そらりさんのレビュー一覧
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狐の少女ナコは、とある理由によって、大きな孤独と後悔を抱えています。
聞き手は、そんなナコの思いや存在を受け止め、孤独を埋め、感謝され、互いに熱を帯びはじめ。
全編通して、求められている、与えられている、という幸福を目一杯味わえます!
終始、ナコは聞き手を気遣い遠慮するように、一歩引いた言動を多くするのですが、
ストレートな言葉を使わずとも、少しでも長く一緒にいたい、別れたくないという本音がひしひしと伝わってきて、それがとにかく愛おしい!
特に最終トラック、二人の別れの惜しむナコの様子は、寂しく、健気で、、、必聴です!
音声作品は聞き手が愛情や癒しを受け取る一方通行になりがちですが、聞き手が与えられる存在になれる構図というのは、貴重で有難い限りです・・・!
レビュアーが選んだジャンル
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2018年08月04日
■物語パート
ファンタジー系の音声作品は数多くありますが、特に本作は細かい設定一つ一つにリアリティがあり、
エッチパートだけでなく、物語パート単体でも純粋に楽しめました!
精霊の存在や立ち寄る町の人々や文化、行商人としての生活習慣や道具等、省かれずに作り込まれており、これからも続くであろうルーナとの旅をもっと見てみたいなと・・・そう切に思いました。
■エッチパート
性的なことに対し基本的には真面目である為、建前としては、やんわりと抵抗するような態度を見せますが、作中通してエロさは全開です!
扇情的な踊りや公衆の場での行為など、持ち前の好奇心でどんどんチャレンジしちゃいます。本心では積極的に性を求めてくれている、そのギャップの破壊力たるや・・!
清楚さとエッチさを両立させている、みもりあいの様のお声がすごくマッチしています!
ダークエルフという出自から、ルーナは自身に負い目を感じているのですが、
その分、心を許すのはあなた(行商人)だけであり、互いに唯一無二のパートナーであることを感じられるかと思います。
こんな相方と二人旅ができたらなぁ、と暖かい気持ちになる、そんな作品でした!
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過去二作の”しろねこ”時代とは違い、一分の隙も無い完全なイチャラブ全開の後日談です!
前半の日常パートも、聴いていてニヤけてしまうような何気ない普段のやり取りや、二人の関係性が分かるエピソードが多めに描かれており、物語重視の私には大満足でした!
音声作品とラノベの良いとこ取りしたような印象です!
怒ったり泣いたり、良い雰囲気になったり・・陽向葵ゅかさんの演技もすごい・・!
エッチパートは全てバイノーラル編集になっており、聴こえてくる息遣いが近く、イチャラブな密着感をしっかり感じます。
言葉の端々や声色からも、愛情や、自ら望んでしていることが伝わってきて、白濁録とは異なる本来の素の感情が垣間見れます。かつてない程甘々で、本当に、報われて良かったなと・・陳腐な言い方ですが、そう思いました。
過去作を聴いていたユーザー様ならば、今作で辛い過去を認めて乗り越え、お互いの気持ちを確かめながら求め合う様子はとても愛おしく感じるのではないでしょうか!
初見の方で、本作が目に入ったのなら、是非とも過去二作も聴いてほしい!私はこのシリーズに出会えて良かった、と自信を持ってオススメ致します!
長文すみませんでした!
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淫紋の力がさらに強くなりエライことになってます。
感覚が完全にサキュバスのそれになっており、主人公の方から積極的に乱れる姿はすごくエッチです!
自分の行為にドン引きし唸りながらも、恍惚と行為を思い出し次に期待してしまうシーンがかわいくて好きです・・・。
元男の子の主人公が女性の体を使って誘惑、という状況だけでも面白いのですが、その相手が性に不慣れな男の子とあって、さらに輪をかけて倒錯的なシチュエーションに・・・。
主人公、相手の男の子のどちらに感情移入しても、背徳感で新しい扉が開きそうです。
また、バイノーラルの導入で、ねっとり絡みつくようなアキラの誘惑や息遣いが感じられます。
場面の状況描写と立体音響の聞こえ方がマッチしていて、通常編集以上の臨場感と威力は必聴です!
前作から聴くのが最もオススメですが、上記のようなシチュエーションにビビッときた方は、今作から聴き始めても楽しめると思います!
本編ではあまり掘り下げられていなかった、しろねこの娼婦時代のエピソードが綴られています。
前作と同様、人によってはキツい表現がありますが、イラストに描かれている以上に残酷な表現はほぼ無い・・と思いますので、過剰に警戒する必要もないかと思われます。
・内容について
娼婦として活動し慣れてしまった、しろねこの振る舞いや心情が独白形式で語られます。
わざとらしく“しな”を作った甘い声と、独白部分での渇き切ったような淡々とした声の使い分けがとても効いており、娼婦に徹するしろねこの様子がありありと伝わってきます。
また、前作とは異なり男性側の声は入っておりません。台本に相手側の台詞が記載されてますので、もっと可哀想でも大丈夫!って方はそちらも確認するとより楽しめそうです!
全体的に少し鬱々とした雰囲気となっており、しろねこの苦痛や怒りが前作以上に表現されています。
これを聴いた上で本編を聞き直すことで、より物語に深みを感じられるのではないでしょうか!
2017年11月28日
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