Eiju-Cecilさんのレビュー一覧
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2010年10月27日
個人的には非常に評価の難しい作品集でした。幅広とも言えるし、ターゲットが定まっていないという見方も出来ます。
ポジティブに捉えれば、どの方が読んでも1本以上は当たりがあるかも知れない、ということが言えるでしょう。
作画は良いと思いますが、やはり初期ゆえか線は安定していないようにも見えます。
尚、些細なことですが、相当レベルの高い表紙の女の子は作中には登場しません。(容姿の近い脇役はいますが。)
ストーリーは様々です。そのバリエーションの豊富さを御覧下さい。
[姉妹丼] [両想い] [変態夫×妻] [(続)変態夫×(妻+ご近所)] [幼馴染] [性転換姦]
[初体験失敗克服] [義姉]×2編 [痴女×男単] [(続)痴女×男複] [偏執狂]
その他の特徴は以下の通りです。
・基本的に男受け(例外は多少ある)
・基本的にギャグテイストがやや強め(全体的にシリアスなストーリーもある)
・膣出し率高め
・タイトルの「ハグしてあげる!」は本編内容を象徴したものにはなっていないか?
2010年10月19日
個人的には「どストライク」なのですが、客観的に見ればかなり読者を選ぶ作品集かと思います。
まずは絵柄について。少女漫画でのデビュー寸前といった雰囲気が漂っています。それに較べると表紙はちょっと綺麗過ぎな感じがします。表紙から最初の1ページを捲った時に遭遇するギャップをどう感じるかがハードルの一つかも知れません。(DLsiteのサンプル画像は平均から綺麗目のものをセレクトしている感じがします。)
と、少し厳しいことを申しましたが、この絵柄が醸し出す(ややもすると稚拙な)雰囲気が各々のストーリーとマッチしていると感じる人も少なくはないと思います。ストーリーから全編を括ってみると「いちゃラブ学園ラブコメ(スウィートエロ風味)」といった表現に落ち着くと確信しています。(レディコミの方がよっぽどえげつないです。)
ひねりは何もありませんので、ストーリーラインに膨らみがないと駄目な方にはキツいかも知れませんが、甘い雰囲気だけで御飯が3杯食べられる方にはかなりお勧めです。
9人13編(3編×1人、2編×2人、1編×6人)の話が収録されています。この手のストーリーだと女の子から受ける印象が割と一本調子だとするのですが、意外にも各々の女の子の性格にメリハリは効いていると感じます。
濡場については汁気が無くてあっさりしていますが、全編膣出しです。
私自身はどうしても甘い雰囲気の作品に手を出してしまいがちなのですが、その意味においてこの作品集は結構な掘り出し物でした。
2010年10月18日
大凡ですが「花の中のラニ」が120/180、「反乱の暁!!」が60/180ページ割り当てられています。このレビューは主に前者を取り上げています。
表題作の「花の中のラニ」ですが、そのストーリーは決して甘いだけのものではありません。寧ろ強制的な悲哀を描いている部分のページが圧倒的に多いです。だからこそ純粋な恋(または愛)が発露する姿には感情移入がし易くなると思います。
性行為の対象となるのは3人ですが、ストーリーの軸は主人公のラニと娼館仲間の2人で、この2人は画像で見た通りの年齢と思って貰って結構です。
作品の雰囲気は好みの分かれるところでしょうが、「殻の中の小鳥」や「雛鳥の囀」のデカダントな雰囲気が受け容れられれば大丈夫です。森薫さんの「エマ」と比較してしまうと(インドでフレンチスタイルなメイド服といったような)時代考証等の点で疑問符を付けざるを得ませんが、そういったマニアックな点が気にならなければ問題ないでしょう。
惜しむらくはストーリーのラスト部分の描写が少し判り難くなっているという点でしょうか。読み流していると尻切れトンボのような印象を受けるかも知れません。しかし読者に向けた結末は描かれています。主張は強くはありませんが、最後の3コマ(特に最後の1コマ)に込められた内容やラニの表情を読み取り逃さないようにして戴ければと思います。
個人的ですが、ラニのような女の子は大好きです。
「反乱の暁!!」はカップリング作としてはかなり実験的だと思います。個人的には余り好みではありませんが、SFとレイプに親しみのある方向けかと。しかしながら、この作品の中にも一本筋の通った「想い」は読み取れることかと存じます。
2010年10月07日
コミック版「ヨスガノソラ」も手掛けていらっしゃる水風天(みかぜたかし)さんの18禁初単行本です。
初期作品こそ絵柄が現在のそれと違うようにも見えるのですが、作画は及第点を付けられると思います。すっきりとしている線故にやや動きを感じにくいとも言えるのですが、この雰囲気が好みであれば買いです。
ストーリーも数少ない例外を除いては素直に纏めており、個人的には及第点です。登場する女の子は皆純情ですし、そういった雰囲気が好きであれば尚更でしょうか。
本単行本9本中、4本が近親相姦を匂わせるものですが、その内3本は爽やかに終結しています。ちなみに全9本に共通して言えるのが膣出しフィニッシュ。但し逆流描写の気はありません。
純情な女の子達の素直なストーリー、細い稜線が好みな方にお勧めです。
2010年10月05日
「少女12人」とありますが、話は9本です。4Pモノがありますので、+3人ということでしょうね。
話数でカウントすると、(一途:複数志向:その他)=(5:2:2)という印象があり、破瓜血の表現はありませんが、粗方処女が登場すると言って良いでしょう。
お隣さんや兄妹といったベタなものも含めて、シチュエーションはバラエティに富んでいます。
総じて、小さい女の娘と純情路線が好きという方々には強くお勧め致します。
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