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作品内容
創造神に愛された大地は血に汚れ、空は血霧が舞う、陰鬱と変貌した世界。
魔族の領域は既に魔界と化している。
大気すらも魔に染め上げ、力無き人間がそうと知らず入り込めば、半日経たずに死するが関の山。
只なる人ではあらずとも、むしろ只なる人よりもなお純白の聖気を纏う聖騎士などは、より苛烈に暗黒の瘴気がその身を蝕む。
瘴気――人間の大敵たる魔族のもたらす毒。
その文字通りの魔の手、魔王フォボイルによる圧倒的な蹂躙は人類最後の希望たる神聖王国オーシェンにも迫っていた――。
~~~~以下抜粋。
人々の中に澱のように沈殿していた敗北感、広がる闇に天上の神が一つの手を打った。
「お前達は人間の尊厳を捨てるのか! 魔族に媚びへつらい、魔王の顔の色を窺い、戯れに襲われ喰われる。そんな世に諾々と生きるというのか! 集え! 誇り高く生きる事を望む人々よ! 剣を持て! 立ち上がれ! 人の強さ、彼の者どもに見せつけてくれようぞ!」
明けない夜はないと知らしめる為に遣わされた、一人の少女によって蔓延る闇の毒は祓われる。
そんな少女が、穢されるお話。
PDF、txt同梱。1万9千字程度