍」的な本なのだが、市販されている本と比較しても、かなりきめ細かく、作曲の全体像を掴む事に成功している稀有な書籍だと思う。
一方で、「丸暗記しなきゃいけない」ものが、結構あったりする。勿論、作曲には或る程度の知識や、「覚えていないと話にならないもの」があると思う。にしても、例えば、「これがメジャーキーです」とぽーんと出されても、「え? これ全部丸暗記?」となってしまう人もいるのではないだろうか。
個人的には、本書と併用して、『聴くだけ楽典入門~藤巻メソッド』(藤巻浩・ヤマハミュージックメディア)などを使うと、より効率的ではないかと思う。
前述の例で云えば、♯系、♭系の調号の増え方の法則、などが分かりやすく書いてあり、まさに、本書を補うような形で利用出来るからだ。
ともあれ、本書は、従来の作曲本が何故か書かなかった「急所」が押さえてあり、「そこが知りたい!」という欲求を十分満たしてくれる。
これから作曲を始めるなら、一冊(という云い方でいいのかな?)、手もとにあると便利な本だと思われる。
この本を基準に「より基礎的な内容」を勉強していったり、或いは、この本を基準に「より高度な内容」へ行ったりも出来る、「基準」として使える本だと感じた。
もう少し、自在に作曲が出来るようになったら、このサークルさんが出している、ミキシングやマスタリングの本なども買ってみたい。