こうじさんのレビュー一覧
2017年01月28日
いつもながら異常な世界観を見事な描写で描かれています。
主導権の動きやエスカレートしていく様子というストーリー面はもちろん、母、経産婦らしさのあるムッチリとしたいやらしい身体を描いた絵も素晴らしく没入させてくれます。
途中に少しだけ出てくるコスプレシーン、個人的にはかなりツボだったのであれをもっと見たいとも思いました。
女尊男卑的な世界観をベースにその中でも勝ち組男との差を見せ付けられる負け犬たちを主軸にした3話構成の作品です。
3話では女体化もあります。
kasasagiさんらしい、屈辱を煽られる文章と、秀逸な画像との組み合わせで、まるで自分がその世界の一員かのような臨場感を味わえます。
そう、つまりはそれだけの狂おしいほどの屈辱を感じることができます。
タイトル通り、甘美なる屈辱に心を焼かれながらしごいていると、あっという間に果ててしまいました。その屈辱感がまた新たな興奮を生み、さらに続きでもしたくなってしまいます…
設定自体が非常にインモラルなので冒頭の背景説明で既に興奮しますが、今作はあくまでその世界観の中である親子に絞ったストーリーです。
それ故、本来ならばごくごく普通に幸せを享受していたであろうその親子の異常ともいえる淫らな変化が生々しく描かれています。
圧巻はそのクオリティの高いCG。何より表情の変化で、感情がダイレクトに伝わるような表現力に興奮が加速していきます。もちろん体型の変化も楽しめますし、読んでいる間中、濃密な時間が過ごせること間違いなしの一作です。
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こんな世界が本当にやってくるのでしょうか。
あまりに異常、絶望、正に無情…しかし何度も何度も読んではその度に動悸がするほど興奮してしまいます。
6ページで終わってしまうのが残念で、もっとこの世界を覗いていたいと思わせてくれます。
とはいえ価格を考えると大満足の傑作です。
レビュアーが選んだジャンル
さすがのクオリティです。
歪んだ設定、異常な世界でありながら個性的に描かれる登場人物の業ともいうべき欲望は非常にリアルで湿り気のあるストーリーに入り込んでしまいます。
更にそれを盛り上げるのが多く挿入されている画。絶望と狂気、欲望に満ちた表情がたまりません。