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絵柄もストーリも、ちょっと昔のSM小説風で、読んでいて懐かしさを覚えます。
何の罪も無い少女が、ヒヒじじいの目にとまったという理由だけで、拉致されSM
娼婦として調教される、その理不尽さがグッド。
縄目がきちんと描かれているし、少女の表情も苦悶や羞恥に耐えるさまが良く出て
いて、昨今のすぐアヘ顔をさらすエロ漫画とは一線を隔しており、SMに造詣の深い
作者だということが良く分ります。
フェチ版がオマケとして付いていて、最初ドコが違うのか良く分らなかったのです
が、気づくと中年おじさんの(作者の)こだわりが見え、思わずニンマリですが、個
人的には「フェチ版」よりも「ピアス版」にして欲しかった。
調教アイテムも貞操帯・縄・青竹等がメインで、レトロな責め中心なため対象年齢
高めです。
サークルの人には、申し訳ないと思うのですが、声優つながりで購入しました。
作品としては、ワンコインで音声・アニメ付き、しかもストーリの方も、雪女の
悲恋をきちんと水準以上のレベルでまとめており、賞賛に値します。
他のレビューの方たちと同様、「買って損は無い」のは断言できます。
少し前の、別の作品で「分倍河原 シホ」さんが人妻奴隷を演じているのを聞き、
ファンになりましたが、この作品の声を聞いて、(元から芸域が広かったのか?)
上手くなっていると感じました。
元々きれいに澄んだ声が持ち味で、普通の若奥様が似合いそうな声だと思ったので
すが、その作品ではメス奴隷の悶え声とのギャップが気に入り、本作では、子供時代
のロリ声と大人になってからのクールビューティー(雪女だから、当り前?)を使い
分けており、また、別の一面を見た(聞いた)気がします。
やはり、CV(声優)の出来も、作品のレベルに影響する、というのが良く分った
ので、今後は単にヴォイス付きだけでなく、CV欄も見て選択したいと思います。
私は、鼻輪責めが好きなので、表紙絵を見て「取りあえず鼻ピアスとかのエロ絵が
見られれば良いな」と、大して期待せずに購入したのですが、ゴメンナサイ、とても
面白かったです。(ナゼカ「純愛物」に分類したい?。感動できます!)
何で面白かったのか、自分でも説明し難いのだけれど、多分この作品は普通のSM
調教物の逆を行っているトコロに新鮮味を感じました。
普通の調教作品は、高貴なお姫様とか無垢な少女を調教して、如何に淫乱最下等な
メス奴隷に堕とすかが醍醐味なんですが、この作品のヒロインは最初から、心も体も
(呼び名まで!)メスブタですが、ちゃんとヒロインしてます。
ピアス付で薬中で淫乱(ガバガバ)で「三重苦」の雌豚が、童貞少年と邂逅し変態
セックスをレクチャーすることで、自分が失った「光(普通の女の子の心)」を取戻し
て行く、アダルトノベル版の「奇跡の人」か「青い体験」かと言ってもいい作品です。
(ちょっと誉めスギか? ご都合主義の「偶然」が多くて、幾つかツッコミたい所は
あるけれど、ストーリーの構成上は「必然」なので仕方ないでしょう。)
購入時に、表紙カットの「黒目線」がすごく気になってはいたのですが、読み終わ
って理解できました。(ネタバレ? そういえば首輪したシーンが、一つも無かった。)
2010年02月23日
本当のところ、海野やよい先生はオリジナルSM一辺倒で、アニパロとかは描
かない作家だと思っていましたが、本職のSM漫画(レディース含む)とは別に、
「みりん」という同人サークルとしては、色々アニパロも楽しんで描かれている
ようで、本作は「少女□命ウ○ナ」のアニパロです。
しかし、アニパロ作品を描いても、結局SM調教ものに行ってしまうのはサガ
でしょうか? 作者本人もアニメは見ていないようですが、パロディとして原作
のイフの世界がちゃんと描かれています。
「バラの花嫁」も調教で「牝ブタの奴隷」に堕とされては、少女たちに革命は
起きず、ただ破滅していくだけ・・・(合掌)
絵柄的には、だいぶ古い作品ですが、アニパロには最近のレディースの大人の
絵柄より、このころの丸い絵柄の方が合っていると思います。
この作品で、海野やよい先生のSM風味に毒されたら(気に入ったら)、新旧
を問わず、他の海野やよい作品に手を出してみるのがよろしいかと思います。
(個人的には、最近のものより、ある程度古い方が情念が篭っていて好きです。)
○学生の時から実の両親に調教され、○○入学と同時に本格調教開始で、可哀想な
少女がマゾ牝に飼育され、その後捨てられるまでを過激に描いていますが、少女自身
のモノローグで淡々と語られるストーリーと、責めや調教のシーンだけを切り取った
イラストは、その過激な調教内容ほどにはひどくは感じられず(少女自身も、可哀想
ではあるが、マゾであることを受け入れている達観が見られ、そんなに不幸だとは思
えない)、ちょっとエロい紙芝居でも見ているような、不思議な感覚の絵物語です。
主人公の少女(久美)は、首輪、露出、ピアス、刺青(タトゥー)といった責めを
次々と受け、マゾ牝へと成長(堕落)していきますが、この作者(鬼薔薇先生)の世
界では、極めて標準的なマゾ牝のスタイル(ユニフォームみたいなもの?)です。
これらの調教が過激すぎて付いていけない、と言う方は、同作者の少し前の作品で
「マゾ牝小夜曲(セレナーデ)」で、未衣ちゃんがピアス付きですが割りとユルーイ
責めで、調教されています。
(たぶん、裏設定で二人は同級生です、2作品を比べて見ると面白いと思います。
シリーズ化したら良いな、と期待しているのですが、○2才マゾ牝が氾濫している
○○校というのは、さすがにヤバイかな?)
私は、この作品が出てくるのを、首を(首以外も)長〜くして待っていました。
2007年の同人誌の再編集とされていますが、実際はもっと古くて、2003年の11月
から「まんが哀○」に連載された「未由間すばる」名義で最後の商業作品です。
マゾの性癖を自覚する少女が、自ら奴隷になることを選び、堕ちていく過程を
少女本人の告白で描いており、かなりマニアックな作品ですが、ある意味SMの
極致であり、私のSM好きのツボにはまり続きが読みたくてたまらなかった作品
なんですが、なぜか4回で連載打ち切りになって非常に残念だったことを覚えて
います。
ペンネームも、この連載の途中で「鬼薔薇」に変更しており、
もう一度この作品を読むことが出来るとは思っていなかったので、
とても嬉しいです!!
願わくば、DLの出品速度を速めて、早く続きを読ませて欲しい作品です。
2010年02月01日
正直言って、100円は超破格の価格設定で、極めてお買い得の作品です。
女忍者(くのいち)と悪の怪人のセックス勝負をテーマに、ある意味、女忍者系の
18禁マンガとしては王道のストーリーを、てらいもなく描ききっています。
各種淫術のネーミングや、その表現もよく考えられていて、ストーリーの方もよく
煉られており、二転三転の逆転のあと、ラストシーンにチョット捻りが入っています
が、わりと標準的な出来の作品だと思います。
私は、「期間限定100円!」に釣られて購入しましたが、おまけのカラーCGが
かなりエロく、クノイチ陵辱に触手が動く人なら、値上げされても損は感じない、と
思いますので、女忍者好きにオススメです!
たぶん、この作者の師匠(心の師)は、結城彩雨先生(1980年代から、肛虐一すじの大ベテランSM小説家!)なのだろう、と感じました。 人妻が息子の同級生に犯され、ひたすらアナル調教を受け、最後には・・・といったストーリー設定から、浣腸、卵産み、褌、露出調教といった責めのシュチエーションまで、往年の結城作品のSM世界が、現代風にアレンジされて見事にヴィジュアル化されています。
ストーリーは、若干年配のSM好きな方向けですが、絵的には「高校生の息子がいる」設定がドコカに飛んでいってしまっているような、若いヒロイン(正直、最初見て義母か姉かと思うぐらい)なのでナニ(?)も心配いりません。
他の方のレビューにもあるように、責め絵のシーン数が少なく、このシーンが見たいのに文書の説明だけで、後は読者の妄想にオマカセ的な処まで(挿絵の少ない)昔のSM小説の雰囲気です。
やはり、声(声優さん)が良いです!、絵に合った若いすずやかな声で、最初の家族の会話の淑やかそうな母親が、淫らに悶え責めを哀願し、奴隷宣言や奴隷契約書の読み上げまで多彩に演じてくれており、そのギャップに股間が熱くなります。 思わず「分倍河原シホ」さんのファンになってしまいそうです。
2009年12月17日
ごめんなさい、3部作の3作目しか購入していません。 原作も知らないので、
勝手な作品評価になってしまいます、申し訳ありません。
上の作品紹介で、「リョナ系マンガ」と紹介されていますが、私には、本作品は
「ダルマ(四肢欠損)系」に分類されるべきである、と感じました!
(アレ、「リョナ系」の定義は、殴打だけでなく、四肢切断も含むんでしたっけ?)
昨今の、切断系なのに純愛系とか、スプラッタコメディーとかの作品と比べても、
十分に「切断系」の残虐性・猟奇性や、ヒロインの無力感を表現できており、私の
「切断系」コレクションの中でも、かなりの水準に達していると思います。
ヒロインが自分から動くシーンは無いので、「人犬」にはなっていませんが、
絵のレベルも高く「切断」好きの諸兄にオススメです。
私は、この作者(海野やよい)さんの数十年来のファンで(うそです、正確には
二十数年ですが、それでも歳がバレルかな?)基本的には、新しい作品を見かけたら
購入するようにしていますが、商業作品はリメイクで表題だけ変わっていたりして、
同じものを何冊か買った経験も有りますが、同人作品ではそういうことは少ないので
安心して購入できます。
内容的には、何も知らない少女が、メイドとして雇われながら非道な主人に騙され
肉体改造され、実験により淫らになってイク自分を認め、M女として堕ちてイクのを
受け入れてイキ、最後には完全なマゾに・・・と言う、この人の作品としてはかなり
オーソドックスなストーリーです。
私は、この先生の作品には、慣れると読まずにはいられないような(ある意味麻薬
のような)習慣性があると思います。この先生の作品群はM女の心情を、女性の視点
で描いており、SMに対するこだわりというか、愛情が強く感じられます。
先生自身も、なか書きで「描きたいことの本質は変わらない。」と言われているよ
うに、絵やストーリーは今風のものに変わっても、昔の「古き良き時代のSM小説」
のエッセンス(香り)を残している、読み応えのある作品であると思います。
あと、初出が10年以上前の作品ということで、絵柄が途中で変わっています!!
2部と3部の間が数年離れていて、後から書き足した数ページが最近のレディスコミ
ック風で、線が細く等身も長くなっているため、2種類のメイドさんの雰囲気が楽し
めます。