原栄　萩さんのレビュー一覧

おっとりとした前作のルナとはうって変わってココアは典型的なツンデレキャラとなっており、ツンとデレが頻繁に入れ替わるのですが、みつばちゆき氏によるメリハリのある演技によって上手に表現されています。
ツンデレというとたまにツンばかりでほとんどデレないキャラクターを見かけることがありますが、本作品のココアはちゃんとデレてくれます。

おっとりとした感じの猫娘・ルナのゆっくりとした話し方の声は、聴き手を穏やかかつ落ち着いた気分にさせます。
人間の恋愛に関する知識が乏しいため、時に積極的すぎる方法で恩返しをしようとして止められてしまう場面もしばしばありドキッとしてしまうシーンもありますが、全年齢向けでなおかつあまあまな内容の作品であるため安心して聴くことができます。

アリスは明るい性格で積極的な態度の恩返しは、聴き手を癒しながらも元気な気分にさせてくれることでしょう。
中盤にある耳舐めのシーンでのいたずらっ子のような振る舞いはとても可愛らしく、この作品で最も魅力的な場面です。
最後に、この作品のシリーズは当初エイプリルフールのジョークとして企画されたようですが、実際に音声作品として発売されてよかったと思います。

当作品のサキュバスの声は子供っぽく妖艶さは控えめとなっており、個人的には大人っぽい声のイメージがある鹿乃仔氏の子供っぽい声は聴いていて何だか新鮮な魅力を感じました。
耳舐めや耳かきなどの効果音もすばらしく、聴いていると心地よいゾクゾクを感じることができます。
耳かきの場面では耳かき棒でも綿棒でもなくサキュバスならではの"あるもの"を使って耳かきをしますが、それが何かは聴いてのお楽しみです。

普通の耳かき音声では会話が多すぎて何だか落ち着かないけど、会話がまったく無い耳かき効果音の素材集を聴くのも何だか聴いていてさみしいと感じてしまう方もここにはいらっしゃると思いますが、そんな方々に是非購入して聞いていただきたいのがこの作品です。
声もとても落ち着いた感じの癒される声であり、会話は控えめですが女の子がそばに寄り添っている感じがよく表現されています。
作品が細かく分けられていて聴きたい部分だけを聞くことが容易にできる点も地味に嬉しいです。

題名に「うざい」とあるとおり、ネル子は耳かきの前後の場面ではうざい女の子なのですが耳かきをしている最中はそれほどうざくないため、落ち着いて耳かきを楽しむことができます。
また、めがみそふとが以前から発売している耳かき音声と同じように耳かきの効果音の質も高く聴いていて気持ちいいです。
耳かきパートだけで50分以上あり、おまけも充実していて税込み735円(平成25年11月26日現在)とお手ごろ価格であり、コスト・パフォーマンスは非常に良いため耳かき音声が好きな方あるいは初めて耳かき音声を購入しようとお考えの方にもおすすめです。

作品に「妹」とありますが、実の妹ではなく近くに住んでいる年下の幼なじみの幼馴染みという設定で、あなたに対してひそかに好意を抱いており、とある事情で落ち込んでいるあなたを励まそうと頑張ります。
作品の内容はとことんあまあまなフェラにこだわっており、その手のシチュエーションが好きな方にはたまらない内容になっています。

シリーズ第5作となるこの作品では耳かき音以外の効果音が以前の作品よりやや多く用いられており、以前の作品との差別化が図られた結果マンネリ化は防がれています。
ヒロイン・ひさめは序盤は雪女らしく冷たさを感じさせる声で話しかけてきますが、徐々に温かみを感じさせるものに変化していきます。

シリーズ第2作目となる本作品は第1作を聴いたことがない方でも楽しめる内容となっており、第1作は癒やしがメインという感じでしたが、本作品ではえっちい内容がメインという感じになっています。
作品の大まかな流れは、悠亞(ゆあ)お姉ちゃんとお風呂に入り体を洗ってもらっているうちに大事なところが興奮しているのがばれちゃって・・・となっています。
声や効果音もお風呂の声がよく通る感じが再現されており、臨場感があります。
優しいけどちょっとえっちい悠亞お姉ちゃんとの入浴をあなたも楽しんでみてはいかがでしょうか。

悠亞(ゆあ)お姉ちゃんは優しくて献身的なお姉ちゃんであり、七凪るとろ氏の声と演技もとても優しい感じで聴いていると安らかな気持ちになります。
耳を舐めながら手コキをするときのお姉ちゃんはあまあまだけど少しだけサディスティックで程よく刺激的な内容で、その後の添い寝ではスキンシップをとりながら聴き手を安眠へと導いてくれます。
姉属性持ちで耳かき音声が好きな方は必聴の一作と言えるでしょう。