アドノア党員さんのレビュー一覧

この作品の一番の特徴…それは、バイノーラル録音により声の立体感と距離感をとことん味わうことができる点。たくさんの女の子に四方八方から囁かれ、声によって撫でられている感覚を、50分弱という適度な長さで味わえる音声です。

この「ふたりがけ」、ふわふわした導入部とは裏腹に中々苛烈な責めが展開されるのは前作同様ですが、
最大の特徴は「ドライを目指す」ことに特化した音声であるということ。
世の中にドライ向け催眠音声は数あれど、こういった類の音声は中々ありませんね。

導入～深化は王道かつとても丁寧なので、初めてで不安のある方でも安心して聴くことができると思います。
紗藤ましろさんの声が左右から心地よく語りかけてくる導入部分は、それだけでも催眠状態に入る気持ちよさを十分に味わえます。これだけで安眠音声としても使えるクオリティですね。
エネマグラ挿入パートは、人によって合うかどうかも分れるかと思うので、機会があったら試してみる程度で良いでしょう。

肝心のプレイ内容ですが、乳首、アナル、ペニバン挿入とパート毎に分割されているので、その日の気分や時間により組み合わせは自由自在。全て組み合わせて聴いても大きく時間を取ることもありません。
そしてこの音声一番の目玉は、合間に挟む「PC筋トレーニング」パート。
声と呼吸に合わせて尻の奥の力を入れたり抜いたり…催眠のサポートを受け、リラックスした状態でトレーニングができるので、感覚を掴むのにはもってこいです。PC筋の位置がわからないという方は、事前に軽くでも調べておきましょう。

PC筋トレーニングと、続く快感強化パートでしっかり感覚を掴んだら、その後の2パートではアナルを徹底的に責められます。トレーニングと暗示で上がった快感に容赦ない責めの組み合わせは破壊力バツグン。甘い暗示とキツい罵倒を交えつつ、ほぼ確実にドライ達成か、そうでなくとも一歩手前くらいに追い詰められてしまうことは受けあいです。

「より多くの人に、より確実にドライオーガズム達成を目指してほしい」――今作ふたりがけこそ、まさにフルトラ様の執念が生んだ一本といえるでしょう。

「催眠音声」と一口にいっても、ジャンルは様々にあります。
自分で扱かせるセルフ、音声のみで絶頂を目指すドライ、さらに言葉責めメインのもの、乳首責めメインのもの、はたまたTS要素のあるものetc…
大体、良作と呼ばれる音声ではその中からなるべく一点特化して、聴く側のニーズに応えられるように気を配られているものです。
あれもこれもと盛り込んでしまうと、えてして内容に破綻が出てきてしまうものですから。


しかし何ということでしょう…この「ラビスト」、乳首責め特化をうたいつつも、ありとあらゆる責め要素が詰めこまれている。
それでいてほぼ一切の破綻をきたさず、作品として成立しているではありませんか!

聴き手であるアナタは導入の時点で「うさぎさん」と呼ばれ、やがて呼ばれる度に頭がボーッとしていくようになる…導入～深化は非常に丁寧なので、あっさり落ちていけるでしょう。
暗示にしたがって乳首を弄っているうちに頭は真っ白、脳みそはトロトロ。「うさぎさん」と呼ばれるだけで感じる身体にされてしまう…
声で溶かされ、犯されていく様はもうたまりません…!
え…?　乳首ではイケない?　声でも無理?　ご安心下さい。股間をまさぐる指示だって、ちゃんとあります。
いざとなったらセルフに逃げることだって可能なのです。そう…ラビストならね。
オマケにイラストの女の子まで可愛いときた…これとて音声中の、「バニーガールの格好をしている自分をイメージさせる」という暗示パートで存分に威力を発揮します。

様々な趣向を持つ聴き手のニーズに幅広く対応、おまけに催眠パートもしっかりしており初心者から玄人まで聴ける、そしてそして、CVふぁんたんのバイノーラル録音とくればもう何も言う事なし!これほど欲張りな音声は未だかつて見たことがありません。
すくりぷてっどこねくしょん…恐るべし!　これこそ紛うこと無き催眠音声の傑作です。

確固たる催眠技術と振り切れたド変態ぶりに定評のあるEs_Lab様の催眠音声作品ですが、今回使用するのはパンスト。
100円ショップやコンビニで簡単に揃えられますが、催眠中に自分で穿くよう指示があるのでサイズには気を配っておきましょう。付属のPDFでは、あらかじめ1枚履いておいて2枚重ね穿きすること、また気持ちよさをより味わうために、パンツの上からではなく直に穿くことが推奨されております。

催眠パートのクオリティについては、アレコレと書き連ねるほどのこともないでしょう。非常に高い安定感と優れた技術を持つサークルさんですので、催眠にかかった経験の無い方・少ない方でも安心して聴き、落ちる感覚を味わうことができると思います。
CVの糸井サラさんは催眠音声ではあまり馴染みのない方ですが、抑揚のない独特な喋り方はクセになること受け合いです。


さて、プレイ内容を少しだけネタバレしますと、
3つのパートはそれぞれ、パンストを被っての疑似顔面騎乗(ドライ)、穿いてから床オナによる疑似素股(ウェット)、手に装着しての疑似足コキ(セルフ)と分けることができます。
特に床オナは催眠音声の中でも需要のわりに数が少なく貴重なジャンルですから、個人的にはウェットパートがお薦めですね。
使用したパンストの後片付けについては…同居人がいる環境だと少々大変かと思いますが、この際目をつむりましょうww
だって気持ちいいんだもの、仕方がありませんね…w


ちなみに音声に付属しているPDFには、より詳しいネタバレとプレイの解説、聴く上での細かな注意事項などが掲載されています。
術者の女の子の設定が、美麗なイメージ画の数々とともに載せられているのも嬉しいところですね。
こういった細かな配慮や、サービス精神にあふれる催眠音声を毎度のように出してくれるEs_Lab様には脱帽です。

新薬の実験と称して怪しい薬を飲まされ、女体化してしまう。
そして試験士の女性とのレズプレイにより感度を上げられ、妊娠するまで男たちからの凌辱を延々と味わうハメに…

導入からの流れるような女体化プロセス、Hパートのプレイ内容ともに、非常によくできており、
それらがドラマと密接に結びついているのが、この「ONE SELF」の特徴です。
惜しむらくは、かなり古い音声であるため、催眠技法がまだしっかりと固まっていないこと、
そしてやや駆け足気味な展開であることでしょうか…
最近発表された作品や、すでにリメイクされた「痴漢レッスン」同様、現在のKUKURIさんの技術でリメイクされれば、十分に傑作たりえる音声だと思います。

こういった甘々ジャンルの音声は貴重なので、良いと思います。こういう作品、もっと増えてほしいですね。
何よりも作者である「サイクロンミント」さんが楽しんで作っているんだろうな、というのが伝わってきました。

HypnoLifeさんの男性向け音声はこれが初めてだそうですが、女性向けではそれなりに名のあるサークルだと聞いていました。
その前評判と、久しぶりの甘々シチュエーションな催眠音声であること、
さらに声優の分倍河原シホ(綾瀬ゆり)さんが好きだったこともあり、購入に踏み切りました。

ざっくりと概要を書きますと、
舞台は南国の浜辺。波の音とともに導入・深化した後に、ポリネシアンセックスの要領で
キス、耳責め、乳首責め、耳&乳首の同時責め、本番…と続きます。
なお絶頂指示は最後のみで、それまでひたすらに焦らされるだけ。という構成になっています。

本番前の4パートでは各部をしつこい程にじっくりねっとりと舐めてもらえるため、チュパ音が好きな方は必聴です。
特にロングにしていると余りの責めの長さに催眠が解けかかるくらいですが、各パートの合間にしっかり深化が入っているのでそこまで心配ないでしょう。
そしてラストの挿入パート、今まで愛撫をされながら散々焦らされまくってくれていたため、その分最後の連続絶頂の破壊力はバツグンに上がっています。
終始甘々な雰囲気なのに、ただ抱き合っているだけなのに。焦らしに焦らされて、深い深い絶頂に飲み込まれる…聴いてみるとなんとも不思議な感覚でした。

催眠自体のレベルの高さもさることながら、甘々系の音声でここまでの焦らし&連続絶頂をやってくれる音声は貴重だと思います。
一部、女性向けスクリプトを流用したが故の言い回しの不自然さなども気にはなりましたが、全体としては次回作以降に大いに期待したい音声でした!

乳首責め特化の催眠音声は多々出回っていますが、この作品はその中でもぶっちぎりで「ガチな」乳首開発を目的としたものでしょう。

少々特殊な導入、深化の後、「ブタ」と罵られながら暗示に従って乳首を弄るパート、洗濯バサミを使用するパート、指をチ○ポに見立ててフェラをするパート
3つのプレイパートが待っているのですが、2番目の洗濯バサミ使用がこの音声の一番のキモであり、また一番の難所でもあります。

自分は催眠音声とスポバン併用である程度の乳首開発経験はあったのですが、この音声を初めて聞いたとき
洗濯バサミを使うパートでは痛みに耐えるのに精一杯で、あまり「気持ちよくなった」という気はしませんでした。
ただ、慣れというものは恐ろしいもので、普段乳首を弄る際にもこの音声で言われた弄り方を試し、
洗濯バサミにも少しずつ慣れてきた頃には、以前より間違いなく乳首が敏感になってきているのを実感しました。
これは、従来の音声のような乳首責めを期待している人が聴くものではないことは確かですね。

ちなみにオマケで付属している冊子データに乳首・アナルの開発方法、ドライオーガズムについての解説などが書いてあるのですが、
イラスト、内容ともにかなりハイレベルな仕上がりです。書いてある内容を忠実に実践すれば、色んな意味で後戻りできなくなること請け合いです。
催眠音声はオマケ扱いで、この冊子だけでも買う価値アリ…というのは言い過ぎでしょうが、とにかくドライオーガズムに興味のある方は買って損はないかと思います。

マリアの催眠とレズえっち2、両方とも前作未聴だったのですが、
anotherの趣向と内容が気になって、かつ、そちらは単体でも聴けるということで購入しました。
結論から申しますとこのアナザーパート、ストーリー、エロともに文句なしに素晴らしい出来でした!

深化・女体化の後、女の子として生まれ育つ描写があるのですが、
これがエロパートに入ってから心理を揺さぶり、気分を高揚させるのに大いに効果を発揮します。
プレイ内容は触手責め、若い母と娘である自分との近親姦、そのまま母親と触手に犯されまくる、
とボリュームたっぷりな内容ながら、音声自体の時間は解除まで含め約90分。
女体化催眠音声としては程良い容量で、長すぎて最後まで聴けないということも余りないのが嬉しいです。
それと、個人的にはラストがなんだか切ない終わり方でとても好みだったりします。

母娘姦というと抵抗のある方がいらっしゃるかとは思いますが、催眠ファンで女体化、触手責めの好きな方には大いにオススメしたい音声です!

様々なTS催眠ドラマを出してきたKUKURIさんですが、その中でも今回は意欲作になったと思います。

主人公が今までより若いこと、今までよりドラマパートに比重が置かれていること、
オマケで入っているOPやED、次回予告など、色々と斬新な試みに挑戦する一方で、
堅実な催眠パートの誘導と、Hパートの丁寧な暗示の数々は流石と言う他ありません。
魔法少女になり、蔓に捕らえられ、初めていやらしい目に遭うことになる主人公の心内描写も見事です。

個人的にイチオシなのがバッドエンド。これは必聴です。
ネタバレになるため控えますが、「オマケが本編」とも言うべき、今までで最高のクオリティだと思います。
特にHパート前のドラマパートや、通常エンドをきちんと聞いた後であれば、感動は必至です!

今までのKUKURI作品が好きな方であれば、まず買って損はしないかと思います。