ねねさんのレビュー一覧

ストーリーはアンデルセンの人魚姫をなぞらえているのですが、王子の性格がだいぶ違いました。
最初は非道な彼ですが、本心が見えてからの主人公にだけ見せる素顔が好きでした。また、声優さんの外道な演技から柔らかい雰囲気が作品の王子にぴったりだったので、よりストーリーに入り込めました。

ストーリーがしっかりしているので、すぐ物語に引き込まれました。
重めのストーリーなのですが、水無月ジュン様の演技がほんとに可愛く、繰り返し聴きたくなる作品でした。
収録時間も長く、ストーリーも面白くお得な作品です!

また、本編とは打って変わって水無月様のほのぼのとしたフリートーク、浅沼諒空様のハキハキしたフリートークでだいぶ癒されました。

声優さんの落ち着きのあるトーンから伝わる異常さとマニアックな内容が融合していました。
また、ストーリーを追っていく毎に過激になる彼の愛情の重さには度々肝を冷やしました。
そして、何よりラストトラックの発想の切り口が斬新で良かったです。
どんでん返しを求める方に是非。

ストーリーの展開も無駄がなく、声優さんの演技もぴったりで、物語に入り込みやすかったです。
特に、彼女のことを労る様子が要所要所の場面から伝わってきて、歪んではいたけれど優しさがあるという設定が素敵でした。
また、一方的に話が進んでいく形ではないのが斬新でした。
そして、タイトル通り、純粋だからこその結末には少し切なさを感じました。

テンポよく進んでいくストーリー、キャラクターの掛け合いが魅力的でした。
キャストさんが二パターンとも全く違う方を起用しており、それぞれの味があって面白かったです。
丹羽先生ももーくんもどちらも個性的で、キャストさんもぴったりだなと思います。
コメディ要素、ミステリー要素、お色気要素等の様々な要素を兼ね備えた非常に楽しめる一作でした。
もーくんが思っていたより積極的で驚きました。

体験版を拝聴した際に、霧島桂詞さんは策略家のヤンデレなのかな、と期待を膨らませていました。
しかし、そんな生温いレベルではなく、...完全に通り越していました。
本当に、この霧島桂詞というキャラクターがなかなか曲者でパンチがきいているんです。
人を順調に罠にかけ、貶めていくさまはいっそ清々しく思いました。
シナリオもミステリー仕立てで、彼の口から語られる真相にはネタバレになってしまうので詳しく言えませんが、色んな意味で唖然としました。

発売前からずっと楽しみにしていました。
いじめっこ(ヒロインに思いを寄せている)が出てくるというシチュエーションが大変美味しかってです。

丁寧なセリフの言い回しで物語にぐいぐい引き込まれ、彼のヒロインに対する気持ちが痛い程伝わってきました。
第一作で素敵な物語を生み出した1stac様、そしてボイスアクターさんが黒兵衛様ということで素晴らしいコラボの作品でした。本作品を聴いて気に入った方は是非「星づく夜」も購入して頂きたいです。

トラック6の最後の部分、彼の反応が可愛らしく頬が緩みっぱなしでした。
また、瀬戸くんはこの先登場する予定があるのかも気になるところです!!
続編があれば是非とも購入させて頂きたいです。

設定はおとぎ話のようにメルヘンで幻想的なのですが、その根底にある人々の想いが現実的でした。
そのため、自分がこの決断を迫られたらどうするだろう、兄の孤独も計り知れないから...、等の様々なことを考えさせられました。
唐突な場面転換に少々戸惑いましたが、一本のドラマを観ているように話の展開が進んでいくので、ストーリー性がある作品を聴きたい方は是非お勧めしたい素敵な作品です。

たまに敬語になるちょっと自信なさげな兄が可愛かったです!

発売前からかなり心待ちにしていて、本日発売されたというこので早速購入しました。

shall we?プレシャス☆男子を何度もリピートし、三島君のキャラをぼんやり掴んでいたつもりだったのですが、本作品を聴き、色んな意味で驚かされました。

あまり言うとネタバレになるので詳しく言えませんが
声優さんの正気の沙汰じゃない笑い方の演技といい、三島君を引き立てる脚本といい、メリハリがしっかりついていて本当に楽しませてもらいました!

前作の二人との掛け合いパートで、伏線が張られていて、そこからの狂気は見事でした。

前半は人懐っこいわんこ系の彼との甘いひとときといった感じでテンポよく話が展開されていたので、ちょっと独占欲の強い彼氏という印象でした。
しかし、後半での怒涛の追い上げにより、タイトル通りヤンデレ成分が余すことなく入っている、と納得しました。
コミカルにシナリオが進んでいく為、相手が病んでいて暗い話は苦手という方にも安心してお聴き頂けると思います。