自虐ファンさんのレビュー一覧

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    (役に立った数:3件)

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    (総レビュー数:2件)

投稿レビュー一覧

  • 家畜妻の歌 [荒縄工房]
    ノベル
    家畜妻の歌
    荒縄工房
    550
    / 50pt(10%)
    過激SM小説。若妻は幸福の絶頂から7人の男たちに飼育調教される家畜妻にされ地獄のような被虐の日々をおくる。
    (61)
    グロテスク表現あり
    販売日 : 2012年02月15日
    • レビュアーオススメ!

    2012年04月06日

    前編が主人公のモノローグで語られ、淡々とした表現の中に
    主人公の心の動きが綺麗に表現されています。

    常識により反射的に浮かぶ言葉に対し、主人公は自分の心に問いかけながら
    本当に求めるものを見つけ出し、その両者の葛藤から一歩ずつ階段を昇っていきます。

    同時に、主人公の彼に対する想いが徐々に変化しながらも純粋なものへと進化していき、
    それが階段を昇る後押しをしてくれるように感じました。

    作者独特のリズム感で、厳しい内容が重くなりすぎることなく素敵な作品になっています。
    強くお勧めいたします。

    2人 が役に立ったと答えています
  • 小説『堕ちる』特別編 [荒縄工房]
    ノベル
    小説『堕ちる』特別編
    荒縄工房
    550
    / 50pt(10%)
    自虐版罪と罰みたいな自虐の虜になったOLの姿。
    (76)
    グロテスク表現あり
    販売日 : 2011年11月09日
    • レビュアーオススメ!

    2012年03月15日

    自分の自虐への要求に対して、素直に生きようとし、
    受け入れようとする主人公の女性と
    それを利用しようとする周囲の人間を、淡々と軽妙な
    スピード感で書かれている。

    食糞や極端な身体の拷問改造も含まれているが、
    どれも重くなりすぎることなく表現されており、
    主人公の気持ちに入り込むことができる。

    個人的には苦痛や戻れない改造に対して、主人公が
    受け入れようとする気持ちと同時に生じる葛藤や、
    拷問中の様子などについて、さらに詳細に書かれて
    いれば尚嬉しいと感じるが、それらがさらっと流れる
    ことで、重くなることを防いでいるのかもしれない。

    私にとっては、最も心惹かれる小説です。
    本小説のジャンルに興味がある方に、オススメしたい
    作品です。

    1人 が役に立ったと答えています