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本作は、ラップをモチーフにした電子ドラッグ的音声作品です。
様々な手法でユーザーをトランスに導きセックス体験をさせてくれるシロイルカさんですが、今作はラップがテーマ。
全編を通じてビートが刻まれるのが特徴的です。
ビートに乗って柚木つばめさん扮する謎の美少女がラップ調で囁きかけ、淫靡なセックスへと導いていく。
深夜に訪問した謎の美少女とのワンナイトラブは日をまたぎ、朝になっても終わらない。
そんな極上のセックスが楽しめます。
<非>催眠オナニーとありますように、この作品はいわゆる「催眠音声」ではありません。
催眠の技術とは異なる手法でトランスを誘発している。
リズムを自然と受け入れて、まるでライブ会場で乗るような感覚でセックスに興じる作品です。
ミニマル的な文章の繰り返しといい、手法としては催眠より洗脳に近いニュアンスがある。
単純刺激で興奮を盛り上げる内容はそうした気配が濃いです。
ところで、催眠音声の表現を借りれば、この作品の構成はセルフ→ドライ×3という特殊な物。
作中の描写に従えば、直接シコシコするのは最初の「【#1】突然の来訪者~ミーナ in da house~」におけるオナニー見せ合いだけですね。
とはいえ、そこまで厳密に合わせる必要もないわけで。
絶頂描写は各パート1回ずつ。ユーザーは好きなようにシコシコして好きなパートで射精すればいいでしょう。
各パート15分程度なので、パート単体で普段遣いするのも良いと思います。
リズムの盛り上げに加えて、所々で興奮を煽る表現やシチュを強調する言葉が加えられ、気分は順調に高調していきます。
こだわりを感じる中出し描写も良い。
何より、柚木つばめさんの甘やかな声が本当に突き刺さります。えちえちであまあまです。
ビートを刻む耳かきなんておまけ音声まで付いてるのも面白いところ。
特殊な世界観の作品ですが、アッパーにトリップしてエクスタシーまでぶっ飛んでみたい方にお勧めです!
2021年05月23日
本作は、シロイルカさんが独自に切り開いた「トリップオーガズム」という催眠音声と似て非なるシリーズの一作です。
今作で初めて触れましたが、なるほど、これは新しいスタイルです。
催眠音声の辺縁系というか、催眠音声のデフォルメをし、その上でアレンジした構成なのですね。面白かったです。
導入の、意味の取りづらい言葉の数々は「混乱法」的。
そこからの誘導は「意識が」という言葉を足せばわかりやすくなります。
催眠術の目指すトランス(奥の楽しい場所)へ向かって、「意識が」走っていき、「意識が」飛んでハミ出て、「意識が」飛んで、ぐるぐる回る。
デフォルメされた表現ゆえに、単純な擬音語の繰り返しなども(催眠術と違って)必ずしも悪手ではない。
単調なビートと繰り返される言葉が、陶酔的に意識を揺らしてきます。
そしてエッチパートはシンプルにプレイを極限化している。
聞いていて感心させられたのですが、催眠音声が持つ「面倒くささ」と「予定調和」をクリアしている印象がありました。
ここで感度が十倍になる、テンカウントが終わったら射精する、といった難しさがこの作品にはない。
ただ、
「いっぱいこすりつけて」
「もっと突いて」
「イク!」
という端的な要求と描写があるだけです。
それでも、導き手が聞き手と一体化した設定が有効に働き、状況が暗示的に働く。
それも絶頂に向けてどんどん表現はシンプル化し、聞き手はただイクことにだけ集中できるわけです。
このシンプルさは、わりと催眠音声側も学ぶべきものがある感じがありますね。
というわけで、一催眠音声ファンとして興味深くプレイさせていただきました。
これは催眠音声のデフォルメであり、新機軸でもある。
人気があるのもうなずける作品でした。これは本当に凄い。
内容的にドライの流れで、シコシコする指示がない点だけ注意すれば、非常に面白い体験ができる作品です。
むしろ催眠音声慣れしてる方にこそお勧めしたいかもですね。
本作は、全編を通して赤ちゃん言葉で罵倒されるオナサポ作品です。
ママにおねだりしたヘンタイ赤ちゃん(聞き手)は
「感じてる顔、気持ち悪いでちゅね~」
などとほんわかと罵倒されながらシコシコできる、そういう作品です。
一部本音を模したきつめの声の罵倒がありますが、全体的には赤ちゃんプレイ的なあま~い声音が中心です。
台詞の内容は結構直接的です。
「臭い」「キモイ」「変態」と言った直接罵倒が目白押しです。
また、変態プレイを強いられて「こんなことするなんてヘンタイでちゅねー」と罵られたり、サディスティックな理不尽さなども所々で垣間見える。
チンポビンタのようなシチュなど、肉体的な責めもある。
スローオナニーな箇所もそこそこありますから、心身共に追い込まれる印象の作品です。
あと、左右の手を使うのでちょっと忙しめです。
他方で、耳舐めや喘ぎ声といったわかりやすい形で興奮を煽る材料もあります。
中でも唾吐きは、その性癖がない方にも刺さりそうな素敵な展開で置いてくれている。
マゾ性が強い一方で、プレイそのものはかなり甘みも含まれています。
最後の射精パートも、2や3はシンプルに盛り上がりやすい。良い射精を楽しめるフィニッシュです。
どうしてもマゾ性が要求される作品ですが、そうした性癖持ちの方にとっては癒し系に分類してもいいかもですね。
特に中盤以降の赤ちゃん言葉全開で進む展開と、射精パート3でのフィニッシュ辺りは愛情すら感じられる。
意外に素直に「ママぁ!」と甘えられる作品です。
そらまめ。さんの演技も、本当に甘い。
罵倒の毒が心地よく体に送り込まれます。
小馬鹿にされることに性的興奮を得られる方なら濃厚に楽しめる作品です。
個人的には亀頭オナニーパートもお勧めしたい。飛ばさない方がいいと思います。
余談ですが、口内射精直後の唾吐きを期待してちょっとドキドキしてたんですけど、さすがにそこまでマゾ向けではない仕様でした。(笑)