穂積さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 9位 | (役に立った数:9,406件) |
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投稿数ランキング | 69位 | (総レビュー数:2,643件) |
本来ならカップル水入らずの行楽に妹が同行を申し出た時点で姉は怪しむべき、と言う冷静なツッコみは野暮です。
それを言ってしまうと話が成り立ちませんし、純粋で隙だらけの姉に悪いと思いつつも、ギャル妹の色気に抗えず押し流されてしまう、いわゆる逆NTR的展開こそ本作の醍醐味です。
二部構成ってほどではないにしろ本作は短いながらも前後編に分けることができます。
姉との野外Hパートと妹とのシャワー室Hパートです。
前者はおっぱいに指がめり込む肉感もさることながら、頻繁に背景に目を向け、至近距離に通行人を意識した演出がスリリングな声我慢Hを際立てていました。
また、ギャル先輩の発情した姿がエロすぎて、本来なら奥手な主人公がヤル気になったのも頷ける可愛さでした。
おかげで男性主導で好き勝手に攻める立位にも説得力があり、快感で立っていられない女の子を支えるのは男冥利に尽きる嬉しさでした。
後者は同じ立位でも打って変わって女性主導で、ギャル先輩(ギャル姉)への義理立てやら連戦の疲労やらで拒否する主人公をその気にさせる女のテクが冴えていました。
おっぱいを押し付け太腿でこすり、バッテリー切れで動かない車を強引にジャンプスターターで始動させるようなエロさがありました。
しかも、盛るあまり主人公を押し倒し、周囲を気にして制止する彼の声も届かず、躍動感たっぷりの騎乗を炸裂させる黒ギャルは暴走車と言う意味で逆レイプ的な味わいでした。
2023年12月11日
これは無闇矢鱈な類似論ではなく先方の作者様も疑問を呈していらっしゃったのですが、ヒロインのキャラデザが「催眠性指導(RJ280378)」「OVA 催眠性指導 #2 倉敷玲奈の場合(VJ012935)」の【倉敷玲奈】に似ている気がします。
髪形やツリ目の造顔、髪や目のカラーリング、カーディガンを腰に巻いた着こなしまでも一緒で二次創作かと思うほど似ていると言えなくもありません。
もちろん、泣き黒子があるとか、襟のリボンの有無とか、カーディガンの色が違うとか、相違点はいくつか存在しています。
純朴な少年が交際したら身を持ち崩しそうな気の強いギャルを想定したら、たまたま似たようなキャラデザにたどり着いた可能性も充分にあるので断言はできません。
余談が長くなってしまいましたが、催眠とかは使わず純粋な雄力でギャルを堕とすタイプの作品でした。
それでいて、初手は男が受け身です。
ギャル彼女が自ら食い付いた形であり、尻の軽さを証明するとともに、息子の恋人に手を出す罪悪感に蟻の一穴を開ける転機にもなっていました。
この一夜の過ち(背景だとまだ日は高いが)でギャルは彼氏父の股間の虜になり、父も若い雌の美味を忘れられなくなって、ただれた関係が常態化していく流れには一定の説得力がありました。
一方で、本作には別の側面もあります。
当然かもしれませんが、「寝取られ」です。
中盤まで父と恋人の関係を知る由もない反面、彼女を奪われた息子の霊圧は消失せず、なんなら終盤ではNTR定番の「見せつけ」が発生するので精神的攻撃力をしっかり確保した作品でした。
そして、妊婦状態にも見所がありました。
臨月と思しき大きなお腹と学生服のコラボレーションもさることながら、葛藤する顔色が味わい深い末路でした。
快楽を優先して後先考えずに妊娠し、将来の不安を考えると素直に喜べない心中が寝取りの醍醐味とも言えました。
少年少女の無邪気な言動もさることながら、文字通り背景としてのモブが良い仕事をしていると感じました。
歩くだけでビルを踏み潰し、寝転べば誇張抜きに街を一つ壊滅させる少女らは間違いなく恐怖の対象で、それに説得力を持たせているのがモブの叫びでした。
しかも、巨人少女に畏怖する民衆が居るからこそ、友好班(街を壊さないよう気を配っている)が住民に親しまれ、信仰されている差が際立つのもモブがあってこそでした。
また、同じ巨大娘同士での圧倒的体格差が見所の一つです。
巨大スピードが加速度的になったせいで差が生じ、既に街を見下ろせるほどデカい少女を軽々と持ち上げられる超々々々巨大少女が乱入する事で、巨大娘キャットファイトなおかつワンサイドゲームが興奮を誘いました。
これによって普段は大人しい友好的な巨大少女が傍若無人な巨大少女を取り押さえると言う逆転性が楽しめて、おっぱいポロリも眼福でした。
そして、シリーズ大団円だけあって今まではないがしろにされて来た恋愛的側面をクローズアップしたのは英断でした。
本シリーズにはメインヒロインとメイン男子と呼べる少年が居て、イジメっ子と被害者あるいは性欲モンスターと肉バイブのような関係かと思いきや、しっかりと2人の絆を感じられました。
特に、超々々々体格差カップルの悩みである相手が小さすぎて街に逃げ込まれると見つけられないにはフェチがそそられ、巨人が這いつくばって探す姿は可愛くもありました。
PS:今更ながら本シリーズ全体に共通する事ですが、「日本語版」「英語版」「文字無し」が一続きのPDFになっているのは読み進める上で勢いを削がれるので、日本語版で1ファイル/英語版で1ファイル/文字無しで1ファイルと分かれていたほうが読みやすいんじゃないかと思いました。
あるとすれば現実と夢想の差かと思いました。
一種のSF小説的手法として「母親みたいなメイドを持った少年」と言う大前提だけが現実離れし、世間の風当たりや未熟な男子の短慮など他の要素は極力リアリティを求めた思考実験のような筋書きを作者様は目指しておられたと感じました。
一方で、一部読者層は「母親みたいなメイドとの淫蕩生活」と言うまぶしい光源に惹かれていたのも事実で、リアル志向が産む影の部分にまでは目に入っていなかったか、あるいは見ないふりをして夢想を突き通して欲しかったのかもしれません。
本作は良くも悪くも埋まらない溝が可視化された作品でした。
近年のバイトテロと呼ばれる浅はかな行為のネット拡散が頻発した事象を鑑みれば痛いほどにリアリティのある内容でした。
痛すぎて現代劇的ホラーのテイストすら感じました。
しかも、それらは身に覚えのない通り魔的怪異ではなく、呪いの祠を面白半分で壊したとか、肝試しで禁足地に不法侵入したとかに類する身から出た錆だとシリーズの読者なら熟知しているので余計に苦しい内容でした。
でも、だからこそ文学作品としては非常に濃密に仕上がったと個人的には思っています。
もっとも、二人の慕情は見事な読み応えの反面、重すぎて抜けるかと言うと個人差があるかもしれません。
美少女ゲームでも俗に言う泣きゲーと抜きゲーに分断されるように、複数回のHシーンこそあれど本作は後者には程遠く、泣きゲーの系譜を連想しました。
ゆえに、絶体絶命の状況だからこそ辛い現実を忘れようと熱く愛し合う、いわゆる現実逃避性交の説得力は凄まじく、そこだけを目当てに買っても値段分の価値はある作品でした。
2023年12月05日
おおかたの予想通り一緒に風呂に入る流れはいささか強引ではありますが、不条理ギャグみたいな荒唐無稽ではなく、奥手な少女の精一杯のアプローチとすれば納得できる範疇でした。
むしろ問題視と言うか、少し気がかりだったのは身長差です。
教室での座高や風呂で身を寄せ合った構図では明らかにヒロインのほうが体が大きく上背に見えます。
キャラクター紹介のカタログスペックにも180cm越えの長身とあるので平均的な日本男児と比べれば妥当な対比です。
しかし、69などのベッドでのHシーンでは必ずしも明確な身長差があるようには見えず、男性主導のHを表したかった勢いゆえか主人公の体格が大きく見えるまであります。
裏を返せば、精神的な優劣を含んだ情景として適切な演出かもしれません。
つまり、平常時の教室やヒロインが包容力を見せている風呂場では彼女の素の長身がそのまま表れる反面、初めてのHで少女が委縮し少年がいきり立って男性優位な場では男が大きく見える錯覚が作用しているとも考えられます。
ともかく、抱き心地が良さそうな体で、可愛げがあって献身的で幸せになって欲しい女の子でした。
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関係性が良い。
たとえ気心に知れた兄妹みたいな幼馴染であっても、性別が違えば最低限の触れて欲しくない聖域があるはずです。
親しい仲にも礼儀ありと言う通り、なまじ距離が近いからこそ性的な部分には立ち入られたくない気恥ずかしさもあるかもしれません。
しかし、そのハードルを易々と飛び越えて、むしろ居心地が良さそうに聖域内に腰を落ち着ける異性、その臨場感がよく出来ている作品でした。
多少は恥ずかしがったりするものの、概ね興味津々で受け入れて率先して淫行を始めるおかげで、幼馴染に悪い事をした罪悪感が薄く、それでいて説得力がありました。
演技力が良い。
実例としてはTrack05で息むような歯を食いしばっているような押し殺した声が女性主導の初体験のイメージ像を濃縮した可愛さでした。
また、Track06での初めての生本番における息つく暇も無いような、キスと喘ぎの応酬が熱い熱いHを実感させてくれました。
いわゆるオホ声とは方向性の違う「呼吸困難になる」と言う形での快感の表し方がまだ不慣れな初心者カップルとして解釈一致でした。
包容力が良い。
男心を理解していると言い換える事もできます。
中に出したい男の本能を知った上で、からかいながらも笑って受け入れてくれる大らかさがありがたい女の子でした。
これは前段階として入れずの素股やゴム有りを踏んでいるのが重要です。
学生の身で妊娠の可能性に手を染める分別がないわけではなく、なんならゴムが抜けたり破けたりする心配までしているのに快楽と愛情にほだされて生の中を許してくれるので喜びもひとしおでした。
人妻と未亡人は性癖的には微妙に異なるものだと思っています。
前者には浮気の背徳感や夫が奪還しに来る危機感がありますが、後者にその心配と言うかゾクゾク感はありません。
代わりに気兼ねなく一線を越えられる自由さが後者にはあります。
本作は前者ではなく後者でした。
個人的に大好きな台詞があります。
少年にわざと攻めを任せた時の「ガキのくせに奥まで届くっ」と鳴く奥様です。
いわゆるショタおねと呼ばれるような男に主導権を持っていかれた鳴き声ではなく、あくまで女性優位は揺るぎません。
女性がメインで動く騎乗位などの体位に飽きて自主的に受け身に転じたら、予想外に良い攻めをしてくれた喜びの台詞です。
いえ、本来は女性上位を好む奥様にとって、男性主導の状態で得点を入れられたのは癪であり、認めたくない中でのツンデレな称賛の言葉とも言えます。
つまり、この嬌声に2人の関係性が凝縮されているのです。
もっと付け加えれば、年上の美女に支配されたいけど、たまには一矢報いて実力を認めてもらいたい人にお勧めの作品です。
なにげに「ハルくんと雪奈センパイ(SRI0000037014)」シリーズと同じ世界線っぽくて夢の膨らむユニバースですね。
一対一で進行する物語なので止むを得ない流れですが、彼女自身が自分の身体スペックの良さを自己申告します。
世界中探してもそう簡単には見つからないとか世界でも私だけだとか誇張気味な装飾を付けて語るので、いささか自信過剰な印象を持つかもしれません。
もっとも、作中の実績を聴くと大袈裟な我褒めとも言えず、確かな自信の裏返しと言えます。
本作の特徴として「手加減」を感じました。
フェロモンが強く下手に嗅がせすぎると他の女性では上手く興奮できなくしてしまった失敗談があるそうで、教訓を生かすように小出し小出しにスキンシップを進めてきます。
現に谷間の奥深くに顔を突っ込むと、危険物か何かのように優しい言葉で注意喚起が先に立っています。
母乳にも豊潤な甘さがあるらしく(Track3)、現実的には糖尿病などの疾患が考えられるけどそうではなさそうなので、もっとファンタジーな特殊能力の類いなのかもしれません。
逆に言えば慣れてきた頃(Track4)には汗をかいて部屋全体にフェロモンを充満させ、あたかも覇王色の覇気のごとく近づいただけで男を興奮させる上級技を使ってくるので、主人公視点の成長が認められたような実感が得られました。
そして、もう一つ重要なのが技の序列です。
普通のHではパイズリが前座で本番が本命の立ち位置ですが、本作ではその逆です。
いえ、より正確には本番Hがラスボスとして君臨する強敵には違いありません。
しかし、ラスボスよりも輪をかけて強い最強最悪の裏ボスとしてパイズリが登場するのです。
念のため予防措置的に「ショタおね」のタグが付いていたりしますが、本気のそれに該当するほど少年勇者は傍若無人な男性優位を振りかざし母達を屈服させているわけではありません。
基本的には気弱で甘えん坊な少年には違いありません。
一方で、母達はサキュバスの呪いのせいで見境の無い淫乱売女になりかける場面があり、軟弱なりに率先して性欲解消を買って出た漢気と見るべきです。
また、小柄で頼りない少年とは言え、4人組パーティ唯一の男なので、共に旅をする仲間達が淫乱堕ちする悲劇を防ぐべく守り抜いたと称賛もできます。
つまり、多少は強気に出るケースがあるものの、大事な家族を守りたいショタの精一杯の奮起として可愛げのある格好良さでした。
それに付随して本作の特徴が「寝取られそうで寝取られない」すんのかいせんのかい展開です。
作品説明にも書かれた通りエッチな酒場での踊り子は金とノリ次第で犯されかねない危ないお仕事らしく、むくつけき入札が飛び交う淫猥な雰囲気です。
ただでさえ客の男達がいきり立っている上に、母達パーティメンバーはサキュバス化の呪いで股が緩く、放っとくと貞操が吹き飛ぶ危険が一触即発です。
主人公の勇者は淫乱女を起爆寸前に解除して回るさながら爆弾処理班なので、NTRが嫌いな性分にはアクションスリラーでした。
そして、ハーレムのハーレムたる独占欲を確固たるものに印象付ける意味でも嬉しい展開でした。
ひとつだけ残念だったのは非攻略対象ヒロインが散見する構成です。
いえ、NPC姦じゃないんだから誰彼構わず犯せばいいものでもないのは重々承知です。
ただ、それを差し引いてもエルフのお姉さんや女神様が良い女だったので、もったいなく思ってしまったのは確かです。
挟むと言う言葉を辞書で引けば「物と物との間に差し入れる」と出てきます。
本作は特に挟む行為に重きを置いたおねショタでした。
平たく言ってしまえばデカ乳の谷間で挟む、いわゆるパイズリです。
重量感と弾力を持ったおっぱいを乗せ、がっつりと挟んで搾り取る執拗なまでのパイズリ教習でした。
しかも、競泳水着を脱がず、ズラして脇からデカ乳をこぼれ出したスタイルも評価すべき要因です。
なにせ肩書が「水泳教室の女性コーチ」であっても全裸になってしまったら、少なくとも絵面では「ただの爆乳美女」と同化してしまいます。
水着と言うアイデンティティを極力保ち、下腹部に食い込んだハイレグラインもセクシーさを際立てることに大きな意味がありました。
ただ、本作での挟むはパイズリだけに限りません。
1つのデカ乳と1つのデカ乳で挟むそれを凌駕する、デカ乳お姉さんとデカ乳お姉さんで挟むお姉さんドイッチも完備する妙策でした。
これは4つの乳房に包囲されるWパイズリが最高なだけではなく、上下左右にお姉さんを感じる全方位密着感を演出しているのが素晴らしいのです。
つまりは水に溺れないために女体に溺れるレッスンを堪能できる作品でした。