ホトギリスさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 10位 | (役に立った数:427件) |
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投稿数ランキング | 8位 | (総レビュー数:346件) |
2008年06月09日
完顔阿骨打といえばボンデージだったが、この本では、併録の短編も含めて、ボンデージは抑え目だった。完顔阿骨打の漫画は女の子キャラがたくさん出てきてメインとなるものが多く、実際キャラがよく描き分けられていていいのだが、本作での「俊晴くん」は、小粒ながらもなかなかいい存在感がある。
ただ、話は尻切れとんぼ感はぬぐえなかった。最後の最後で、新キャラが登場していたし。
2008年06月09日
このシリーズは、「レズ」「ボンデージ」が、ドン、ドンッ、ドドドンっと続くのだが、最初の巻だけあって、広恵ちゃんの彼氏との、ふつうのえっちシーンもある。「イけない体」というのはかなりいい発想だし、事実長期にわたって連載された、完顔阿骨打の出世作である。
コミカルな感じでずっと続き、広恵ちゃんの姉に対する抵抗というか反応というかつっこみというかは、とても楽しい。
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2007年07月26日
『三重奏』で同ソ界に伝説をつくり、いまなお「ふぁんな」で活躍なさっているかたがたがつくられた、癒し系 ADV。難病を患う少年のもとに赴任してきた「まりあ」。いつものように小さなアパートと学校を行き来するだけの日常に、彼女がきてからは、随所に「自然」がちりばめられる。プレイしていれば、自分の日常にも意外な、生命の源を感じ取ることができるだろう。
主人公は、大病もちという特殊な状況にありながら、悲劇ぶるでもなく、思考方法はわりとふつう。あの年代ならつまらない意地を張りたがったりするもので、薬や治療を嫌う心理も受けいれられる。重いテーマをあつかっているといって、堅苦しい心構えは不要。
ただ、古いゲームのため、システム面では難がある(バックログがない。オートプレイがない。セーブした場合、ロードは章の冒頭から)。
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2007年07月18日
アニメっぽく各話構成で進行されるが、ゲームシステムはいつものとらハのを使っていて、ところどころに挿入される時間制限つきの選択肢と、街移動からなる。基本的に後日談という設定なので、とらはシリーズの全編全キャラを解いておく必要がある(各所でネタばらしをしている)。
3でじっくり楽しんだバトルものを継承しつつも、高町なのはを主人公にした魔法少女という、これまでのとらいあんぐるハートにはない一面をプレイすることができる。
とらハに精通している人を対象に、さらに楽しんでもらうというファンアイテムとなっているために人を選ぶが、ファンを裏切らない、むしろこんなこともできるんだと納得の内容となっている。
2007年07月18日
RUNE の、だだ甘、ベタベタ、そして濃密なえっちシーンは健在。全体的に百合っぽい雰囲気だが、基本的に主人公である「まことクン」とのつき合いで話は進んでいく。少女たちからも「かわいい」といわれる彼との交流によって、その甘ったるさにはさらに拍車がかかる。
ただ、シナリオは一本道で、最後でキャラごとに分岐する程度。「くじびき」という設定でありながら、どのくじを引くのかという選択肢もなく、ヴォリューム不足感はある。
蛇足ながら、いまをときめく畑亜貴が主題歌を歌っている。
2007年07月17日
音声がフルボイスでなかったり、BG のできや、色塗りのしかた等、時代を感じさせる。
だが、告白するまでのアプローチで大半のシナリオを費やし、告白成就後えっちしてハッピーエンディングとするのを純愛だとしていた、当時のゲーム文法を大きく改変した、エポックメイキングな作品。えっちしてからも、恋人たちは前途多難。彼女たちもまた、次の行動に、戸惑っている。
唯子の、舌たらずなしゃべりかたは必聴もの。
2007年07月06日
一時代を築いた D.O. の、金字塔的作品。
他人を突き放して生きる青葉という女性がいるが、エロゲにおいて、特異な存在となっている。彼女がどう考え、どう家族計画を進めていくのか。各ストーリーにおいて、どういう役割を担うのか。それを追うことは、家族を築くこと、守ること、破壊することの意味が見えてくる。
2007年07月06日
たしかに古く、DOS ゲーの感覚。基調となっているスラプスティックは、現在のノリではない。
だが、非常に丁寧につくりこまれており、製作者の愛がひしひしと伝わってくる。操作性については、不満は出ないだろう。
永輪陽子役の演技は、さすがのひとこと。
女子寮の管理人という、ややもすれば夢見がちな設定を、丁寧な導入部でむりなく受け入れさせ、プレイヤーをその気にさせてくれる。
声優陣が、エロゲではめずらしい人が多くて、新鮮味がある。とくに槙原愛の声は、必聴もの。
主人公は、このてのゲームにしては、ちょいとおっさんくさい。
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2007年07月06日
シリーズをきちんと終わらせよう、大団円をあたえようという意気込みがひしひしと伝わってくる良作。
傾向的にバトルものとなっていて、戦闘シーンもきちんと描かれている。原画は、本作のかっちん氏のほうが、やわらかい感じがしていて、個人的にはいい。
児玉さとみ嬢が萌え声を出しているのが聞けるのも貴重。
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