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2016年05月14日
この作品の一番の魅力はこのエロ部分とローグライク的ゲーム部分が相互に関わりあっている所です。このゲーム、ステータスや状態異常のパラメータの豊富さ、装備耐久値やシステムの複雑さが相まって、なんとなくでも理解するまではすっきりしない部分が多いと思いますが、このつくり込みが余すことなく活かされ、それがゲームとしての楽しさ、作品への想像を掻き立てていると感じます。
道中のアイテムの取捨選択や、消耗後の進退の判断などゲームとしての面白さはありつつ、敵の集団攻撃や不用意な罠踏み、主人公の精神状態や装備如何によっては体力全快でもあっという間に行動を封じられてヤられてしまうので、慎重さを常に求められる難易度です。
アイテム残りわずかで装備は壊れかけの中、出口を探して敵から逃げ続けるも最後は捕まり倒されてしまう。そんな全力を尽くした後の大量のログが流れる様には、非常に来るものがありました。
また敵の種類が多くバリエーション豊富な攻撃をしてくるほか、エロい状態異常やトラップがたくさんあり、ステータスや行動に反映されるのも想像が膨らみます(勝手に服脱いじゃう罠とか好きです)。
大体の女の子モンスターには立ち絵があり(ある状態異常により見られる)、その辺の配慮なのかその女の子と戦い続けることのできるイベントもあります。
非常にやりこめる、すばらしいゲームだと思います。
味のあるキャラクターたちが織りなす少年漫画的王道ストーリーが大変な魅力のゲームです。
主人公たちの持つ思いやりや友情が溢れんばかりに、2人から伝わってきます。サブキャラクターたちも個性があって、ゲーム中の細かいテキストと合わさり、この作品の明るい雰囲気があるのかな、と感じました。
戦闘部分では味方人数が2人と少ない分器用で、ともに割と強力な技を覚えていくので、RPGとしてちょうどよい難易度だと思います。大概は適正レベルであれば覚えたスキルがそこのボスに有効にかみ合うので、戦術を間違えなければさくさく進んでいきます。
丁寧に作られた演出やちょっとした小ネタも作品の良さをひきたたせていました。
魅力的なキャラクターとストーリーの退魔巫女物語、おすすめです。
エロさだけでなくRPGとしての楽しさもある作品です。
戦闘は道中の雑魚敵には(一部を除き)強い技でサクサクと進みます。ボスには大概に対処が必要な行動があり、初見では負けてしまう場面もあります。戦闘前には装備やパートナーの取捨選択、戦闘中には有効な行動を見つけて狭い穴を潜り抜けるような、この過程がなかなか凝っていておもしろく、試行回数をこなせばクリアできるようになっています。
エロの元々のボリュームも十分ですが、主人公の状態によって小イベントや表情がところどころ変化してるのが細かくていいなぁと思いました。気に入ったシチュエーションがあればなおのことお勧めです。
エロとしてもRPGとしても、いい感じの作品でした。
2015年10月31日