とーれいとさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | - | (役に立った数:4件) |
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投稿数ランキング | 738位 | (総レビュー数:5件) |
多彩なヒロインたちが登場し、それぞれのヒロインについても深掘りがされており、一粒で何度でもおいしい作品。
その分、ヒロインの瑠璃に秘められた悲しみや重みというのが拡散してしまい、テーマを追求する向きにはピンボケのよう感じられるかもしれない。
『同級生2』辺りの正統的後継者の系譜であり、ヒロインたちがそれぞれ悲しみを秘めているというその後の流行のはしりであった作品といえ、歴史的にも重要なメルクマールになる作品といって過言ではない。
ちなみに元々はDOSにて作成されていた作品がWindowsに移植された。DOS版と異なりヒロインごとのエンディングが多少絞られたが、その分いっそう深掘りが進められたと言えよう。
一方で、一部のキャラクターについてはDOS版の方が魅力的だった場合もあるのはリメイク作品の宿命であろう。
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2007年07月25日
はっきりいって、プレイする人を完璧に選ぶ。
いわゆる人体改造系のはしりといえる作品であり、こうした嗜好がない人は即刻回避である。
ただし、裏を返せばこうした方向性について興味があるのであれば一見の価値ありである。
レビュアーが選んだジャンル
初期DOを支えた広崎作品の集大成とも言うべき本作は、前作『虜』からシステム面では大きな変化は遂げなかったものの、調教行為というものをネガティブ面もきちんと描いた上で消化している。
調教系ゲームとしてのゲーム性の高さについてはSEEKが型を作り虜で完成したといえるほどのものであり、現在のゲーマーでも充分楽しめるレベルにあることは請け合いである。むしろこの表面だけを真似たゲームとは比べるのも失礼であろう。
キャラクターの内面が徐々に変わって行く過程を非常に丁寧に描いているうえ調教ステータスとシナリオがきちんとマッチするようになっており、他作品にままある処女のまま調教しているのに貫通済みのイベントが発生する様なことはなく、作りそのものが非常に丁寧である。
育成(調教)SLG系のゲーマーであれば必ずやってほしい通過儀礼的作品と思う。
レビュアーが選んだジャンル
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18禁というジャンルである必然性を感じる名作。山田ロミヲの出世作(処女作)。
何かを大切に想うということの大切さと難しさをともに感じさせられることは間違いない。
最初は独特の節回しに違和感を覚えるかもしれないが、読み進めて行くうちにその世界観に取り込まれて行く。
オープニングムービーの美しさも一件の価値があり、購入された方には物語読了後に再度ムービーをご覧になることをお勧めする。
で、私は夕美が好きだ(爆)
MAIKA作品はテーマがいつもおいしいのだが、キ一本調子でマンネリ化していく傾向がある。
ただこの作品は上手に階層構造化されていて飽きにくい作りになっているところが◎。
たいらはじめとファンタジー世界というとりあわせもうまくマッチしている。
シーンについてはバリエーションも豊富であり、キャラクターの堕ち方も一本調子になっておらず、それなりに焦らされつつ堕ちて行くあたりが非常に見所。
製品版を買い逃していたので、ここで変えてラッキーだった。