●羽々音 小鳥 (CV:星咲イリア)
黒髪ロングの美少女。
事故で足が動かせなくなっていたが、手術により、杖をつかえば日常生活に支障がない状態まで回復した。
普段は車椅子と杖を併用している。
華奢で清楚な外見だが、話す言葉は強気で強情。
そして、とても涙もろい。
ソアリング部の部長として、騒がしくも楽しい日々を送りつつ、新たな伝説を作り続けている。
「気が付いたの。空は遠くなったんじゃない、広がったんだって」
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オール ピープル ミート イン ザ スカイ!
少年、少女たちは空と出会い、そして夢を紡いだ。
願いを重ねた翼で、雲の彼方をめざす夢。
舞台は、さわやかな風が吹き抜ける町――風ヶ浦。
少年・水瀬碧は今日も、仲間と風車の立ち並ぶ丘で風を待っている。
再び旅立つときがくるのを待っている。
白い大きな翼――グライダーとともに。
見あげる空は、どこまでも広い。
彼らが目指す場所は――遙か空の高く。
見慣れた夏の色。昨日の答えの続きを探しに。
碧は、この夏で部活を引退する。
しかし、ソアリング部はちょっとした問題を抱えていた。
それも、すぐには答えがでそうにない問題を。
小鳥は、不安をかかえていた。
かつて、逃げて来たこの場所で、夢見る可能性を手に入れた。
でも、肝心の夢が見つからない――
これは、カゴの中の小鳥たちが、次の空へ羽ばたいていくための物語。
夢を重ねた翼に、新しい風が吹く。
天音は、約束の答えをみつけた。
新たな仲間たちと、雲の回廊を渡る夢を叶えた。
懐かしい記憶とともに。
イスカは、その話に胸躍らせる。
みんなが眩しくて、苦しくなる。
ぼく、この奇跡みたいな空をもう一度――
これは、再会を果たした友人たちの、あらたな物語への序章。
姫城ほたるの場合。
来年の新入生勧誘のためにPVを撮ろう。
そんな中、ほたるのミスにより碧は膝を痛めてしまう。
責任を感じたほたるは、トビウオ荘に推しかけて、寮母の手伝いをかって出る。
「何でもいたします。お申しつけください、あおにぃご主人様」
時雨佳奈子の場合。
新学期初のテストフライトは台風で延期になった。
少しのトラブルはありつつも、いつもと変わらない一日のはずだった。
佳奈子は、いつものように眠りから覚めると、そこは、なぜか碧のベッドの中だった。
自身は裸、そして隣には同じく裸同然で眠る碧の姿が。
「もしかしてあたしたち、ヤっちゃった?」
●羽々音 小鳥 (CV:星咲イリア)
黒髪ロングの美少女。
事故で足が動かせなくなっていたが、手術により、杖をつかえば日常生活に支障がない状態まで回復した。
普段は車椅子と杖を併用している。
華奢で清楚な外見だが、話す言葉は強気で強情。
そして、とても涙もろい。
ソアリング部の部長として、騒がしくも楽しい日々を送りつつ、新たな伝説を作り続けている。
「気が付いたの。空は遠くなったんじゃない、広がったんだって」
●望月 天音 (CV:五行なずな)
何年も学園に居続けていたという伝説を持つ天才。
現在は発明家として、とても役にたつ物や、まったく役にたたない物などを作っている。
前ソアリング部部長。
天才で、実務、実技以外はなんでもこなせる凄い人。
外見は、すらりと背が高くとてもスタイルの良い超美人。
黙っていれば優しげな美人だが、性格は天然系。
「あの時は私と二人だけだったけど、今はこんなに大勢いる。仲間が」
●姫城 ほたる (CV:羽鳥空)
碧の幼なじみで、あげはの妹。
華奢で儚い外見の通り、少しおどおどした性格の女の子。
けれども芯はしっかりしている、らしい。
幼い頃は、幼なじみグループみんなの妹的立場だった。
碧に淡い恋心を抱いているが、姉に遠慮している。
基本的に受け身のスタンスで、何かを自分で決断するということが苦手。
「え、あ、うん、いいよ、わたしは……部員じゃないし……」
●時雨 佳奈子 (CV:優希芹果)
グラマラスで蠱惑的な雰囲気の女性。
あけすけで明るく、下ネタもOKなあけっぴろげな人。
空気が読めないようでいて、こっそり世話を焼いてくれたりと、一番空気を読むタイプ。
相手に踏み込みすぎない絶妙の距離感でアドバイスをしてくれる。
うっかり服を着忘れることと、飽きっぽい性格が玉に瑕。
「ここから碧くんたちが飛んでるの見るの、好きだったんだけどねー」
●水瀬 碧
主人公。
子供の頃は風ヶ浦に住んでいて、数年前に故郷に戻ってきた。
半ば成り行きではじめた女子寮の管理人だが、寮生の信頼も厚く、いまもその役目を続けている。
碧は家事全般ができる。
料理も得意で、掃除なども、やりはじめると熱中してしまう。
やや熱いバイタリティにあふれているタイプで何事も柔軟に、前向きに捉えていこうとする。
ソアリング部ではパイロットライセンス持ちとして、後輩の指導も行う面倒見の良さを持つ。
「あーもぉ、思いっきり飛びてーなー!!」
●美鷺 イスカ (CV:春日りか)
ロングヘアの美人だが、年齢に比べるとかなり幼く見える。
天音の親友で、あんちゃんこと達也の想い人でもある。
中性的で、表情が猫のようにくるくると変わる。
破天荒で、かつナイーブな性格のやっかいさん。
実は良家のお嬢様で、実家とはあまり上手く行っていない。
もとソアリング部所属で、グライダーのパイロット資格を有する。
現在の部活を立ち上げた人間でもある。
「……飛びたいってキモチをみんなが持ってるのなら、ぼくにできる限りのことをするよ」
●五十嵐 達也 (CV:小次狼)
幼なじみグループみんなのあんちゃん。
碧たちの幼なじみのひとり。
すでに社会人で、地元の町工場で働いている。
小さな工場だけど、ロケットの部品を作ったりもしている。
しなやかで筋肉質な体型のイケメン。
女性にもモテるが、よりおばちゃんにモテる。
「俺も、ソアリング部のOBだからな」
●姫城 あげは (CV:萌花ちょこ)
碧の幼なじみで、小鳥の親友。
昔はボーイッシュな元気少女だったが、今ではおしゃれに目覚め、コケティッシュな雰囲気の明るい美少女に。わりと巨乳。
碧、あげは、ほたる、柾次、あんちゃんの5人が幼なじみ。
手先が器用で、ソアリング部ではグライダーの整備や改良を主に担当している。
とても頼りになる、いい女。
「熱いとこ見せられるとさ、こっちも熱くなるわけ。“こいつを絶対飛ばせてやるぞ!”って」
●風戸 亜紗 (CV:雪都さお梨)
双子の姉。
一卵性双生児なので容姿は姉妹でとても良く似ている。
明るくほんわかとした雰囲気の少女。
少しドジで少し夢見がちだが、そんなところも魅力的。
誰とでも仲良くなれる亜紗は、仲間内の潤滑油のような存在になっている。
言い換えればペット。
祖父が所有する施設を、グライダーのガレージとして提供している。
「それならわたし、その計画に乗りたいです」
●風戸 依瑠 (CV:有栖川みや美)
双子の妹。
祖父は碧たちの通う学園の理事長をしている。
気だるげでややニヒリスト。
クールな性格、飄々とした雰囲気で、みんなとあまり馴染もうとしないが、姉の亜紗にはなついている。
好みや思考など、亜紗とは対照的。
頭が切れ無駄なことを嫌うため、ソアリング部の活動には否定的だったが、現在はやや考え方も変わってきている。
「わたしはやらないわよ。そんな面倒なこと」
●羽々音 ひばり (CV:遠野そよぎ)
小鳥のお姉さん。
可愛らしい外見でしっかりもの。
ただし小鳥に関してのみ、盲目的に小鳥ラブ!となる。
小鳥のクラスメートに「小鳥ちゃんをお願いしますね♪」と粗品を配ったりする恥ずかしい姉。
この街の企業でOLをしているが、何かにつけて小鳥のもとに飛んできてしまう。
小鳥的には、大好きだけど迷惑な人。
「だって、今日は小鳥ちゃんの晴れ舞台ですもの!お姉ちゃん、お仕事お休みしてきちゃった♪」
●雲居 朱莉 (CV:如月葵)
とても真面目でしっかりもの。
規則や決まりごとに従っていないものには厳しいが、理屈が通っていれば話は通じるタイプ。
人情家な一面もあり、堅物なだけではない。
ソアリング部に対して、改善要求を突きつけたりもしたが、先生達の理不尽な圧力から守ってくれもしていた。
天然な天音のコントロールが上手い。
「いいですか?交渉する時は、毅然とした態度で臨むこと」
●田崎 柾次 (CV:蒼井夕真)
碧の幼なじみのひとり。お調子者。
朱莉を信奉していて、彼女の影響で生徒会に所属した。
子供の頃から碧のことをライバル視して、やたらと張り合ってきた。
以前は碧に挑戦的な態度をとっていたが、今ではソアリング部に便宜をはかってくれるようになっている。
「まぁ、俺やいっこ下のヤツらはいいんだ。おまえらが、あの雲を飛ぶとこ……見てるからさ」
●ハット (CV:茶谷やすら)
コールダックという小さな種類のアヒル。
碧が来た時には、すでに寮に住みついていた。
誰が飼ってるわけでもなくそこにいる謎のアヒル。
実は、イスカが招き入れたという過去がある。
小鳥に懐いていて、車椅子の膝に乗ったり、一緒にお風呂に入ったりする。
誰かが作ったお手製のシルクハットをかぶっているので「ハット」と呼ばれている。
「グワッ、グワッ♪」
●霧乃 遙 (CV:白月かなめ)
ソアリング部の新入部員。
「っす」が口癖の、ちょっとゆるめの女の子。
誰とでも気さくに話すイマドキの子で、あげはとオシャレ話などしている後輩。
グライダーが飛んでいるところを見て、興味を持って入部してきたらしい。
ふわふわした性格で、そのうち辞めてしまうんじゃと、小鳥たちはひそかに心配している……。
「めちゃくちゃ気持ちよさそうだったから、自分も飛んでみたいなーって思ったっす」
●中村 晴海 (CV:佐和真中)
ソアリング部の新入部員。
長身で実直で、口べたな朴訥とした男子。
以前はバスケをやっていたが、恵風にソアリング部があると知って入学して来た。
趣味は模型作り。
とくに飛行機模型が好き。
碧の体育会系に付き合える後輩で、碧に可愛がられている。
「俺、マジで感動しました。恵風に来て……ソアリング部入ってよかったです」