地味井さんのレビュー一覧

設定上しょうがないのかもしれませんが、ずっと同じ背景で戦わなくてはいけないのが残念。しかしそんなマイナス面を吹き飛ばす、キャラグラの素晴らしさ!打撃で吐いたり血飛沫飛んだり、痛い痛い!!
かなりゲームスピードが速いため、ガチ対戦すると読み合いの応酬となること請け合い。リアルに血を見るかも…。大技ではなく小技の仕掛け合いをハイスピードで繰り返すタイプの格ゲーです。その一方で何となく適当にボタンを連打してもそれっぽくプレイできる点などは、お見事な調整。
対戦相手の止めをさせる、という点はシステムとしての意味はありませんが、プレイヤー的には意味がありすぎです。無意味なのにいたぶっちゃうんですよね〜、不思議と…。
さあ、ボロ雑巾にされる女の子を見て、貴方はどんな表情を浮かべるのでしょうかねえ…。

前作から誰にも望まれていない新キャラクターを追加し、格闘変人シリーズ堂々の最終作。
実写背景を背にフリーランニング制で生き生きと暴れまわる変人達を見ていると、日本はまだまだ大丈夫だと確信できます。キャラ表示が小さいのが残念ですが、演者さんのプライバシー保護の為だと無理矢理納得しましょう。
ゲームとしては格闘ゲームというよりもお祭りゲームとして、かなりやられても粘り続けられるバランスです。こんな奴死んじゃえば良いのに、というキャラがほとんどですが。
タイマンよりもバトルロイヤルこそがこのゲームの醍醐味。ぜひみんなで爆笑しながら、過ぎし日に思いを馳せましょう。こういうのは最終回だからこそ、笑って見送るのが礼儀です。
いつの日か、パソコンの奥からこのゲームのファイルを見つけて苦笑できる日が来ますように。
ありがとう、格闘変人達よ!

ころころしたかわいいグラフィックは相変わらずの高レベル。丁寧な演出や格好良いインターフェイスも好印象。「かわいく明るいエロ」の表現に対するこだわりが今回も十分堪能できます。パーティキャラの着せ替えや敵キャラの脱衣など前作以上のギミックも満載!おみごとです。
小さな世界をたくさん用意することで、エロのシチュエーションやコスプレのバージョンを多数味わえるお得感を演出する点は、エロRPGならではの工夫だと思います。
ほんわかした世界でお気楽なエロにニヤニヤしつつ、個性的すぎる仲間たちとともにのんびりやりこみ要素を埋めていく、そんな風に楽しみたい良ゲーですね。

売り飛ばされた家族を救うため、牛娘ががんばります。悲惨なシチュエーションながら、悲壮感が無いのは、ひとえに主人公のひたむきさゆえ。頼りになる仲間や、アホな仲間に助けられつつ、最後はもちろんハッピーエンド。
ゲームとしてはストレスフリーな工夫を随所に見られることに好感が持てました。複雑さの無いダンジョン、移動の簡便化、取り落としイベントの回収等、基本ですがおろそかにしがちな点をキチンと抑えている印象です。
「サクッと遊べる」ことにこだわる事も、立派なこだわりのひとつです。プレイヤーはエンディングの後には、素直に「よかったね」と思えることでしょう。

フリーシナリオ色の強いRPG。イベントに対して複数の選択肢が用意されているので、結構試行錯誤が必要かも。セーブはこまめに。
バランスは厳しめ。限られた所持金でスキルを身に付けるか、装備品を入手するか?そこで軍資金を手に入れるために、おんなのこモンスターを捕獲!売っぱらえ!ヒャッハー!
…というシステムの割に、悲壮感皆無。主人公真面目君。おんなのこモンスターを仲間にできれば良かったんだけど。そこは仕事と割り切っているのかな、主人公君?
パートナーは最初に選択してずっと付き合うことになるので、よく吟味して選びましょう。スキルの習得を選択することで、自分好みに成長させられますので、大事なのはむしろキャラと外見です。よくしゃべってくれるので愛着も沸く筈。さあ、どちらを嫁にする?
パートナーとの仲は、エロというより「戦友」という感じでしょう(外見はエロいけど)。こんなエロゲもあって良いんじゃないでしょうか。ゲームとしては骨太です。
爽やかなエロ、を求めている人におススメ。

オーソドックスかつ丁寧なバランス調整。斬新なシステムを期待すると肩透かしを食らう。良くも悪くも、王道。サクサク進みます。
エロに関しては明るいシチュエーション。カラッと爽やか、ギャグエロ漫画みたい。
クリア後にっこり、後腐れ無し。皆幸せ。単純だからこその快感。これこそゲーム、って感じです。

このサークルのグラフィックの美しさは言わずもがなです(全員イケメンやんけ…惚れてまうやろ…)。女キャラがこれほど目立たない格ゲーがかつて存在したでしょうか?
KOF基準なので4ボタンルールの為、ストリップファイターシリーズ等に比べて多少ルールが複雑です。でも難易度自体はむしろ低いような??
ボイスの使い方に特に感心しました。淫夢の演出です。それ以外の何ものでもありません。
リョナじゃないのに凄まじいまでの背徳感、意味不明の罪悪感を十分堪能できます。特に隠しキャラに。
高い技術力を駆使して無意味なことをする。これぞ同人ゲー!素薔薇しいの一言につきます。
「人類の歴史とは悲劇の積み重ねなのかもしれない」、このことを忘れないために、我々人類はこのゲームの存在を語り継いでいきましょう。

ああ、このサークルの皆さんはゲームが大好きなんだなあ、とはっきり感じられる作りこみです。ただエロいだけでは終わらせまいとする笑える(当然シモネタだけどね)パロディ、丁寧なバランス調整、お見事です。エロ(特にリョナ)要素はこのサークルの作品としてはかなり薄味ですが、むしろノーマル趣味の方にはこれくらいがちょうど良いんじゃないかな?エロ同人ゲー入門編として是非どうぞ!

熱闘シリーズ再現の為の細部に亘る拘りには唸らされるばかり。
下にセリフが出るのって餓○伝説2だったっけ?またマニアックなネタを…(笑)。
ボタンの配置も2ボタンしか使わなかったり、本体の電源を切った状態もグラフィックで再現していたり、
そのうち電池が切れてきて画面が暗くなってくるんじゃないかと心配しました。
間違いなくサークルのゲーム愛が感じられる一本。初代ゲームボーイソフトを押入れから引っ張り出すきっかけをくれてありがとう!
…あ、今回もエロいですよ、ええ、もちろん(笑)。