Andyさんのレビュー一覧

SEX-BATTLEの先駆者SQDTが、長い沈黙を破り帰ってきてくれました。うれしい。

過去作は夢魔たちと互角の戦いを繰り広げるヒロイックな展開でしたが、今回の主人公は一般人の童貞なのでどれだけ強くなろうが勝ち目はありません。
相手が喜ぶような負け方をするということで、(成功すれば)必ずこちらは絶頂して相手は満足するという流れになるため、同ジャンルでありがちなSEXシーンを見るために手を抜いて戦うことがないのが特色です。
その辺の一般夢魔であれば、満足しさえすれば生きて帰してくれますが、ボスともなるとどんな結果になろうと生還は不可能です。

ブランドの特長である、品のあるテキストと音楽、現実性が崩壊していく演出は健在です。
複数の方がグラフィック担当として参加しており、コラボも含めて多様な女性に絞られることができます。
ボスバトルはフルアニメーションとの説明がありますが、コラボキャラもボス扱いでフルアニメーションです。
どの敵であっても多様な口上が用意されているため、道中の同じ敵との複数回の戦闘や周回プレイが苦になりにくいです。
5体の夢魔(ヒロイン)は、それぞれの出番は短めですがキャラが立っていて、もっとエピソードが見たいと思わせる魅力があります。
ストーリー面は、体験版で雰囲気をつかめる通り、基本的に主人公たちが一方的に殺されてヒロインが退場する(満足して帰っていく)残酷で暗い展開です。
ラストの受け取り方は人によって異なるかもしれません。


なお、Ci-enではエイプリルフール企画としてヒロインが男体化したバージョン「インキュバス♂アカデミア体験版」が公開されています。(2020年4月)
こちらとは打って変わって明るくテンションの高いストーリーです。背景設定も違うものになっているのではないかと思います。
イケメン・コンテンツやボーイズラブに抵抗のない方にはおすすめできます。私は加夢衣君推しです。

人間戦車シリーズの2作目です。
第1作は帝国側の話でしたが、今回は帝国と敵対する王国の側の話です。
人間戦車の種類が増えて、さらに帝国・王国両方の戦車が使えるようになったので前作の2倍以上の種類の人間戦車を使う事ができます。
ステージは、サブストーリー「富士樹海大洞穴」(要追加プログラム)によって大幅に増え、種類の増えた人間戦車を存分に使い倒す事ができます。
編成の自由度が高く、バランスは少し大味かも。
全体的にやり応えのあるゲームだと思います。

戦闘コマンドを、順番・起動条件・優先順位などとともに設定し、そのプログラム同士を戦わせるゲームです。
プレイヤーと敵が使える命令は同じで、いかに相手のプログラムの弱点を見抜き、そこをつくかが重要になります。
そういう意味で、このゲームはパズルです。
シナリオAでは、レベル(ステータス上限)を上げて再挑戦することができるので、ごり押しも不可能ではありませんが、シナリオBはレベルが固定されるので、難易度が上がり、パズル要素が強まります。

アリーナでは他のプレイヤーが組んだプログラムと戦う事ができるので、シナリオを全部クリアした後でも楽しみが続くところも良いです。

フリーゲーム『愛と勇気とかしわもち』『いりす症候群!』の流れを汲むゲームです。キャラクターは『かしわもち』からで、ゲームシステムは『いりす』の要素があります。
アクションパズルとしてはかなりとっつきやすい部類で、操作は「ブロックを射出」「ブロックを勢いよく射出」の2つだけです。ブロックをお菓子にぶつけて動かし、同じお菓子とぶつけることで消していくゲームです。
ゲームとしてはかなり小粒ですが、高難易度でやりがいはあります。

イラスト集は、音楽が流れる専用ビューアがついていて、ファンにはとてもうれしいものでした。

衣装による差分が大量にあり、カラーバリエーションも豊富なので、着せ替えて立ち絵を眺めるだけでも結構幸せになれます。
イベントは大体レズレイプで、その範囲内で多様性があると思います。

RPG部分は、苦手な人には厳しいかもしれません。独特の戦闘システムは取っ付きにくく、レベル上げにも多少時間がかかるので、攻略=イベント・衣装の収集には結構な労力を要します。

体験版でRPG部分に適応できるか確かめてから購入した方が良いでしょう。